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超長期放置のワインが5本…困っています。
職場のOBの方が引越しをするので、今まで手付かずだったワインを譲ってくれました。 が、困ったことにどれも1989年、1990年のもので、特にワインセラーに保管 していたわけでもなく、暗所にしまっていただけだそうです。 頂いた銘柄は下記の通りです。 ・(1989年)Ladoix 赤 …澱は出ていません ・(1990年)Chenas 赤 …澱は出ていません ・(1990年)おたる 北海道ワイン(株) 白 ・(1980年代後半?)アスティ・スプマンテ(スパークリングワイン)×2本 素人目で見た感じ、変色等はなさそうなので、死ぬわけでないなら味見 しようと思っていますが、詳しい方から見てこの状況どうでしょうか。 危険であれば捨てることにしますが…。 何卒ご回答よろしくお願い申し上げます。
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「ワインセラーでない暗所」の環境次第です。 暗所とのことなので光は問題ないと判断されますが、他に温度・温度変化・湿度・振動・異臭等の要因が気になります。 温度が10度~20度でかつ短周期で急激な温度変化が無く、湿度が50%~80%程度に収まっていて、ワインに継続的な振動が与えられるようなこともなく、異臭を放つ他のものと一緒に置かれていなかったこと、という条件が最低限満足されてさえいれば、充分試しに飲む価値はあると思います。 ワインの熟成というか経年変化というか、どの段階で飲むかというのは大雑把に「この程度から、この程度まで」という目安はプロのソムリエならだいたい持っていると思いますが、この範囲には大きなばらつきというか個人差がありますので、ある人が「これは枯れている、味が変わっている、だめだ」というのを別の人が「これは実に旨い」という評価を下すようなことはよくあることです。 澱について懸念されているようですが、古いワインに澱はつきものです。古いボルドーなど、澱のないワインはほぼ皆無です。ノンフィルターだと若いワインでも澱はあります。澱を飲まなければよいだけのことですから気にする必要は無いです。 私は100年近く経過したシャンパーニュや、150年以上経過した赤ワインを多く飲んでいますが、人間よりワインが長生きであることを痛感させられることが多かったです。いわゆる長熟タイプの高級銘柄の話だろうと思われるかもしれません。たしかにそういうものは大好きです。しかし中には1960年頃のボージョレ、それも畑の名前もつかない「ヌーボー」をラフな環境で40年以上経過した状態で飲み、あまりの旨さに剋目したことがあります。ラベルを見ずブラインドで飲んでいた同席者(プロソムリエ含む)は「これはブルゴーニュのピノだ」「いや古いシュヴァルブランでこういうのがあった」などと言っていましたが、普通は数ヶ月で飲まれてしまうようなワインが40年経過してこんなふうになるのか! と口々に驚愕の言葉を発していました。こういうことがあるからワインは楽しいのです。この楽しみを捨てるなんてもったいない、と私は思ってしまいます。捨てるなら譲っていただきたいぐらいです。
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今の投稿文に数か所漢字の変換ミスがありましたので報告いたします。 「開戦」は「開栓」です。「変色塔」は「変色等」です。お詫びして訂正いたします。
お礼
ご丁寧にありがとうございます。
私も質問者様と全く同じ経験をしたことがありますが、私の場合、コルクが乾燥しすぎてポロポロになっていたので、開栓中にコルクが割れたり、ようやく開戦できたと思ったら、グラスに注いだ時に赤ワインが明らかに茶色くなっていましたので、迷わず廃棄処分にいたしました。 私はワインにはさほど詳しくないので、「ワインってヴィンテージのいいものがいい」というくらいだから、長期保存も利くのかなと素人考えしていましたが、開栓してなくても消費期限があるんだな、古けりゃいいってもんでもないんだなと、再認識したものです。 質問者様のワインは、特に変色塔は見られないとのことですので、一度開栓してみて、やっぱ怪しいと思ったら処分すればいいのではないでしょうか?あとは近くのデパートかなんかのワインショップに行って、アドバイザーに相談するなどしてみてください。結構親切に教えてくれるかもしれませんよ。それに新しくお薦めのいいワインを紹介してくれるかもしれませんし。
お礼
コルク開栓時のボロボロは要注意ですね。何せ超長期放置なので 変質していることは間違いないでしょうからね(もし偽コルクだっ たりすると、変な成分が染み出しているかも…!?) 近場のエノテカあたりに行って聞いてみようかと思います。ただ お店のアドバイザーなら、安全を期して絶対薦めては来なさそう ですが(笑)
- koketa58
- ベストアンサー率18% (355/1961)
廃棄です。
お礼
迷うくらいならって感じですかね。
- cipher_roy
- ベストアンサー率46% (411/893)
こういったものは現物を見ない限り絶対と断言できるレベルの事は 言えませんが、(スプマンテ以外は)コルクをうまく抜いて最低限 の味見をしてまだ飲める、煮込み料理限定、ワインビネガーなら いけそう、捨てるしかない・・・等の判断ができると思います。 今どきは(元々のコルクに比べたら保存機能は劣りますが)、 一旦抜いた後に使える代用栓も比較的簡単に手に入れられますしね。 スプマンテは、まずは開けないまま栓や泡の具合を見て、それで 不安がぬぐえないようなら無理せず廃棄するのが良いと思います。 (私個人としてはスパークリングワインはあまり長く放置した ものは好きではありません) 最終的な味の判断や好みは、他人が字面だけ見て判断するには 無理があるので、後はご自身にお任せします。
お礼
スパークリングワイン20年放置はさすがに不味いでしょうね。 そのほかのワインについては、回答者様がご提案される通り、 煮込み料理、ワインビネガーもどきとして使うにはいけそうな 気がします。もうじきパーティーシーズンなので肉料理やソース 作りに使ってみようと思います。ありがとうございました。
お礼
温度変化の影響は多大に受けている可能性はありますね。 ようやく今度、肉料理に使う機会がありそうですので開けることに します。異臭も怖いので、屋外で開栓します。 特にスプマンテは気は抜けているでしょうけど暴発することを考え て…。 ワイン熟成に関してもプロの審美眼は分かれてしまうのですね。 チーズの青カビ白カビ論議のような世界なのでしょうかね。 それにしても回答者様は1世紀以上前のヴィンテージワインを愛飲 されておられるとのことで、大変なワイン通の方かとお見受けしま す。確かにおっしゃる通り、無名ワインにも意外な旨味が隠れてい るのかもしれませんね。 今回相談したワインは、全て職場のOBの方が結婚式の引き出物と して複数のカップルから頂いたものでして、中には当時のメッセー ジカードが瓶に貼り付いたままのものもあります。 80年代後半のバブル絶頂期の結婚式の様子を想像しつつ、味見を してみようかと思います。ありがとうございました。