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バクテリオファージと大腸菌の実験(ハーシーとチェイス)

高校生物からの質問です。 バクテリオファージを大腸菌に寄生させ、DNAの働きを調べる実験(ハーシーとチェイスの実験)で、ファージのタンパク質外殻の標識に放射性同位体のS、DNAの標識に放射性同位体のPを使うとのことですが、なぜ放射性同位体でわざわざ標識をつける必要があるのでしょうか?そもそもタンパク質にはSがあってPがなく、DNAにはPがあってSがないのですから、標識をつけるまでもなく、大腸菌内部に侵入した物質のSとPの有無から、それが何か特定できると思うのですが。 宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • oil-sour
  • ベストアンサー率68% (34/50)
回答No.3

大腸菌も核酸とタンパク質で構成されていますので、PとSを持っています。 大腸菌の中に外来(ファージ由来)の物質である証拠として、ファージの核酸あるいはタンパク質を放射性同位元素で標識しました。 放射性物質の汚染の心配があること、また蛍光標識など他の高感度なラベルが発展してきているので、徐々に使われなくなっていますが、現在でも放射性同位元素による標識は非常に高感度な検出法として用いられています。

i-tad
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 納得です。すっきりしました。 ありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • TTOS
  • ベストアンサー率40% (209/510)
回答No.2

質問者さんの実験を実施すれば、感染の有無にかかわらず、常に大腸菌内部からはSとPが検出されますね。

i-tad
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

  • hanabi999
  • ベストアンサー率49% (43/87)
回答No.1

ハーシーとチェイスの実験は、大腸菌にバクテリオファージを 寄生させてその後ミキサーにかけ、大腸菌を沈殿させ 上澄みを回収。その上澄み液での 放射線同位体の収率を求めるという実験ですよね。 大腸菌から直接物質量を求めているわけではないのでこの実験方法 だと放射性同位体のマーキングが必要でしょう。 でなんでそういう実験方法をとったかとなるのですが 1952年の実験だからでしょう >>大腸菌内部に侵入した物質のSとPの有無から、それが何か特定でき>>ると思うのですが。 そんな微量な物質の量を測る手段が当時ないですよ。 電子顕微鏡の開発前でバクテリオファージの形態もよくわからない 手探りの時期ですからね。 ケプラーは惑星起動をlogを使って手計算しましたが なんでコンピューター使わなかったの?というのと 似ている話だと思います。

i-tad
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 大変参考になりました。

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