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図形と極限の問題(大学入試レベル)
jaspachateの回答
もうひとつ付け加えておくと、「ある点で微分可能な関数はその点で連続」で、「ある点で連続な関数は必ずしもその点での微分が存在するとは限らない(折れ線グラフなど)」。これは高校ではやりませんでしたか? 微分可能な関数は高校でもたくさん扱っているので、少なくとも微分や微分の定義を使うような問題では、微分可能な関数は連続としてかまいません。 xのべき関数(x^n)や指数関数、三角関数などの高校で扱う初等関数はすべて特定の点を除いては微分可能で連続です(例えば 1/x のx=0は除く)。 高校では関数の連続の定義そのものを題材にする出題以外は、基本的な関数の連続性は暗に仮定されている(明らかな不連続点を除いて)と考えてください。 ついでにいうと、この問題は微分の定義を使わなくとも極限値は簡単に求まります。 a{ 1 - a/√(a^2+h^2) }/h^2 = a{ (√(a^2+h^2) - a) / √(a^2+h^2) } / h^2 = a{ (a^2+h^2-a^2) / ( √(a^2+h^2)(√(a^2+h^2)+a) ) } / h^2 = a / ( √(a^2+h^2)(√(a^2+h^2)+a) ) → a / (a・2a) = 1/(2a) しかし、 QR/h^2 = √{ (SC+TC)^2 + (QS-RT)^2 }/h^2 で、(SC+TC)^2/h^4 → 1/(2a) 等を使って、 QR/h^2 → √( 1/(2a) + 1/(2b) ) [h→0] を言うには、√関数の連続性を使わなければなりませんし、それにそもそも√(a^2+h^2) → a をすでに使っています。 またそれは、 ( QR/h^2 )^2 → 1/(2a) + 1/(2b) [h→0] から言うのと同じことです。結局は√{( QR/h^2 )^2} の連続性を使うことになるからです。 もし連続性を証明するのであれば次の連続関数の定義を使います。 「どのように小さいε(>0)についても、適当なδ(>0)があって|h|<δを満たす全てのhの値に対して次の関係、 | f(a+h) - f(a) | < ε が成り立つ場合には、f(x)は x=a において連続である。このことを、 lim[h→0] f(a±h) = f(a) と書く。」 従って、 | f(a+h) - f(a) | < ε を計算して、εを0に近づけても必ずこの不等式が成り立つような |h|<δ(ある値以下の範囲にとると言う意味)が存在するということを証明すれば、f(x)のx=aにおける連続性が言えます。 √関数では、f(x)=√xについてこれを証明すればいい訳です。 しかし、この問題はわざわざ√xの連続性を証明させる問題ではないと考えます。
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補足
細かく丁寧な回答大変感謝しております。勉強になりました! QR/h^2 → √( 1/(2a) + 1/(2b) ) [h→0] の部分も納得がいきました。 あの問題から連続まで勉強することになるとは、、やはり数学は奥が深くて面白いです。前々からε-δ論法は勉強しなければと思っていたので、今回改めて必要性を感じました。 このたびは本当にありがとうございました!