- ベストアンサー
三角関数の導関数
いつもお世話になっています。 三角関数の導関数のところで lim{sin(x+h) - sin(x)}/h = lim{2cos(x+h/2)sin(h/2)}/h = lim{cos(x+h/2)sin(h/2)}/(h/2) のように変形して、h→0 のとき cos(x+h/2) → cosx sin(h/2)/(h/2) → 1 として求めていました。 ここで質問なのですが lim(○△) = lim○lim△ のようなことをしてもよいのでしょうか? あと h→0 のときに sinh/h → 1 となる証明は http://osaka.cool.ne.jp/economia/math/math4.pdf のページ等で図形を使うものを見つけて大体納得できたのですが、 cos(x) < sin(x)/x < 1 まできたところで、x→0 のとき cos(x)→1 とやっています。 最後のところですごく感覚的になった気がするのですが、 これは式で証明しなくてよいのでしょうか?
- monster54
- お礼率100% (37/37)
- 数学・算数
- 回答数3
- ありがとう数5
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>h<0 のときは証明しなくてもよいのでしょうか? なかなか注意深く証明を辿られているようで、良いことだと思います。 h→+0の場合の証明は理解されているようなので、それを用いてh→-0の場合の証明をします。 h<0のときh'=-hと置くとh'>0であるから、h→-0のときh'→+0である ここで sin(h')/h' = sin(-h)/(-h) = sin(h)/h より lim[h→-0]{sin(h)/h} = lim[h'→+0]{sin(h')/h'} = 1 よって lim[h→-0]{sin(h)/h} = 1 これと、lim[h→+0]{sin(h)/h} = 1を合わせて lim[h→0]{sin(h)/h} = 1 が示された。 このようにsin(x)が奇関数であることより証明されます。
その他の回答 (2)
- proto
- ベストアンサー率47% (366/775)
lim[x→a]{f(x)}とlim[x→a]{g(x)}が共に収束するとき、それぞれの値をF,Gと置くと、 lim[x→a]{f(x)*g(x)} = (lim[x→a]{f(x)})*(lim[x→a]{g(x)}) = F*G が成り立ちます。 これはε-δ論法を用いて証明できます。大学教養レベルです。 cos(x)の連続性を用いて良いのならば、x=0は定義域に含まれますので lim[x→0]{cos(x)} = cos(0) = 1 として大丈夫です。 f(x)がx=aを定義域に含むとき、lim[x→a]{f(x)}=f(a)となることは、f(x)がx=aで連続であることの定義です。 逆にx=aで連続であることが分かっているなら、上記の関係を用いて良いことになります。 cos(x)が(-∞,∞)で連続であることもちゃんと証明できます。
お礼
回答ありがとうございます。 > lim[x→a]{f(x)}とlim[x→a]{g(x)}が共に収束するとき 無限大とか 0 とかになるとダメな場合もあるということですね。 f(x)=x, g(x)=1/x で x→0 としたときなどがダメな場合の例かなと思いました。 > これはε-δ論法を用いて証明できます。大学教養レベルです。 独学で大学の数学をやってみようと思ったので、 ε-δ論法は紹介程度にしか載っていない教科書を買いました。 今やっている教科書が終わったら、 2冊目でしっかりした物を買ってε-δ論法もやってみたいと思います。
補足
いろいろ考えていたらもう一つ疑問が出てきました。 今は三角関数の導関数を求めているので lim[h→0]{sin(x+h) - sin(x)}/h のときには h が右から0に近づく場合と 左から0に近づく場合が一致するような x のときに 微分可能になって導関数が存在するのだと思います。 ということは、変形の途中の cos(x+h/2) → cosx sin(h/2)/(h/2) → 1 でも h は両側から寄って行くことが要求されるので、 図形の証明をするときに h>0 として cos(h) < sin(h)/h < 1 のようにしているのは大丈夫なのかなと思いました。 h<0 のときは証明しなくてもよいのでしょうか? 重ねての質問で申し訳ありません。
>x→0 のとき cos(x)→1 これは間違いで、cos(x)は連続関数でx=0で微分可能、さらにcos(0)=1なので極限を取る必要はありません。
お礼
回答ありがとうございます。 > これは間違いで、cos(x)は連続関数でx=0で微分可能、 > さらにcos(0)=1なので極限を取る必要はありません。 極限を取るのは sin(h)/h で h→0 として 0/0 みたいになってしまうときということでよいでしょうか?
関連するQ&A
- 三角関数の導関数
sin'=lim((sin(x+h)-sin(x))/h) =lim((2*cos(x+h/2)sin(h/2))/h) =lim(cos(x+h/2)*2*(sin(h/2)/h)) =lim(cos(x+h/2)*(sin(h/2)/(h/2))) =cosx という、sinの導関数の求め方があります。 (手元に、数学IIIの検定教科書が3冊ありますが、どれを見てもこの方法で証明していました。) ところで、この sin'=lim((sin(x+h)-sin(x))/h) =lim((2*cos(x+h/2)sin(h/2))/h) の部分が全く理解できません。 4時間ほどこの式変形をしようと苦闘しましたが、できませんでした。 多少遠回りをして、 (sinx)'=lim(sinx(cosh-1)/h+cosxsinh/h)=cosx なら、わりとすぐに証明できたのですが、(30分くらい?) 上記の方法は式変形の方法すら思いつきませんし、そのための手がかりも全く思いつきません。 高校生が皆理解できるということは、さぞカンタンな変形なのだろうと思いますが…どうやれば、このような式変形ができるのでしょうか? 詳しくご教授願います。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 三角関数について教えてください。
すみません、三角関数についてほぼ初心者なので、できるだけわかりやすく、途中を端折らないで教えて下さい。よろしくお願いいたします。 (1)次の式が成り立つとき、αとβの間の関係を求めよ。 (1)sinα=sinβ (2)cosα=cosβ (3)tanα=tanβ (2)cosx+cos2x+cos3x=0
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 三角関数について
三角関数についてご質問です。 ーーーーーーー あ)半角の公式の証明はどうやってやるんですか。教科書に半角公式自体載っていません。 ーーーーーーー い)0≦x<πの範囲でsin(2x)=cosxを満たす角をすべて答えよ。 で、この問題は手の付けようがありません。2倍角の公式を使うのですか? ーーーーーーー う)sin(α+β)sin(α-β)=(sinα)^2-(sinβ)^2となることを示せ。 sin(α+β)sin(α-β)=(sinαcosβ)^2-(cosαsinβ)^2まではわかったのですが、ここからわかりません。 ーーーーーーー 長文ですみません。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 三角関数の微分
三角関数の微分が解けません。 三角関数の法則を利用して答えは纏めた形になるのですが、上手く纏める方法が思いつきません。 1. y=sin^2xcos^3(2x) y'=2sinxcosx*cos^3(2x)+sin^2x*(-6)cos^2xsinx Ans:y'=sin2xcos^2(2x)*{1-8sin^2(x)} 2sinxcosxを2倍角の公式を利用したりして纏めましたが答えにたどり着けません。 また、 2. y=sinx/1+tan^2(x) y'=cosx{1+tan^2(x)}-sinx*2tanx{1/cos^2(x)} Ans:y'=cosx{1-3sin^2(x)} 纏め方について助言お願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- オイラーの公式による加法定理の証明は循環論法?
三角関数の加法定理は、大抵 ・単位円上の2点で余弦定理 ・オイラーの公式 を使って証明されると思います また、オイラーの公式による証明は通常テイラー展開が用いられると思います、そしてテイラー展開をするにはsinとcosのn次導関数を求める必要があります ここで、問題なのですが (sinx)'=cosx の導出は lim[h→0] {sin(x+h)-sinx}/x =lim[h→0] 2cos(x+2h)sin(h/2)/h 和→積の公式…* =cosx として通常行うと思います しかし、*の公式(の導出)では三角関数の加法定理を用いています これは循環論法に当たるのではないでしょうか? 皆さんはどう思いますでしょうか? また、もし循環論法ならどこを改善すればいいでしょうか?
- 締切済み
- 数学・算数
- 三角関数って何ですか?
三角関数ってなんでしょうか? 高校3年にもなってこんなこと言ってると笑われますけれど、 具体的に何?と同級生に聞いても「三角関数は三角関数」としか言わないあたり、 三角関数が何かを詳しく知る人は周りにはいないみたいで・・・。 数式を使う際には形で覚えるので良いのですが、 図形から読み取るとなると少し考えてしまいます。 三角関数と言えばsinやcosとは言えますが、 じゃあsinやcosは何を示しているのか、となると正直さっぱりです。 具体的に教えていただけないでしょうか? お願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 三角関数の式変形について
三角関数といいつつ物理の問題を三角関数の公式で簡単にするときの話なのですが、 y=-2sin〈2π/0.2{t-(1.8-x/4)}〉 =2cos10π(t+x/4) のように変形されているのですが、途中計算はどうなっているのでしょうか。 おそらくsin(x+π/2)=cos xが使われていると思うのですが、よくわかりません。 回答よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 三角関数の微分(sinX)'=cosXの証明について
こんにちは。 (sinX)'=cosXの証明について、 (1) sinX(cosΔX-1)+cosXsinΔX =lim---------------------------- ΔX→0 ΔX cosΔX-1 sinΔX (2) =sinX × lim----------- + cosX × lim---------- ΔX→0 ΔX ΔX→0 ΔX このように証明が進む部分が ありますが、 この部分の意味が良く分かりません。 微分の和を2つに分けて(ここは分かります)、 sinX、cosXをlimの外にだして しまっているようですが、定数なら、 前に出せても、sinXを前に出してしまうのは、 可能なのでしょうか。 数学を勉強したのは、かなり前ですが、 最近趣味で、微分の本を読んでいたら、 sinの微分の部分で、躓いてしまいました。 こういう公式がある、定理がある、 というアドバイスだけでも結構です。 何か分かる人がいましたら、 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
お礼
ありがとうございます。 よくわかりました。 1週間かかってようやく sin(x) を微分することができました(笑)
補足
お二方ともありがとうございました。 今回教えていただいたことで lim[h→0]{sin(h)/h} = 1 lim(○△) = lim○lim△ が納得できたので(εδによるlim(○△)は今後の課題) cos(x), tan(x) も何とか微分できました。