解体新書は本当に辞書も何も無しで訳した?
前野良沢,杉田玄白,中川淳庵らが、江戸時代の中期にオランダの医書「ターヘルアナトミア」を翻訳し、「解体新書」と題して出版したとのことです。
前野良沢らは、文法もわからず、単語を数百かそこら書き留めたものがある程度で、手探り手探り翻訳を進めたと言われています。
私、あらためて考えてみて、信じられないんですけれども。
どんなに良沢,玄白らの「執念」「克己心」「根性」が超人的であろうとも、文法もろくにわからず、辞書もなくて本当に難しい専門書を訳せるのでしょうか。
しかも、その時点では良沢らもオランダ医学のことはほんの断片的にしか知らないはずです(シーボルトが長崎に来たのはずっと後のこと)。自分達が「知らない」分野に関する専門書を、文法も知らない人達が、何人かかろうが何年がかりであろうが、訳せるものなのかなァァァ……。
本当は、通辞を雇ってその人にほとんど訳させたんじゃないかなァァァ。
真相はどうなのでしょうか?