- 締切済み
安心や癒しを求める美術作品に興味がもてますか?
安心や癒しを求める美術作品に興味がもてますか?//私の制作したい作品をリスト化してみたら、安心や癒しを求めるようなキーワードが目立ちました。冒険や絶望といったわくわくするような、また現代を表すような要素がないようです。人が生来もとめる理想を絵にするのは、現代の個人の持っている問題を何も解決していないとも思えます。 そんな絵画に興味が持てますか?
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
みんなの回答
- heathenfox
- ベストアンサー率22% (53/240)
私見ですがわたしはまったく興味もてません。 わたしは芸術美術に 今まで誰も試みたことのない表現 今まで自分では気づかなかった内面 今まで想像すらしなかった世界観 を見せてほしいのです そのことによりわたしは 一晩眠れないような興奮を覚えたり 腹の底が冷え切るような畏れを感じたり 次の日からちょっとだけ世の中を見る目が変わったり とにかく、何かが変わり、より豊かな自分になれます。 こんなふうに完成された美術・芸術には必ず何らかのエネルギーが満ちていると思うのです。 鑑賞者に迎合した作品に癒されたり慰めたりされるくらいなら長めの睡眠をとります。 現代の鑑賞者によっては、心を少しも侵襲しない、おだやかで優しいタッチの 鑑賞者を動かす代わりに作品のほうから寄り添うようなものを望むかもしれません。 しかしわたしに言わせればそれはなんだか芸術美術ではなく、 ただの商品のような気がするのです。 さて、質問者様は、「アート」を創りたいですか? それとも「プロダクト」を作りたいですか?
私は作品を、癒しで選びます。芸術に、自己表現の強調と刺激を求めると、脳が刺激されて、元気になりますが、結果はストレスになります。芸術に癒しを求めると、自己表現は弱くなりますが、脳が休むので、脳波がアルフア波になり、心が癒されます。西洋文明は自己表現ですが、日本の伝統文化、和風文化は、癒しを追求しています。理由は世界中で日本語だけ、母音を強く発音するからです。母音を発音する時、癒しが発生します。だから日本人は癒しに敏感です。癒しは脳波が、アルファ波になった時発生します。
- mackid
- ベストアンサー率33% (2688/8094)
好みは人それぞれですから、当然興味を持つ人もいますね。 ご質問の趣旨が判りませんが、仕事で描いておられるのですか? もしそうなら、無名の時には描きたい絵と売れる絵を区別して考える必要がありますよ。 もし単なる趣味なら、他人が何に興味を持とうと関係ない話で、描きたい絵を描きましょう。もし仕事でこういうものしか描けない or 描きたくない、ということでしたら、それはそれで仕方ありません。他の収入手段が必要にはなるでしょうが。 とにかく人と違うものを描いて下さい。流行のキーワードの絵であっても、売れないものは売れませんし、流行でなくても売れるものは売れます。
- Rakdan
- ベストアンサー率34% (16/47)
安心・癒しは、もちろん「うける」現代的テーマです。 スローライフやスローフード、田舎暮らし、ゆるキャラ、といったものが世間でもてはやされていますし、関連商品もたくさん売られ、立派に市場をなしていますよね? 激しい情動と、スローな癒しと、人には両方が必要ですから、どちらの系統も需要はあります。 むしろ最近の風潮はドキドキ系より、むしろ癒し系のほうに傾いているのでは…とも思いますが。 迷うことなく、どうぞ制作してください。 質問者さんの作品が認められるかどうかは、他の回答者さんが書いておられるように、その作品のレベルにかかっていると思います。
- mat983
- ベストアンサー率39% (10265/25670)
人間関係、騒音など、現代社会はぎすぎすしているのです。 また、昨今は派遣切り、失業、経済悪化など嫌なニュース・話題が 目白押しです。 そのためペット物など明るいネタが受けています。 これと同じことです。 皆さん精神的な癒しを求めているのです。 美術作品だけでなく、癒しが得られる空間+作品の演出は 魅力的です。 例えば竜安寺の庭のような落ち着いて安心できる空間です。
- 8823kin
- ベストアンサー率32% (109/337)
もちろん、興味は持ちますね。 ただし、その絵画のレベル次第で、 評価は変わってきます。 つまり、購入したいほどのモノか、 鑑賞するだけのモノか、の違いです。 自分の気持ちが、その絵画の中に入れるか?否か? それが、私の判断基準です。 私の祖父の弟が画家でした。 代表作の一つは、インド大使館に飾ってあるようです。 3年ほど前、展覧会があり、見にいきました。 私の生まれた年代に書かれた作品の前で、 立ち止まり、なぜか涙も出てきました。 理由は、わかりません。 ただ、ただ、響きました。 その画家の影響でしょうか? 私個人の絵画に対する基準があります。 例えば、風景画なら、 その風景の中に、 私を連れていってくれるか?どうか?が、 善し悪しの基準の一つです。 小説にも同じような基準があります。 場面や言葉が浮かんでくるか?否か? これが、基準の一つです。 安心や癒しを求める美術作品は好きです。 ただし、最低限、自分の価値基準を超えないモノは、 認めはしても、評価はしません。 ところで、質問ですが…… nusaheadさんは、プロの画家ですか? それとも、プロを目指している人ですか? それが気になりました。
お礼
他の方へのお礼にも書きましたが、このような抽象的な質問に的確に答えていただき、嬉しく、複数の方に回答をいただけて驚いています。 六本木の森美術館で「Happiness is...」という展覧会がありましたが、私はこの主題にとても共感できました。 お答えのように、作品のレベルはとても大切ですね。アドバイスに身が引きしまります。自分の作品の表現のレベルは高低はわかりませんが、これからも厳しく鍛えていきたいとおもいます。 機会があれば、インド大使館のなかのその絵も見てみたいです。私も感じる絵のまえに立つと、胸のあたりが冷たく溶けて流れて行くような気がします。いい気持です。 回答のなかの「連れて行ってくれるかどうか」これもいつも心に留めて制作したいとおもいます。 ありがとうございました。
- zorro
- ベストアンサー率25% (12261/49027)
癒しを求めて展示会に出かける人が大部分だと思われます。
お礼
回答ありがとうございます。 一般に「日本人は印象派ばかりが絵だとおもっている」などど揶揄されますが、やはり癒しを求めているのでしょうか。 現在美術のなかには、環境問題や人権問題などを訴えるジャーナリズム性を含ませたものもありますが、私はその分野の作品をみると、ズンと気持が重くなってしまいます。 穏やかな表現の元に、人間の根源をハッと自覚させられるような作品がかけたらと、皆様の回答を読ませていただきながら、思いました。その「ハッ」が私の表現の中の唯一の刺激となるのかもしれません。 そのような表現は一番力量が問われるでしょう。 この場をお借りしまして、お礼をかけなかった方へもお礼を申し上げたいと思います。インターネット上ではありますが、回答でとても勇気づけられました。
お礼
アドバイスありがとうございます。抽象的な質問にもかかわらず、意図を理解していただけて嬉しいです。 安心癒しが必要な要素であること、時代遅れでないと感じていらっしゃると知り、自分の選択した方向に自信が持てそうです。前からその方向しかないと思っているのに、やっぱりどなたかに共感、同意してもらうと、決意も固まります。 今週末の表参道の青山ブックセンターでのイベント「文学・芸術の役割とは,「癒し」なのだろうか。」にも出かけてみようと思います。 そこでも新たな答えも見つかるかもしれません。