武器

質問

自衛隊の戦闘機や戦車は、アメリカから買うんですか？必要以上に買わされるんですか？

回答No.3

phantom1 · ベストアンサー

輸入やライセンス生産のライセンス料については、国産技術が確立していないもの程高い値段で買わされるようですね。ですから、戦闘機は高価になります。しかし、９０式戦車用の１２０ミリ滑腔砲Rh120などは、技術研究本部で同様の砲が試作・試験まで進んでいた為、かなり割安な価格でライセンスが取得できたようです。この国産１２０ミリ砲は、９０式戦車では採用が見送られましたが、本年度に試作車両がロールアウトした新戦車には採用されています。この戦車は純国産と言っても良いでしょうし、量産価格も９０式より安価になる予定です。
全体的に見て、陸上の車両は殆ど国内設計・生産で、外国の技術に頼っているのはMD関連（物議を醸したＰＡＣ３の事）と、その母体となったペトリオット地対空ミサイル、他には戦域支援火器のＭＬＲＳなど。１２０ミリ重迫撃砲ＲＴ（仏製）などのように、歩兵用の重火器にも外国製が結構ありますが、これは、自主開発するより手早く調達できるからでしょう。技術的には問題なく国内開発できますが、開発期間とコストの兼ね合いで外国製を採用する事は諸外国でも良くあります。

海上の艦艇の場合、船体部分と、イージスシステム以外のレーダーは国産です。イージスシステム以外に、ミサイル等の搭載火器は殆ど外国製のものを採用していますが、対潜魚雷は国産です。この、魚雷を国産できると言う事は、意外に技術的なアドバンテージが高いもので、世界的にも対潜魚雷を自国の技術のみで開発できる国はそう多くありません。アジアでは今のところ日本だけです。
海上自衛隊所属の対潜哨戒機Ｐ－３Ｃ（不審船騒動の時に活躍した四発エンジンのプロペラ機です）は米国製のライセンス生産ですが、後継機種であるＰ－Ｘはエンジンも含めて完全国産です。しかし開発が難航しているようで、機体単価は当初見積もりよりも上がりそうです。外国に足元を見られない国産品ですが、このように、また別のリスクがある、と言う事ですから痛し痒しですね。

航空自衛隊の装備に関しては、戦闘機は殆ど外国製のライセンス生産で、Ｆ－２支援戦闘機だけが日米共同開発の半国産です。しかし、日米で生産工程を複雑に分割したり、当初米国から取得予定の機体制御技術を取得できず、已む無く独自開発するなど、無駄が多かった為、世界一高価な戦闘機になってしまった恨みがあります。兵器行政についての、日本政府の認識のお粗末さが露呈した結果ですが、さすがにもう二度とこんな愚行はしないでしょう。
輸送機は１９７１年運用開始のＣ－１、現在開発中（難航中）のＣ－Ｘと、立て続けに国内開発していますが、エンジンだけは米国製のライセンス生産です。

このように列記しましたが、やはり一番国産率が低いのは航空自衛隊です。但し、戦闘機から発射するミサイルに関しては存外国産化が進んでおり、世界的にも一流の性能の物が揃っています。確かに国産技術が確立していない兵器に関しては、足元を見られるのが現実ですが、国内開発には「開発失敗」のリスクも伴います。そして、ご懸念の「必要以上に買わされる」事ですが、運用側の意見を充分に酌まず、お仕着せ的に装備を採用する事が無いとは言えないでしょう。現に、最近事件化したＣ－Ｘエンジン選定の問題もあります。ただ、それも一応日本政府の調達計画ですから、国内の利権構造の問題ではあっても、外国の強制力が働いて「買わされている」わけでは無いでしょう。

回答No.2

hukuponlog

戦闘機などは，国産（自国開発）をアメリカが望まないのですよ。国産機を開発しようとする動きも過去にはあったのですが，アメリカの圧力と輸入した方が「良いこと」があるらしい政治家の動きでつぶれてきました。典型的なのは，ダグラス・グラマン事件（検索をしてみて下さい）です。

数の問題もそうですが，価格がアメリカの価格よりもはるかに高いのです。
平成十九年十月二十八日、石破防衛大臣の発言
「例えば、我が国のＦ１５戦闘機って百億円するわけでアメリカのＦ１５なら六十億円とか七十億円ですよ。で、あるいはＦ２戦闘機って百二十億円する、原型のアメリカのＦ１６ってのは、五十億、確かしないんですよ」

もちろん日本仕様に改造する等のエクスキューズはありますが，基本的にはグレードダウンだから，こんな価格になるはずはないわけで・・・。

回答No.1

ryoma7i

正確に言うと・・・
戦車は国産です。（三菱重工から・・他にあったかな？？）

戦闘機やミサイルを購入してます。
必要以上に買わされる感は否めないですな。
なんせもともと日米の貿易不均衡の解消として武器を購入してるので
必要以上に買うのが前提みたいなもんですから、