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日経新聞
12/14(日) 3面 総合 日中韓、金融協力を推進 この記事の中に、約10年前、アジア通貨危機後に日本はIMFのアジア版の AMF構想を提唱。 この時は米国が反対し、中国も議論には乗らずに頓挫した。 とありますが、米国が反対する理由は何だったのでしょうか? どなたかわかる方、教示願います。
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アメリカが日本に戦争で勝ったのは歴史上の事実です。 当時の日本は「アジアの光」とか「大日本帝国」とか言い、あたかも躁病の患者のようだったのです。 その日本に「それじゃ民主主義はなりたたんでよ~」と民主主義を押し付けてきました。 何十年か前までは、ちょんまげをして親の敵打ちだ、などと言うアメリカにとって訳のわからなかった国に、「おじいちゃんはお侍だった」という人が、うろうろしてる日本に民主主義を植えつけたという自負がアメリカにはあります。 彼らはとても紳士的に日本に対応してるようですが、日本人に大和魂があるように、アメリカ人魂というのがあるのです。 それは「われわれは正しい。アメリカは一番だ」というものです。 日本人を「イエローモンキー」と呼ぶ自由がある国のメンバーが創ってる国がアメリカです。 「リメンバー・パールハーバー」なのです。 彼らにとってIMFをまねてAMFなどという「猿真似」をされる事は屈辱的な発想そのものだったのです。 しかし、彼らはネクタイをし、スーツを着て、威厳を持った態度を維持して、世界の国が「なるほど」という理由をつけないと自分の尊厳が失われるという妄想を備えていたので「リメンバー・パールハーバー」と騒ぎまくって日本を精神的に糾弾するわけにいきませんでした。 ですから、当時のなんだか訳のわからない理由を言い出して「反対」したのでした。 当時のアメリカが日本のAMF構想に反対した理由などは、書面で読むことができますが「失われた時を求めて」を読破する以上に困難で、無意味に満ちたものです。 「とにかく反対、イエローモンキーのすることに賛成などできるか。リメンバー・パールハーバー」という一言を避けるために、ありとあらゆる経済理論を持ち出して、煙に巻こうというだけの理由書で、アメリカ史上最大の印刷紙の無駄遣いだといえます。 一つのことに熱中してないと気がすまないアメリカ人には、この理由書を読んで理解するのが楽しくてしょうがなかったことでしょう。 てっぺんから考えれば、日本がAMF構想と名うって経済構想をねることにアメリカが反対するなど、大きなお世話です。 かって日本が大日本帝国という名を叫び、東南アジアを植民地にしようとしてたと思い込んでるアメリカは、AMF構想という名前のてっぺんに「A」が付いてることに、花粉症の患者のように敏感に反応したのです。 ですから未だに「あの反対はなぜ」という疑問は残ってます。 たかがイエローモンキーにアメリカを凌駕するような経済活動をさせられてたまるか、が本音だと、私は思います。 「リメンバー・パールハーバー」 おれの爺さんは真珠湾で殺された、というアメリカ人は未だに生きてます。 それがアメリカという国の一面だと知ると、理解できる問題なのです。 今回のサル講義は要望がなかったのでランクアップしてみました(””)
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- mat983
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http://www.law.keio.ac.jp/~kubo/seminar/kenkyu/sotsuron/sotsu12/sato.PDF このサイトが詳しいです。 特に17、18ページです。 過度のドル依存から脱却し、ドル離れをし、円を基軸通貨にしようと画策する日本に対しアメリカはドルの覇権を邪魔する行為として反対したのです。 つまり、アメリカの国益を守るためです。 中国も円が基軸になることには反対です。
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いいサイトを紹介して頂きありがとうございます。 私はいい年をして、今更、勉強中の未熟者のため、本文中にでてくる単語の意味が理解できないので、せっかく詳細に説いてあっても、半分位しか理解できていません。 もう少し勉強をしてレベルが上がった頃にもう一度見て勉強をします。 ありがとうございました。
お礼
師匠さすがです! アメリカが反対する背景には、歴史認識、アメリカの利己主義といった性格まで分析して考えなくてはいけないのですね。 金融のことを勉強するだけでなく、いろいろな問題が関係してくるから総合的に勉強が必要ですね。 今回も非常に納得しました。 毎回甘えて申し訳ないのですが、この問題もご教示願えないでしょうか。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4545503.html