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インフルエンザ対策のマスクについて

インフルエンザ対策として使うマスクについてですが、 「花粉やほこりなど」対応のものは ウイルスが通過してしまうと聞きました。 でも店頭のウイルス対策用はなかなかの高値で 30枚~60枚入りなどのお徳用は 花粉・ほこり用のものばかりです。 花粉・ほこり用はないよりはまし 程度の効果しかないのでしょうか? 家族の人数が多いので 経済的にとても負担になってしまいますが 高くてもウイルス用を買うべきでしょうか。

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noname#160718
noname#160718
回答No.5

 獣医師でウイルスに専門知識を有しています。  この手の質問は今年の春に新型インフルエンザが発生した時、回答に疲れるくらい出ました。また、通常の季節性インフルエンザでも考え方は同じですから、毎年冬になると多く出る質問です。  今頃になって慌てて質問するようでは危機管理意識が少々薄いと言わざるを得ません。  さて、マスクですがウイルス粒子の大きさは20-400nmほど、インフルエンザウイルスで100nm前後です。nmとはμmの1/1000の単位です。つまり1mmの1/1000が1μm、そのまた1/1000が1nmです。  N95や99マスクでも生地の目はそれより粗いので、ウイルス粒子よりは遙かに大きいのです。  それでは効果がないのかというとそんなことはありません。なぜなら空中をウイルス粒子が単独で漂うことなどあり得ないからです。  インフルエンザは飛沫感染ですから、クシャミや咳の際に気管分泌液や唾液と共に排出されます。その"飛沫"の中にウイルスが含まれるわけです。この飛沫粒子の大きさが小さくなると、粒子が乾燥した空気中を 長時間漂うことができるようになるため、「感染力」は向上します。  この粒子の大きさが5μm以下の状態を「飛沫核感染」と言います。いわゆる「空気感染」は一般にはこの飛沫核感染のことを指します。  インフルエンザも条件が整えば飛沫核感染があり得るのですが、通常は飛沫感染です。  乾燥して飛沫粒子が小さくなれば浮遊時間と飛沫の飛距離は伸びるので感染力は高くなるのですが、インフルエンザウイルスに限らずウイルスは乾燥には弱いため、生存時間は逆に短縮されます。これらの差し引きで「感染力」が決まるわけです。  ということなので、ウイルス用ではない通常のマスクでも「ないよりは遙かにマシ」です。ガーゼのマスクはさすがに目が粗すぎて効果が期待できないのと、使い捨てでないとマスクを使う意味が薄いためお薦めできませんが、不織布マスクであればそれなりの効果は期待できるでしょう。  ウイルス用のマスクとはN95規格のマスクを指しますが、いつも不思議に思うのですがN95マスクを薦める人って自分で使用した経験があるのでしょうかね???  私は伝染病の防疫業務が仕事ですので、N95マスクは有事の際には必ず着用して仕事をしていますが、これはきちんと装着すればまともに呼吸ができなくなるほど気密性が高いです。30分働いて30分の休憩、というローテーションを組まないと本当に倒れる人が出ますから。  ですので私はこんなモノを日常生活で使う気はまったくありません。  職場に行けばN95マスクが山のように在庫されていますが、自宅にストックしているのはスーパーで買ってきた普通の不織布マスクです。  鼻と口以外の感染経路はそれほど心配しなくて良いです。  よほどウイルスが濃密な空間(乗客が全員発症している満員電車とか)であればともかく、目からの感染は日常生活ではほぼあり得ません。  目と咽喉頭は涙腺で繋がっていますが、ここをウイルスが通過するためにはよほど大量のウイルスが侵入しなくてはなりませんから。  従って日常生活ではゴーグルは必要ありません。  手経由の感染ルートは、場合によっては飛沫の吸引より可能性が高いです。  つまり感染者が排出した飛沫が電車の吊革、ドアのノブ、テーブルなどあらゆる場所に付着していて、それを手で触ることによって手にウイルスが付着し、食事の際などにそのウイルスが口に入り、咽喉頭に達して感染が成立する、というルートです。  そういった「モノや手に付着したウイルス」は決して寿命は長くないのですが、この感染経路(つまり接触感染ですね)は可能性が高いです。  手荒いが推奨されるのはこの理由からです。  なお、マスクは正しく装着しないと効果が薄い、または効果がありません。それで「マスクをしても効果は薄い」という誤解がまかり通ることになります。  装着時は鼻や頬の部分に隙間ができてはいけません。そこから空気が素通しで入ってきては意味がないのはすぐお判りになると思います。  街でよく見るのが口だけマスクで覆って鼻は出ている、というやつでずが、これは丸っきり無意味ですね。  それと難しいのがマスクを外す時です。  マスクの表面を触らずに、「前に向かって静かに」外さないと、マスクでキャプチャーされていたウイルスが手に付着したりします。くしゃしくゃと乱暴に外すと、マスクに付着していたウイルスが空中に舞ってしまうので、非常に効率よく感染が成立してしまいます。  またもちろんマスクは使い捨てが基本です。  よく飲み物を飲む時や熱い時に、マスクを一時的にずらすことがありますが、これも危険な行為です。ずらす時にマスクの表面を手で触ってしまう、ということに加えて、ずらすことによってマスクに付着していたウイルスが顔の前で空中を舞ってしまいます。当然感染リスクが高くなります。  ということなので、一時的にマスクを外したい時は「正しくマスクを外して捨てる」のが正しい使い方、ということになります。  これを厳密にやると1日にマスクが何枚必要なんだ、ということになりますので、マスクの装着自体を人混みの中に出かける時など、場面を選ぶしかないでしょう。

その他の回答 (5)

回答No.6

インフルエンザ対策用のマスクがオススメです。 値段の差はフィルターの精度の差と考えてもいいと思います。 参考までに

  • parts
  • ベストアンサー率62% (6366/10152)
回答No.4

日頃の必要性云々は、ここでは別として回答します。 Q/花粉・ほこり用はないよりはまし 程度の効果しかないのでしょうか? A/効果という意味であれば、高くはありません。これは、マイクロメートル単位でのウィルス侵入を防げないことや、抗菌処理が施されていないなどウィルスを想定していないためです。 効果があるかないかと言う意味で言えば、しっかり隙間を埋めてマスクをしていれば既に感染症を発症している人は飛沫を遠くに飛ばさない効果はそれなりに期待できます。 ただ、感染症を発症していない人に関して言えば、何とも言い難いです。 冬場や冷房の効き湿度が40~60%を下回る室内であれば、マスク内の湿度を保ち喉や鼻の粘膜を保護する効果も期待できますから、それなりの効果はあるかもしれません。 Q/高くてもウイルス用を買うべきでしょうか。 A/ウィルス用でウィルスを防げるものは、Nxxマスク(ウィルス遮断率がxx%以上あることが確認されたマスクをN95や99などという)と呼ばれるものです。一般に風邪用などのマスクは一定以上のウィルス侵入を長期間遮蔽する特性を持って居らず効果が短時間で下がることがあります。 N99マスクは普通のマスクより高価で、効果を持続できる時間は製品によりますが最大で12時間程度となります。 ただ、N99マスクなどのマスクを使っても、飛沫は口と鼻以外に目から侵入することがあります。そのため、確実な対処となると花粉症の方が春先にするようなゴーグルとN99マスクを併用する必要があります。 個人的には、ウィルス感染を減らすことが目的なら、不要不急であれば人の多い場所に近づかないことが大前提、仕事などで名目上でも必要なら、マスクは何でもいいでしょう。 感染を絶対的に避けたいなら、マスクとゴーグルを使い、水うがいと手洗いをするのが妥当でしょう。 まあ、マスクを持っておくというのは悪くないと思いますよ。ただし、不敷布(使い捨て)のマスクに関しては、製品性能を保証する使用期間(過ぎたら使えないわけではなく、保証精度以下に下がる可能性がある)がありますから、気をつけてください。

noname#109384
noname#109384
回答No.3

ウイルス用のマスクをつけて、本当にインフルエンザが防止できるものなのでしようか。 マスクをつけても息をすれば、空気と一緒に超微粒のばい菌なども一緒に口の中に入ってしまいますよ。 ウガイも同じ。確かに外出先から帰ってきたときは効果はあるかも知れませんが、外出中は、つばも飲み込みっぱなしです。 神経質になっていても、かかるときにはかかるのではないでしょうか。 なぜかそんなような気がしてならないんですが、いかがなものでしょう。

noname#113190
noname#113190
回答No.2

異論は出ると思いますけど、万一自分がインフルエンザに罹り、他人への感染を防ぐという意味では、大いに効果がありますけど、健康な方がマスクをして意味があるかどうか?? 私も花粉症の季節と自分が病気になったとき以外はマスクはしませんし、帰宅したら手洗いをしてうがいをすれば十分と考えています。 この近辺ではマスクの人はほとんど見ませんので、関西方面に出張するとマスクをする方が多く、最初何かの宗教かと思いました。 ご判断は自己責任で。

回答No.1

おっしゃる様に、マスクには主に花粉ほこり用と ウイルス用の2種類がありますが、それらの違いは 生地の木目の細かさです。 ウイルス用は花粉ほこり用よりも木目細かく 折られており、(花粉よりも細かい)ウイルスを よりキャッチしやすくなっています。 なので、花粉用でも効果ゼロではありませんが、 ウイルス用のほうがより効果が高くなるように なっています。

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