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個人が家庭で財務諸表を作る意味ってありますか
個人が家庭で財務諸表、損益計算書、バランスシート、キャッシュフロー計算書などを作る意味ってあるんでしょうか?企業がつくるのは当たり前なんですが、それを個人が作った場合、家庭にどんなメリットがあるのかなと疑問に思ってしまいました。よろしくお願いします。
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家計簿の分析に、複式簿記の手法を使うのはどうか、と解釈させていただくと 企業が複式簿記により財務諸表を作るのは、企業活動に対する納税額の算定において、収益と損金について税法上の規定に沿った取扱が求められるからです。 一方そうしたものが必要でない、国や地方公共団体、家庭等では現金主義の単式簿記で処理しています。 では家庭に導入してメリットがあるかどうかといえば、メリットはあります。 単に収入と支出列記の家計簿では、20万円のパソコン購入も20万円の家族旅行も、同列の20万円の支出でしかありませんが、家族旅行の経費は損益計算書に、パソコン購入は貸借対照表の資産の増加(現金の減少)で表現すると、家計簿列記だけではわからなかった部分が見えてきます。 一年間の収支を簿記原則により整理することによって、家計の無駄を浮き彫りにし生活の改善と中長期のライフプランにも役立てることができます。 このため従来単式簿記だった地方公共団体の会計制度にも、公会計制度改革の一環として複式簿記の手法を取り入れる取り組みが検討されています。
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- kaichoo
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私も会計ソフトの練習も兼ねて家計簿を複式簿記でつけています。 やりながらもなんて無駄な労力を使っているんだろうとは思っています。(笑) 会社にとっては複式簿記で貸借対照表や損益計算書を作ることによって経営判断や納税に影響してくるので、正確なものを作成することが求められますが、はっきりいって家計にとっては概算で十分なんですよね。 車や高価な家具を買うだけで損益に大きな影響を与えますし、会計ルールにのっとって資産に計上すれば減価償却などもすることになります。 さらにローンの返済などがあれば元金は貸借対照表の負債の減少になるわけですが、家計簿に求められるのは月の生活費がいくらかかるかの推定であり、損益計算書だけではそれがよめなくなってしまいます。(会計上は正しい処理であっても) 私はさすがにキャッシュフロー計算書には手をだしてないですので(笑) かなりの手間がかかる割になかなか求める損益がでないと感じてはいますが、唯一メリットがあるとすれば、現時点での資産と負債がわかることですね。 家計簿にはでてこない保険積立金や定期預金、有価証券などもちゃんと経理をすればいざというときいくらくらいの現金を用意することができるかかなど、家計の本当の純資産を把握することが可能です。 ただし信用できるものを作成するにはそうとう無駄な時間を使いますのでほとんど趣味の世界ですね(笑)
個人事業なら作るのが当たり前ですから、プライベートな家計に関するものとして回答します。 財務諸表は企業や公共団体などの事業体が作るものであって、プライベートな家計については普通作りません。質問の前提が「作らなければならない」ということにあるようですが、なぜなのでしょうか? ただ、精密な家計簿を作りたい、ということで作っている人はいないとはいえないでしょう。家計簿が無意味でないのと同じように、家計について精緻な経理を行うことには、家庭における財産管理を行ううえでのメリットはあるでしょう。会計理論に基づいた財務諸表を作れば、会計理論に基づいた分析・予測・計画などの手法が使えることになります。
お礼
ご回答ありがとうございます。質問の前提にプライベートな家庭の財務諸表を作らなければならないとは思っていません。もし、仮に家庭で財務諸表を作ったとしたら、どういったメリットがその家庭にあるのかな?と思って質問させて頂きました。普通そこまでやる意味はないと思っていましたが、分析、予測、計画などの手法につかえるということですね。納得できました!ありがとうございました!