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著作権が作者の死後50年も保護される理由

著作権は作者の死後、50年間保護されているそうです。 どうしてそんなに長く保護する必要があるのでしょうか。 作者が死亡すればすぐ開放してもいいと思うのですが、何か特別な理由があるのでしょうか。

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  • santamona
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回答No.5

私も、これまで、すっきりした説得力のある理由にめぐり合ったことががありません。 私が承知しているところでは、子供の代までではなく「孫まで著作者の恩恵を受けるべき」という理由だと聞いています。 私も、jinjiro1さんが仰るように、著作者が亡くなった後50年もの長期間、何故、創作者でない子や孫が恩恵を受けなければならないのか説得力がないと思います。 ベルヌ条約の設立の頃は、著作権の保護を想定している対象物は、現在の感覚とは違うもっと重いもの(もっと創作性の高いもの)であったということも聞いています。 現在、欧州では著作権の保護期間を死後70年に延ばす趨勢が強いようです。しかし、「70年は長すぎる」と反対する意見も強くあると聞いています。 日本でも、70年に延長すべきか否かの論争が盛んです。著作者側は70年に延長することを主張していますが、私の承知しているところでは、延長に慎重な意見の方が強いように思えます。 討論などを聞いていると、著作者側は、延長する合理的な説明に成功していません。世界の趨勢が70年に延長する趨勢が強いから、日本が50年だと不利だという主張のように聞こえます。 延長に慎重な側は、保護期間の論拠に説得力がないこと、もっと社会が著作物を利用し易くすることを考えるべき(70年も前の著作者を探し出すのは容易ではない)と主張しています。

jinjiro1
質問者

お礼

心強い回答まことにありがとうございます。 >保護期間の論拠に説得力がないこと >もっと社会が著作物を利用し易くすることを考えるべき 私も同感です。 No2さんの「ミッキーマウス保護法」のように作者側が議会を動かして保護期間をどんどん長くしていくことに違和感をもっています。ミッキーマウスのキャラクターを世界の人々が自由に使えるような世の中に早くなってほしいいものです。

その他の回答 (4)

  • toshipee
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回答No.4

 そうかなぁ、職業選択の自由もなく、タダそれを護るためだけに、親の功績を学び、生きることを宿命づけられた人生が誠に本意なモノか、ちょっと違うけど、地元の友だちで、大きな酒屋の息子がいたが、まさにそれを護るために生きるのは、「俺ならできない」と思うし、尊敬に値するよ。何もしていないと見るのは、もはやタダのひがみにしか見えないなぁ。

jinjiro1
質問者

お礼

何度も回答ありがとうございます。 >職業選択の自由もなく 職業選択の自由は憲法で保障されています。作家の子供は作家をつがなければならないということはないと思いますが。

  • toshipee
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回答No.3

保護に値する、世界的に死後も通用する対価を生み出していないためです。

jinjiro1
質問者

補足

作者の子供たちはその作品の製作に関してほとんどの場合、何もしていません(中には作品の製作に協力した子供もいるかもしれませんが)。 親が良い作品を残したとしても、何もしていない子供たちまでほぼ一生保護される理由がわかりません。親の死後50年といえば一般的に子供も寿命です。親が有名な作家や画家というだけで、その子供は一生遊んで寝て暮らせるなんておかしいとは思いませんか。

回答No.2

>著作権は作者の死後、50年間保護されているそうです。 >どうしてそんなに長く保護する必要があるのでしょうか。 著作権を国際的に取り決めた「ベルヌ条約」で没後50年と規定されていて、日本もそれを批准し国内法でも没後50年と定めています。 アメリカではもっと長く、没後70年になっています。 >作者が死亡すればすぐ開放してもいいと思うのですが、何か特別な理由があるのでしょうか。 没後著作権が切れるとディズニーが困るんですよ。 アメリカでは、ディズニーが持つミッキーマウスの没後著作権が切れそうになるたびに、ディズニーがロビー活動で米議会に働きかけ、著作権延長法を成立させ続けています(米国の著作権延長法の事を「ミッキーマウス保護法」と揶揄したりもします) 前述のベルヌ条約の成立時は、米国の著作権が没後50年だった(ウォルト・ディズニーが死んでからまだ50年経っていなかった)のですが、どういう訳か、ベルヌ条約は米国に合わせるかのように「50年」と定めてしまいました。 たぶん「ウォルト・ディズニーの死後50年を迎える少し前に、国際的にミッキーマウスの著作権が保護出来るよう、ベルヌ条約の著作権保護期間がもっと長く書き替えられるか、新たな別の条約が成立する」と思われます。

jinjiro1
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど・・・ 米国のディズニーが関係していたのですか。 「ミッキーマウス保護法」・・・初めて知りました。 ディズニーって、自分たちのためにアメリカ議会を動かすほど力を持っているんですかね。 国際条約で決まっているのであれば、日本だけが「死後すぐ」というのは難しいかもしれませんね。

  • toshipee
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回答No.1

 これだけじゃないけど、遺族保護。作者の妻・子供が成人するくらいまで生きていくため。その著作権や作品を糧にして生きることを他人は否定できない。極端な話、男前の父の写真(肖像権)が死んだ次の日がばんばん他人にブロマイド出されて空前の売れ行きを黙っていろと言うのとベクトルは同じじゃないかな。

jinjiro1
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >遺族保護 >作者の妻・子供が成人するくらいまで生きていくため サラリーマンの子供が成人するまでに親が死んでもだれも保護してくれません。作家、画家などの遺族だけが保護されるのはなぜですか。

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