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有人宇宙往還機の意義とは?

nana773の回答

  • nana773
  • ベストアンサー率50% (9/18)
回答No.9

単純に考えれば、スペースシャトルをはじめ、宇宙ロケットは事故率が非常に多いような気がします。 普通、自動車は耐久試験を繰り返し、十分な検証がおこなわれていますが、人的な操作ミス以外に起因する事故も数多く起きています。スペースシャトルの場合、試験の限界や技術的困難さから言って事故が起こるの必然といえるかもしれません。 ただ、自動車の場合、十分なメンテナンスをしていれば限りなく故障を少なくすることは可能であると思います。スペースシャトルの場合、十分な安全性能の検証が行われているかは疑問を覚えます。今回、剥離したとされる耐熱パネルはセラミック製の非常にもろい素材です。本質的に、事故要因となりうるものであるとだれが見ても想像できます。この耐熱パネルが剥離した場合の内装はアルミ合金ですから、1500度の高温に絶えることができるはずもありません。本質的なフェイルセーフな安全設計になっているといえません。 このような状況のものを使って、宇宙との往復を繰り返せば、いつかこのような事故が起こることは予想できたはずですし、研究段階から指摘されていたはずです。現実的に他の選択肢はなかったものと想像されますが、このようなことが行われてきたのは安全性能よりも宇宙へ行くという目的を優先した結果であると思います。 人間が宇宙へ行く意味という点についてですが、現時点では私としてはあまり無いと思います。確かに、人間なら臨機応変に対応できます。しかし、現在行われているような実験なら無人でも問題はないと思います。単純に考えれば、そのようなロボットを開発したり、追試のためにもう一度ロケットを飛ばすより、人間を乗せたほうが早いという単純な結論が見えてきます。 過去には、人を宇宙に飛ばすという競争や月へ行くという競走を目的としていた時代もありましたが、そのような中で、安全というものを出来る限り研究したのだと思います。しかし、宇宙へ行くためには様々な極限状態をクリアしなくてなりません。そのようななかで、本当に十分に安全を検証し、確保できていたのかは疑問です。 少なくとも今回のニュース報道等を見ている限りはそんな感想を持ちました。 将来宇宙空間を有効利用することを目標とし、前段階として様々なチャレンジをしていると考えると、原子力と等しく将来にわたり本質的な危険が付きまとうことだけはわすれてはいけないと思います。

kadz
質問者

お礼

 今となっては笑い話ですが、史上初の自動車は、また史上初の交通事故を起こした自動車でもあると。  開発段階のシャトルと成熟段階の自動車を単純に比べるわけにはいきませんが、自動車なら塀を壊した、で済んだものが、シャトルでは7人が死んだのですからねえ(もっといえば宇宙飛行に直接関わって20人以上)。  また、たまたま今回は(今までは)危険を承知した飛行士だけの犠牲でしたが、落ちどころによっては多数の市民が犠牲になった可能性があるわけです。  もろいセラミックスと、熱に強くないジュラルミンの組み合わせは、現状では最高の組み合わせだとは思いますが、全体的な技術の成熟度として恒常的に人間を宇宙に送りだす段階にあるのかという疑問はあります。  原子力との比較も、的を得たご指摘だと思います。

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