• ベストアンサー

昔の日本の教育状況についてです。

昔の日本の教育状況についてです。 1:「終戦後の1950年頃から1969年末ぐらいまでは義務教育を終えた後、働きに出る人が多かった。」との話を聞きましたが、 そうなると当時は今とは違って高校生は結構エリートで、大学生/短期大学生は東京大を初めとする国公立大学と、早稲田大や法政大等私立の大学/短期大学との入学難易度の差はあれどさらに「選ばれし者」との認識だったのですか? 2:質問1と関連しますが、当時は商業や工業等実業系統の高校が入学人気が高かったそうですが、その点については? 3:当時の東京大や京都大等難関大学の入試にあたっては「四当五落」という言葉があったほど、受験競争が激しかたっとのことですがこの点は?又大学生はどの大学も多くの学生が詰襟の学生服を着て登校し、女子学生は文学部でさえ少なかったとの事ですが---。 4:調理等専門学校の位置づけは当時どんなものだったのでしょう? 以上4点、当時の状況を知りたくお尋ねいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.3

団塊の世代と呼ばれる終戦から昭和25年あたりに生まれた方々を見ると、中卒の方は珍しくないが、大卒は珍しい(というか、学費が出せないと行けない)という状況です。 つまり、1950年生まれの方が高校進学される1965年時点では、中学卒業で上京して就職される方も多かったわけです。(いわゆる「金の卵」) これは、団塊の世代としてあまりに人数が多すぎた(同級生が多すぎた)という背景もあります。そのため、よほどの金持ちか秀才のみが大学まで進めたのです。(大学が増えたのは、1980年代のバブル経済で学校法人が乱立してからのことです) 現在とは違い、その当時やさらに戦前にかけては、実学(職業にすぐ行かせる技術を学ぶ)のための学校も人気がありました。商業高校・工業高校もそうですし、早稲田大学は大隈重信が創立した東京専門学校が前身です。中央大学も前身である英吉利法律学校という名称を見ると、弁護士など法曹が多い理由もうなづけることでしょう。 さて、そのくらい経済的理由で大学に進学できなかった時代は、受験戦争というよりは、「恵まれているから勉強にいそしまねば皆さんに申し訳ない」という意識が強かった世代です。「四当五落」は、むしろ誰でも大学が狙えるようになってきた1970年代以降だからこその現象(流行語)でしょう。 戦中に男女で別々に教育を受けた時代もあるなど、戦後に共学がやっと常識になったこともあり、早くから嫁入りしてきた親御さんの姿などもあって、進学をためらって、兄や弟のために学費を稼ぐなど、働きに出てしまう傾向があった時代です。女学生というのは、本当にお金持ちのお嬢様だったのです。 最後に、やはりすぐに職に活かせる技術を身に付けるというのは人気だった時代です。調理の場合はコックとして働くことで身に付ける道もあったために、丸一日学校で学ぶという類のものではなかったのでしょう。ただし、簿記や法律関係など士業にもつながるような専門学校は憧れの存在だったと言えるでしょう。

imperialho
質問者

お礼

父から聞いた話と割と近い意見をいただきました。有難うございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (2)

  • hukuponlog
  • ベストアンサー率52% (791/1499)
回答No.2

#1さんよりも少し年長です。全体的にご質問の内容は、事実と時代認識が5年から10年程度ずれています。 1.少し違います。統計を見ると、1960年の高校進学率は67%ですから、その時点で中卒は少数派でした。69年というと、高校進学率は80%近くまで上がっています。ちなみに高校進学率が50%を上回ったのは、男子が54年、女子が57年です。もっともこれは全国統計ですから、地域差はあったはずで、集団就職列車が出る東北などはもう少し低かったかもしれません。 2.60年代前半ならその通りでしょう。60年代は中堅技術者養成というかけ声で、政府も財界も工業高校に力を入れていました。ただ、60年代後半には既に凋落しています。大学進学率の向上と共に、普通科高校指向が強まり、職業系の学校は人気が無くなってきます。例えば67年には東京都で学校群制度というのが始まりましたが、当時の一番人気の工業高校でも中堅学校群と同程度のレベルでした。それから数年の間に、本当にあっという間に、偏差値は落ちました。 3.受験戦争といわれたのは、60年代後半から70年代前半ですね。大学進学率は60年代後半に急上昇します。66年の大学進学率は16%程度でしたが73年には32%まで、わずか8年間で倍になりました。当然、大学の定員はそこまで増えていませんから、競争は激化します。 詰め襟大学生ですか・・・。少なくとも私の周りでは見かけませんでしたね。バイトや企業の面接など公式な場では着ている者もいたようですが、普段着で詰め襟というのは体育会系の人間と応援団くらいでした。たぶん70年安保に向けた学生運動の高揚期でもあったためでしょう。69年が安田講堂で、その前後はベトナム反戦運動が盛んでしたから。 女子大生は少なかったです。女子の優秀な学生は短大や地元国立大、女子大に流れていた時代で、学生運動が盛んな4大に入ってくるのは、ちょっとクセがありました。今だったら「セクハラ・アカハラ・パワハラ」の三連発が平気でまかり通っていましたから、それを受けて立つ女性が多かったですねぇ。私の友人でも「ゲバルト・○○」と称された女性闘士がいました。 4については、分かりません。

imperialho
質問者

お礼

1960年代にはそこまで高校進学率が上がっていたんですか---。 ちなみにその時代は学費の安さで国立や公立の大学の入学人気が高く、私立大学は少し落ちていたのですか?

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • mark-wada
  • ベストアンサー率43% (273/633)
回答No.1

1990年代に東大を卒業した者です。分かるところだけ(私の意見ですが)、お答えします。 1 は、まさにその通りでしょう。 2 中卒で就職する人たちに比べれば、工業・商業高校卒は高学歴です。また世間的にも、工業・商業高校卒業者に対する就職の需要は、中堅技術者・中堅事務員として盛んでした。 3 さすがに大学を希望する母数自体が少なかった時代ですから。入試の難易度は決して、高かったとは言えません。「四当五落」と言うのはもう少し後、受験競争が普及した1970年代に流行った言葉だと思いますね。 また京都大の竹内洋(よう)教授(教育社会学)は、 「四当五落など、当時のかけ声だけで、実践していた者は少ない」 と主張しています。 ただ、1960年代以前となると予備校や受験参考書などが整っていませんから。情報の入らない地方の受験生にとって、大学入試が今より困難だったとは考えられます。 男子大学生で詰め襟が多数派だったかは、、、さすがに自信なし。 ただ、学内で女子学生比率が低かったのは、間違いないです。 女子なら高卒、あるいは女子大・短大へ。という風潮が1980年代まではありました。 4 現在の「専門学校」制度は法的には、1970年代初めに作られました。つまり1960年代には、専門学校というものはありませんでした。 (注:似たような名前の「高等専門学校」は、まったく別の存在で、昔からエリート校でした)

imperialho
質問者

お礼

1990年代と言うと僕と同時期ですね。同時代の人からもう少し詳しい回答が欲しいですが参考にします。 東大卒の人から答えをいただくとは思いませんでしたが、質問の時代ですと加藤紘一・自由民主党代議士や全共闘の山本義隆議長(当時)、リクルートグループの江副浩正元代表取締役会長らが在籍していたときですね。 失礼ですが何学部でした?

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 日本にエリート教育は必要か

    ここ数年、東大出身のキャリア官僚が不祥事を繰り返し、かつて優秀でクリーンというイメージを持って見られてきた官僚像が完全に崩壊してしまいました。これは、東京大学→中央省庁という「エリート」コースがもたらした弊害なのか、もしくは現在の日本に、入学した時点で公務員の給料がもらえ、卒業すれば 副知事クラスの地位がもらえるフランスのグランド・ゼコールや日本の戦前の旧制高校のような「エリート」コースがないために本当の「エリート」となる機会がエリート候補生に与えられなかったためなのか、どちらなのでしょう。

  • 1972年に返還されるまで、当時の沖縄の高校生や大学生はどういう教育を

    1972年に返還されるまで、当時の沖縄の高校生や大学生はどういう教育を受けていたのでしょうか? 又沖縄の高校生が東京などの大学へ進学を希望した場合、何か本土とは違った入学制度があったのでしょうか?

  • 大学通信教育課程をについて教えてください。

    通信制の大学について質問をさせていただきます。 今年の10月末まで会社経営をしていた27歳の男です。不景気と経営者としてのレベルの低さにより会社を解散しました。 そこで、[経済]か[経営]が学べる大学に通いたいと思って、派遣社員か何かで働きながら、通信制の大学への入学を検討しています。 そこで2点質問をさせていただきたいです。 1、[質問番号:3612455]に対する回答の中に『産能大は最初短大で短大資格をとって、そのあと大学の3年に進む人は多いと大学の人が言ってました。』と記載がありました。 そうしたら例えば、”自由が丘産能短期大学通信教育課程にて2年間学び短大の卒業資格を取った後に、法政大学通信教育部に3年時として編入学する”ということが可能なのでしょうか? 2、法政大学(入学期と手続き期間)ページ内は『出願は終了いたしました』となっているのですが、一番早く入学できるとしたら、何年の何月になるのでしょうか?PDFなどを見ても【10月入学:8/17~9/4まで(必着)】とあり「1か月前までOKなの?」と疑問に思っていまして。 http://www.tsukyo.hosei.ac.jp/nyugaku/tetsuzuki/tetsuzuki01.html よろしくお願いします。

  • 日本の教育について

    小中高大と、日本の教育では授業というものがあり、義務教育でなければそれにでないと単位が認められません 非常に漠然とした質問になりますが、なぜ日本の教育では授業がこうも大事なものとみられて必要とされるのかが質問です 私は、主に高校や大学といった義務教育でない教育の場で、進級や進学等に必要な学力がつくのなら授業など必要ないと思います そもそも、勉強というものは自力でやることが基本でしょうし、勉強のできる人にとっては授業など効率の悪いことですし、相性の悪い教師や教え方のうまくない教師などの授業が強制されるのはなぜでしょうか 単位に授業の出席数が関係するのはどうも気に食わないです あるきめられたテストなどで、点数が取れればそれは学力のある証拠なので単位を認めて、自力で学力がつけれない人だけが授業を受けるという仕組みになっても問題ないと思うのですが もし授業の出欠席に自在性が出れば、苦手強化等もはかりやすくなるため利便性も増すと思いますし、授業に出てもその単位認定のテストで点が取れない生徒や学生はそもそもの学力がないということなので、その学校から退学させるという制度であったとしても、たとえば日本の入学試験だって生徒の学力のないものはその学校に入学し在籍することを認めないという点では同じであるため全く問題ないと思うのですが… 日本の教育が現在の形を維持する理由、もしくは私の考え方に誤りなどがあればぜひ教えてください

  • 「エリート教育」に賛成?反対?

    1.あなたは「エリート教育」といわれてどんなものを想像しますか? 2.あなたは1.の「エリート教育」に賛成ですか?反対ですか? 国立・公立・私立 の 小学校・中学校・高校・大学など 区分してもしなくてもOKです 3.あなたは1.の「エリート教育」を自分の子供にも受けさせたいですか?

  • 法政大学か青山学院女子短期大学か

    地方在住、現役大学受験生の女子です。 第一志望の大学合格が厳しい状況で、滑り止めに受けた青山学院大学は不合格でした。 合格したのは、法政大学と青山学院女子短期大学です。 受験前に調べていなかった(深く反省しています)ので、合格通知後に調べたのですが、 法政大学は交通アクセスが非常に悪い多摩キャンパスです。 また、男性のイメージが強く、首都圏での評判は良くなさそうでした。 私は青山学院大学に強い憧れを持っていて、 青山学院女子短期大学に入ったら推薦編入したいと考えています。 しかし短期大学になると、学生や講義のレベルが低くなると言われますし、 私の通う高校から短期大学に進む生徒はいませんので、誰からも勧められません。 どちらに入学金を振り込むか、または浪人するかを迷っています。 法政の首都圏での評判、女子のイメージはどうなのでしょうか。 青山学院女子短期大学の雰囲気、イメージはどうなのでしょうか。 教えてください。

  • 通信教育学部の受験について教えてください!

    高校時代、大学受験を目指していた最中、家の都合で急遽就職活動をし今に至ります。 昨年くらいから「やっぱり大学は卒業しておきたい!」という気持ちに拍車がかかってしまい、通信教育学部を受験しようと考えているのですが、どの大学の通信教育学部がいいのか悩んでいます。 そこで詳しい方へ質問です。 通信教育学部は試験がなく小論文の結果で入学が決まると聞いたのですが、やはり自分の学力を考えて大学を選択すべきなのでしょうか? ちなみに学力を考えると日本大学が妥当なのですが、もし可能性があるなら法政大学に進学したいというのが希望です。 お恥ずかしい話なのですが、私の学力で(しかも現在30代でしばらく勉強から離れていた状態)で、もしも通信教育学部ではなく普通に受験したとしたら、正直、法政大学は難しいかもしれません・・・ 現在、通信教育学部への進学をお考えの方、通信教育学部を卒業された方、ぜひアドバイスをお願いします。

  • 法政大学と日本大学 

    シンプルな質問です! 法政大学と日本大学の通信教育部がありますが、どちらかに入学するとしたら貴方ならどちらを選択しますか?

  • 例えば日本が徴兵制になったとして、僕らはどういうところで軍の教育をされるのでしょう??

    やはり、親元を離れて寮みたいなところで毎日訓練をするのでしょうか?? もしそうだとしたら、 (1)どのような教育を受けるのでしょうか??例えば兵糧楽とか、武器の取り扱いの練習とか。 (2)未成年でも、戦争に行くことになるのでしょうか?? (3)高校や大学などで、徴兵された時の身分って違うものなんでしょうか??例えば、警察で言うエリートコースみたいなものがあるのでしょうか??

  • 過激派右翼学生は絶滅したのか?

    先日、浅沼稲次郎氏が右翼青年に刺殺される写真を見て、とてつもない衝撃を受けました。何しろ詰め襟を着た高校生が犯人だったのですから。しかも学生運動が盛んだったとは言え、終戦後15年も経った時の出来事です。考えてみれば5・15、2・26、血盟団事件、原敬暗殺などを起こし、日本の政治史で暗躍してきたのはきたのは「右翼青年」と言っても過言ではありません。 そこで思ったのですが、日本にいわゆる「右翼青年」と言われる過激派学生(あるいは若手自衛官)はもういないのでしょうか? 私は現在高校生ですが、同級生に国家転覆を図る血気盛んな学生などいません。革マル派などが法政等一部の大学でヘルメットをかぶって潜伏しているとの噂も聞きますが、実際はどうなのでしょうか? 実情をご存じの方、回答をお寄せください。