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断路器
断路器について、疑問に思うのですが、負荷電流を遮断できないのに、なぜ、遮断器と一緒に設置されているのですか?遮断器だけの設置だけではいけないのですか。アドバイスよろしくお願いします。
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主な理由は安全の為だと思います。 確かに切るだけならば遮断器で負荷電流も切れるので断路器は必要無いように思えます。 しかし、間違って投入した場合などのケースでは死傷事故に繋がります。 それと大電流を扱う機器は手動ではなくボタン式等の遠隔操作になっている物も多く、ボタンやレバーで投入、開放が可能です。 なので万が一を考えると遮断器と断路器を備える方が安全です。 まあ大体遠隔操作ができる所はインターロック(安全装置)を噛ましてあるので、断路器が投入してないと遮断器が投入出来ないなどの仕様になっている事が多いです。 それと遮断器は負荷電流を遮断すると劣化します。 10A程度だとカウントは付いて無いですが、数百アンペアぐらいになると遮断回数がカウントされ、規定回数で交換、点検されます。 その時は断路器で回路から切り離すので、ワザワザ上流まで電気を止める必要が無いです。 なので、安全性、保守管理の点からも断路器の設置が望ましいと思います。 じゃ何で遮断器が二つじゃダメなのかと言う疑問も有るかもしれないですが、それは「遮断器は値段が高い」(寿命も有るし)ので、断路器を取り付けます。
お礼
回答ありがとうございました。とても、丁寧な説明で、すごく分かりやすかったです。参考になりました