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陸稲はどうして発達しないのか?
稲の栽培は水田が主流で、陸稲はあまり見られません。 陸稲を品種改良して、水田稲並みのおいしさと収穫量にすれば 水を必要としないだけ有利と思うのですが。 そういう研究はあまりなされていないのでしょうか? よろしくお願いします。
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陸稲の最大の欠点は、 「連作」ができないことです。 連作が出来ないなら、一年ごとに畑を転作するか 休ませるしかありません。 陸稲は意外にも乾燥に弱いそうですし 逆に治水が進んだ現在では 品種改良してまで積極的に作らずとも 水稲があれば、こと足りてしまうからのようです。 また、水田は保水の役割を持っており 雨が降ったときに雨水を溜め込み 一気に川へ流れ込むのを防ぐ役割を持っています。
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- qryoec
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水稲は、なぜ水の中で稲を作るかというと「除草労力が少なくてすむ」ためです。連作の問題は二の次です。稲は、雑草に比べて草勢があまり強くないので、水の助けを借りているのです。 真夏でも雑草よりよく育つ稲ができれば水稲でなくてもいいのですが今のところそのような品種はありません。もちろん収量や味の問題も絡んでいます。
- indoken
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国際イネ研究所(IRRI)では、湛水しない稲作や陸稲の研究を精力的にやっています。ある程度成果が出ていますが、連作すると収量が低下するとか、水田水稲に較べて収量が低いなど、うまくいかない点があって、まだまだ解決できないようです。 品質・食味の面でも水田水稲とはかなり違います。 なお、アメリカの稲について、国府田農場紹介ページによると http://www.latowncar.com/newinfo_kokufu.htm 「アメリカの米が陸稲だと思っていた方は認識を新たにして下さい。水稲です。」とのことです。
米国は全て陸稲です。美味しいですよ、特に国府田農場の「国宝米」(「八咫の鏡」のマークが印象的)はコシヒカリに負けないおいしさです。 もちろん#1のお答えにある通り我が国でも研究はされていますが、現在のように「米あまり」「ブランド米至上主義」「国家的灌漑事業の完成」の状況で陸稲を作る利点はありません。 最大の問題は水稲では起きない「微量元素」の補充の問題だと私は思います。 そのため連作が百年持ちません。 東南アジアで数千年前から連作されてきた水稲は連作に強いです。
- zorro
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陸稲の欠点を補ったのが水稲です。さんこうに http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E7%A8%B2