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有人宇宙往還機の意義とは?

apple-manの回答

  • apple-man
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回答No.32

 有人であることにはいろいろな思惑が交錯していると思います。 有人飛行の必要性の有無はロケット開発の初期のころから言われて います。特に宇宙で何か実験などやっていなかったころには 犬や猿を乗せても戻って来るロケットにナゼ人を乗せるのか? そんなロケットにのる人間はパイロットじゃないとまで言われた。 *当時のロケットに乗る候補者たちは皆空軍の優秀なパイロットでした。  そこでロケットに乗る人間自ら、我々は新世代の冒険者、 宇宙飛行士だという表現が飛び出してきたと聞いたことがあります。 >どうしても有人でなければいけないのか?。  有人飛行の意義は時代により異なります。 どこかで歴代の宇宙飛行士の顔ぶれを紹介している 本とかHPを見て頂くと分かると思うのですが、 アポロ計画のときは全て白人。 しかし、1980年代から始まるスペース シャトル計画はその大半が有色人種です。  またこれと前後する宇宙実験室スカイラブでは 科学技術の研究と共に宇宙滞在が人間に及ぼす影響に ついて、半ば人体実験に近いことが行われ始めます。  アポロ計画のときは、アメリカとソビエトの国家間 の競争があったため、どちらの人間が先に月の大地を 踏むかということに政治的意味があったのです。 つまり国力誇示のための有人飛行だった。  アメリカの無人探査計画に深く関わり、映画にもなった コンタクトという小説の作者でもある、元コーネル大学 教授カールセーガンさんは言っています。「たとえ国家間 の競争があっても、有人月面着陸というのは人類の歴史に とっても、また科学の進歩にとっても大きな意義がある、と 当時は考えていたが、もろもろの事実が後からわかり やはり無意味なことだったと考えるようになった。」と・・・ >有人往還機が必要だと私に納得させてくれる回答を期待しています。  アポロ計画のときも今も、有人飛行に技術的な重要性はありません。 シャトル計画における有人の意味は以下の2点です。 1)複数の民族を宇宙へ飛ばすことによる、啓蒙活動。   宇宙から地球を見た人には、何かしら感情の変化が生まれる  と言われています。暗黒の宇宙に漂う青い地球を見たとき、  生命の尊さについて深く考えさせられるからだと言われています。   また、未だに多くの人が、雲の上に神がいると信じているイスラム  世界の人たちを宇宙飛行士として宇宙に送り込み、その話が  国中に伝わることで宗教間にも変化が期待できます。 2)人体実験   このまま行けば100~200年の間には確実に人間が  暮らして行けないほど地球環境は破壊されるだろうと多くの  学者が言っています。しかし、地球上の工業生産の半分以上  を行っているアメリカが、地球環境保護のための京都議定書  から脱退してしまいました。   今日本では盛んに京都議定書遵守のための環境対策をやって  いますが、これは全て地球環境破壊を止めるには無意味なこと  なのです。たとえ日本が全工業生産活動を止めようとも、  アメリカが参加しない限り、確実に地球環境は破壊されます。  このような無意味な対策をたて、実行することだけ一生懸命な  日本は間抜け以外の何者でもありません。マト外れもいいとこ  です。   ではなぜ、アメリカは脱退したのか?  それはこの環境対策が自国の産業を衰退させるから、そして  最悪地球環境が破壊されてもいい。なぜならアメリカは火星へ  の人類移住を本気で考えていたからです。   移住のためには最低1年程度の宇宙旅行が必要です。  長期間の宇宙滞在により人間が受ける影響について、  大量の人体実験データが必要だったのです。   シャトル計画で日本人を始めとする有色人種が多いのは  この人体実験という方向から考えると以下の2点の理由が  考えれます。  (1)多くの人種を火星に移住させるつもりだから  (2)人体実験だから有色人種でいいから   未だに事実上有色人種は大統領になれないほど、白人至上主義が  色濃く残るアメリカです。人体実験に白人を送ることはないと  考えた可能性は大いにあります。  >毛利さんも「有人でなければ意味がない」と言い切っているというので、そんなもんかな?と思ってしまっていたのですが、  毛利さんは記者会見など公の場での話し方などについても 細かく教育を受けています。一言で言うと、宇宙飛行士は地上では 英雄として振舞え、英雄としての威厳を持って話せということです。 日本人宇宙飛行士の方々、よく聞いているとどこか喋り方が似ている ことに気づくと思います。  有人飛行の意味を力説するのもそのためです。 英雄が自らやっていることに疑問持つ発言など するのはオカシイからです。  多くの人が有人飛行に夢を抱くよう、全てが 動いていますが、単なる夢に国家が大金をつぎ込んだり することなど、絶対にあり得ません。  コロンブスが新大陸発見への航海に出ようとしたのは 気持ちの半部くらいには夢があったかもしれませんが、 それにお金を出した女王には植民地開拓と新航路 発見という国家戦略があった。 といった具合ですが如何でしょう?

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