私も、たぶん、エアコンベルトだと思います。
ベルトには、タイミングベルトとドライブベルト(ファンベルト)という2つのタイプのベルトが存在します。
タイミングベルトは、10万km、10年目が交換時期。
ドライブベルト(ファンベルト)は、4年、4万kmが交換時期です。
ドライブベルトの劣化は2つあります。
1つは、本当に交換時期が明確な、ベルトにヒビ割れが発生する場合。
2つ目は、ベルトが硬くなる場合です。
どちらも、たくさんのベルトを見てこれば解りますが、初めてみるようだと解らないと思います。
このドライブベルトは、自転車のように歯車でかみあって回すタイプではありません。自転車の歯車の歯をなくし、ベルトを張るようにして、滑らせないで、各部品を回しています。
そのために、ある程度の粘りが必要になってきます。それが、年数が経つと劣化し、粘りが低下し、滑るようになります。特に最近は北の方は冷えますから、朝だけ、滑るという現象が発生します。
自分の車もそうなって音が鳴りました。
もし、過去の交換した形跡がない場合は、交換することをオススメします。
ドライブベルトというのは、
・発電装置のオルタネータ、
・冷却水(クーラント、LLC)を圧送するウォータポンプ
・オイルタイプのパワーステアリングでパワステオイルを圧送するパワステオイルポイプ
・エアコンディショナ(A/C)のガスを圧縮するエアコンプレッサ
を回すために、使われている部品です。
車によって、1本~3本使われています。
1本タイプは、1本ですべてを駆動するタイプで、比較的新しい車に採用されています。今から5年前ぐらいから使われているという印象を自分は根拠もなく持っています。
2本、3本タイプは、昔の車や、今の車でも使われている車もあります。
このベルトは、手動で張るタイプと、自動で張るタイプの2種類が存在します。自分が扱ってきた車では、1本タイプは、自動で張るタイプのものが多かったです。
スズキのkeiなら、たぶん、手動調整タイプです。たぶん、ベルトは2本。交換する時は、インテークホースとか、フロントナンバープレートとか外す必要が出てくると思います。中間ぐらいに面倒なタイプです。
手動で貼れる場合、ヒビ割れしていなけれあば、張りの調整で音が止めることができますが、硬化しての劣化なら、すぐに滑り始める可能性や、すぐにヒビ割れが発生する場合があります。
どのベルトが鳴いているか解りませんが、ベルトが鳴くということは、鳴いているベルトで駆動されている上記の部品がしっかり働かないということです。
オルタネータなら、発電不良、充電不良となり、
ファンベルトなら、エンジンが熱くなりやすい、エンジンオイルの劣化等が進みやすい
パワステなら、ハンドルが重い、
エアコンなら、冷却不十分や、湿度が取れにくい
などが起きているということです。鳴いてないない時は問題ありませんが、鳴いている時は、そういう状態になっていることです。
また、音がなるというのは、滑る=摩耗が進みます。ですので、今のうちに、調整、交換をした方が良いと思います。
しない場合、切れるかもしれません。実際、そういった話は聞いたことがありませんが。
以上、参考になれば幸いです。