「リベラルな民主主義」と「リベラルでない民主主義」の代表例は?

質問

ある書物に「リベラルな民主主義」という言葉が盛んに登場します。多分、「リベラルでない民主主義」国が存在するからではないかと想像します。

「リベラルな民主主義」として定評のある国家といったら、どんな国がありますか。如何なる観点から、そういえるのですか。
「リベラルでない民主主義」として定評のある国家といったら、どんな国がありますか。如何なる観点から、そういえるのですか。

何を指標とするかによって序列が異なるであろうと推測するので、この方面に疎い者（私）を相手にするときの大まかな話でよいものとします。
よろしくお願いします。

回答No.2

sudacyu · ベストアンサー

現在のロシアや過去のドイツがそうでしょうね。

　ソ連崩壊で、アメリカを超える人口を持って世界政治の一極であった超大国の支配民族の地位をすべり落ち、人口でアメリカの半分の国の主でしかなくなってしまったロシア人は、比較的民主主義的な選挙（多々問題があるようにも聞きます。）で、「強国」を標榜する政治家のプロパガンダに弱く、リベラルな国ではないでしょう。

　また、第一次世界大戦で敗北し、強国ドイツ帝国が崩壊した後のドイツ共和国は、世界恐慌＋賠償金支払いでボロボロになり、当時最も民主的な憲法と言われた「ワイマール憲法」の下で行われた民主的国会選挙
でナチスドイツに政権を委ねました。

　一般にリベラルかどうかの判断は相当に主観的ですが、民族主義・軍事力強化・政府の権限強化（＝大きな政府）を目指す方向は、リベラルとの距離が遠くなります。

　尚、第二次世界大戦後に生まれた多くの国が「民族国家」なので、国家成立時点において、リベラルを指向したものとは言えません。

お礼

リベラルでない民主主義の代表例はロシアですか。本気にならないと国民の生の声や各種の統計などが手に入り難そうです。感覚的には、そうかもしれないと納得できます。頭の片隅に置いおけば、ロシア関係のニュースに敏感になれそうです。
ナチスの政権奪取までの経緯は民主主義に付帯する危険の象徴的出来事のように思います。

リベラルな国家の代表は北欧の何処かが該当しそうに思いますが、これも根拠のない勝手な印象に過ぎません。
有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

補足

本日は3/2(月)です。発問以来2週間を経ました。回答は出揃っていませんが、この先は期待薄とみて締め切ります。

回答No.1

nacam

アメリカの民主党は基本的にリベラルな民主主義
アメリカの共和党が、リベラルでない（保守的な）民主主義です。
イギリスでは、労働党がリベラルな政党で、保守党が保守的な政党になります。
リベラルかどうかは、考え方の違いで、システムとは関係ありません。

お礼

本日は3/2(月)です。発問以来2週間を経ました。回答は出揃っていませんが、この先は期待薄とみて締め切ります。

補足

A群にはアメリカの「民主党」と「共和党」があり、B群には「リベラルな民主主義」と「リベラルでない民主主義」とがあって、両者を線で結べというのであれば、そうなることに異存ありません。
また、イギリスに於ける件についても同様です。
しかし、ここでは視野を世界に広げています。視野を世界に広げたときにもアメリカとイギリスをお選びですか。

根拠を示して論じる能力はありませんが、私の印象では民主党にしたところで所詮、アメリカは「リベラルでない民主主義」国家として映っています。私が、こうして観点を挙げずに結論だけを述べても困るであろうのと同様に、このご回答も結論しかなく困ります。

>>リベラルかどうかは、考え方の違いで、システムとは関係ありません。
それ故に「如何なる観点から、そういえるのですか。」と追記しています。考え方の違いだと言いつつ、考え方を示さず結論だけというのは困ります。