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食料問題への基本的な考え方

テレビを見ていたら、外国の食糧調達を心配している国が、土地の買占めに走っているらしいです。 食料自給率が30%の韓国、経済がどんどん成長しているが、人口も非常にふえている中国やインド。そんなに遠くない日に、石油がなくなり、経済力が落ちていく中東。 日本も自給率が低く、国と国民の安全のために、食料確保のはやい対応が求められるのに、国内農業団体は「国内自給を優先しろ」と言い、国の作戦がまとまらない。 世界人口は2050年くらいに、90億人まで増えるそうだから、2年前の食料危機は、また、起きそうです。「のどもと過ぎれば熱さを忘れる」。 わたしたちは、食料問題に対する基本的な態度を決めるために、どんな知識をもつべきでしょうか? 専門家は、どっちの考えをする人が多いのですか? 関する参考になるサイトを教えていただけたらうれしいです。

  • 農学
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  • fumi26
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回答No.1

マスコミは、常に新しいことを強烈な印象で報道することをよしとしております。限られた時間では客観的に報道することは無理で、先日の放送は過去の教訓や現時点の国際的な意見を適切に伝えてはいなかったと思いました。 (1)教訓:40年も前、日本の商社がインドネシアで穀物用のトウモロコシを大規模農場で栽培し、日本への輸入を試みたことがあります。栽培上の問題に加え、インドネシアの穀物不作から、インドネシア政府は輸出禁止を行い、この事業は分解しております。エゴや短期の利益追求による、国際的な穀物供給(収奪)は、現地政府や住民にとって犯罪と映る場合もあります。 http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/096/0386/09603010386003c.html 昭和57年の国会議事録には、その経過が詳しく記録されていますので、参考にしてください。 (2)他国の農地を買い取り、借り上げて、自国の穀物を確保する行為はいかがなものか、疑問が起こることも当然です。昨年、当事国と先進国との協議で議題になっておりますので、要約を添付しておきます。日本の商社、一部の国が他国の耕地を利用して穀物を確保する行動には、厳しい批判があります。特に、安易にバイオエネルギーとしてトウモロコシを確保する行動は、確かに目に余るものがあります。ここでの議論は、私は正当であると思います。 (3)日本の戦略に不信感をお持ちのようですが、まず日本の農業再建を試み、日本の知的・物的資源を利用し、国際協調や技術援助をもとに、穀物を海外から安定的に確保する、この考えに間違いはないと思います。現在の食生活を維持するには、耕地面積は必要の2割程度ですので、それは不可避と考えます。海外から日本を眺めれば、日本は世界最高のパラダイスで、あこがれの自由の国です。  安易に他国の耕地を利用する傾向は品位のないことで、信頼は得られないと感じます。さらに、日本と世界の農業に関心を強めることも大切ですね。

参考URL:
http://www.nouminren.ne.jp/dat/200907/2009072706.htm
FPSPJapan
質問者

お礼

fumi26さんのご説明で、全体の感じがわかりました。感謝。 貧困国への国際世論が大きくなっているときに、国際的な協調の大事さ。 57年の国会議事録は興味深かったです。農業開発の技術の未熟を感じました。 そうは言っても、国内農地では食料確保が20%しかできないわけで、その中で、日本の農業の対策を考える真剣さが増加すると思いました。

FPSPJapan
質問者

補足

fumi26さんのお答えになった、野菜の旬に関する参考サイトを見ました。こちらも興味深かったです。 http://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/joho/0811/joho01.html 子どもたちの、いろいろなトピックの楽しみ学習をコーチする立場です。面とむかったコーチをやっていますが、以外に、ネットの場(子どもリサーチ掲示板)を設けました。 http://8blo.com/kodomo2/ 特定のメンバーしか実際には見ないですが、fumiさんのサイトなども子どもたちに紹介させていただきます。

その他の回答 (1)

回答No.2

専門家ではなくただの農学部生ですが どんな知識を持つか。私は『正しい農』の知識をつけること。 だと思います。例えば、今はオーガニックやら無農薬・有機栽培ブームで=健康なんて志向ですよね。区別さえついてない人も多数います。 農薬=危険 というマスコミに操作された刷り込み。などなど挙げればキリはありませんがこういった誤った知識を理科や家庭科でも何でも良いので教えて良く必要があるかと思います。 間違いなく、現行農業ではこれから先供給が不足します。 解決するには農薬の研究と発展・育種方法・GM作物をはじめとする新しい作物の開発等の科学による農業が必要でしょう。 本当は、これらを使えばもっと自給率は伸ばせるのですが消費者が買ってくれない、政府も無知なために奨励しない。 どうも世間は『科学』を使ったモノを口にするのを嫌がりますが、その原因は上記による正しい知識不足ものだと私は考えます。 日本は土地は狭いですが、農業に必要な水と光は十分にある国です。 あとはお得意の技術力で工業化でも何でもすれば良い、と思います。 国外に農地を作るのは私個人的には賛成しかねます。 もし、戦争などが起こり自由に交易ができなくなった場合、孤立した島国である日本はあっという間に滅びます。アメリカだっていつ裏切るか分からないんですから。 ちなみに土地の買い占めですが、アメリカ、中国がやっている買い占めは食糧調達のためでなく、お金のためです。そこで麦なり何なりを作らせ、外国に売るためです。(まぁ中国は一部自国のためもあるでしょうが)彼らはこれから先『農』がお金になると見越しているのですね。 日本でも、一部総合商社が動いていますが国策でやられては勝てませんね・・・

FPSPJapan
質問者

お礼

hiro_guineさん 回答ありがとうございます。1つの観点がはっきりしています。 食料供給がいきづまってくると、一層の突き詰めた把握が必要になります。農薬やGMを消費者が敬遠できるのか、外国農地の確保が安全保障上どこまで頼れるのかなどです。国民が自身の選択を決めていく、とても苦手なことをやっていかないといけないようです。

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