ガソリン価格は下がったがどうなる？

質問

最近ガソリン価格が下がりましたよね。
これはどういった理由からなのでしょうか？
また以前のようにすぐ高騰するのでしょうか？

ガソリンは下がってもその他の物価は上がり続けるのでしょうか？

アメリカで株価がかなり下がったというニュースがありましたがもう立ち直る希望は見えないような状況なのでしょうか？

安定した価格によって生活が送れるようになるといいのですが。

わかりやすく教えてください。
よろしくお願いします。

回答No.4

omeger

＞ガソリン
世界的な景気悪化で需要の減退が予想された事、
年金やヘッジファンドによる売却が相次いだこと、
円高に転じたことなどが下げ要因になります。

原油市況はまだ不安定な動きを辿る可能性はありますし、
今の所、5年前までのような安い水準に戻るシナリオは予想されていません。
しかし、7月のピークほど高くなる可能性は低いですし、
ヘッジファンドも一連の混乱で打撃を受けたため、
大規模な投機を展開する余力は乏しいでしょうが。
何年かして原油高の時期に進められた技術革新や投資の成果が実れば、
価格も安定してくると期待できます。

＞他の物価
上がるものあれば下がるものもあります。
価格転嫁が遅れていたものが今さら値上げすることはあります。
農水省が値段を決めている小麦も、国際価格が下がっているのに国内は値上げです。

一方、販売不振のため企業は値下げを迫られ、
「不況型デフレ」の傾向も出て来ます。
販売不振に悩むIT業界は超低価格パソコンで食い繋ごうともしています。

しかし、企業が価格転嫁できなかったり、
無理に値下げしたりすれば、企業の収益や給与・ボーナスも下がります。
これには不況を悪化させるリスクが潜んでいます。

朗報としては、今年の収穫状況が改善して農産物価格は下落してきています。
金属価格にも下落が見られます。
こうした原材料コストは、企業が苦しまなくても値下げできます。

＞株価
直近の世界的な株価暴落は、金融の混乱が背景にあり、
政策を誤らなければ落ち続ける可能性は低いです。
しかし、短期間の株価動向で景気を判断するのは早計です。
もはや一般企業を含む経済全体が景気後退に向かいつつあり、
短い期間で危機以前の値段にまで戻す可能性は低いです。

今後しばらくは、売上減、利益減、あるいは倒産、
対策として人員削減は進められ、失業者は増え続けるといった、
陰鬱な発表が続くことが見込まれます。
大恐慌とか崩壊とかいった極端な所までいく可能性は低いですが、
どれくらい悪化するかは幅を持って考えた方が無難です。
アメリカ以外に、欧州や中国の経済動向によっても状況は変わります。