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アクチュアリー試験に関する質問
- 大学院在学中の物理学科出身の学生が、アクチュアリー試験を受験することを検討しています。具体的には数学や損害保険、会計や投資理論などの科目をどれを受験するか迷っています。また、損害保険や生命保険の会社に就活する際、どの科目の合格が有利なのかも知りたいです。
- アクチュアリー試験について質問です。現在大学院に在学中で、保険会社の数理分野に携わる業務に興味があり、アクチュアリー試験の受験を考えています。数学と損害保険、会計・経済・投資理論の科目の受験を検討しているのですが、どちらを受験した方が有効か迷っています。また、損害保険や生命保険の会社に就活する際には、どの科目の合格が有利なのでしょうか。
- 大学院に在学中の学生です。アクチュアリー試験の受験を考えており、数学と損害保険、会計・経済・投資理論の受験を検討しています。物理学科出身であり、現在は政治学研究科に所属していますが、数科目の合格が有効なアピールになるのではないかと考えています。また、損害保険や生命保険の会社に就活する際には、どの科目の合格が有利なのか知りたいです。
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結論から言えば数学1科目に絞ったほうがよいと思います。 当然科目数が多いほど就職にあたっては高く評価されます(ただし、会計・経済・投資理論と数学であれば数学のほうが高く評価される傾向にあります。)。 ただし、よほどの場合を除いて基本的には1~2科目が限度です。(学生さんなので一般の社会人の受験者よりは時間が確保できるかも知れませんが、それでも今から3科目と言うのは無謀) また、損保数理については損保の基本的な知識が必要なので、何もない状態から始めるのは厳しいです。保険会社に就職してからで十分でしょう。 会計・経済・投資理論は1次試験の中では一番合格しやすいともいわれていますが、意外に広範囲にわたる知識が必要なので、ある程度時間をかけないと厳しいです。 以上のことから数学1科目で十分だと思われます。 その数学も去年合格率が異常にあがった(いつもは10%~20%程度、ひどいときは10%をきることもあるのですが、半分近くの人が合格)ので、今年はその反動で難しくしてくる可能性があるのでそれなりの覚悟が必要です。 迷っている時間はないので今から過去問題集を買って対策を立ててください。 それ以上のヒントについては、検索エンジンなどでも確認してください。(私もブログをやっていますが、規約上でそれをここで開示することはできないので)
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- actuary1
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No.1&No.2の者です。 私が数学(当時は数学1(確率)と2(統計)に分かれていた)に受かったのは大分前になるのですが、その後もアクチュアリー試験の受験サポートなどをやっていたこともあり、アクチュアリー試験には関心をもっており、数学については、最近(モデリングが範囲になってから)の問題も一通り見ています。 とりあえず、確率と統計について出題が少なくないと想定される分野を(単語だけですが)列挙しておきます。 モデリングについては、最後の線形計画を除く4分野(回帰分析、時系列解析、確率過程、シミュレーション)から1題ずつ出題されているようです。 過去問題についてですが、平成10年ごろ(新試験制度になったのが平成12年からですがその直前)の数学2(統計)で、今では出題の可能性がほとんどないようなものすごく難しいものが混じっている(例:一様最有力検定)のでご注意ください。 ちなみに、逆にお尋ねして恐縮ですが、 「モデリングに関してはアクチュアリー正会員さんの試験対策に載せられていました」 とはどういうものでしょうか? (書籍?インターネットのホームページ?) もしよかったらお教えください。 A.確率 順列と組み合わせ 2項定理 独立と排反 余事象 加法定理 条件付確率とベイズの定理 確率変数(離散型と連続型) (確率)密度関数、分布関数 確率変数の独立 期待値(平均)と分散 積率母関数 具体的な離散的確率変数(2項分布、ポワソン分布、幾何分布、負の2項分布) 具体的な連続的確率変数(一様分布、正規分布、対数正規分布、指数分布、ガンマ分布(カイ2乗分布を含む)) 同時確率密度関数と周辺確率密度関数 共分散と相関係数 分布の再生性(2項分布の再生性、ポワソン分布の再生性、正規分布の再生性、ガンマ分布の再生性、カイ2乗分布の再生性、負の2項分布の再生性) 中心極限定理 条件付期待値と条件付分散 B.統計 (上記の確率変数について理解しているという前提で) 不偏推定量と有効推定量 最尤法 第1種の誤りと第2種の誤り 有限母集団の平均と分散 具体的な推定・検定法 (a)正規分布の平均:分散既知 (b)正規分布の平均の差:分散既知 (c)比率(正規近似) (d)正規分布の平均:分散未知 (e)正規分布の平均の差(分散未知だが、等分散性を仮定) (f)正規分布の分散 (g)2つの正規分布の分散比 (h)指数分布 (i)相関係数 (j)ポワソン分布 (k)成功確率の区間推定(正規近似できないとき) (l)適合度(観察される度数がある分布に従うかどうかを検定) (統計についてはこれ以外に回帰分析も出ていましたが、今は「モデリング」の問題として出題されています。)
お礼
たいへん細かく教えてくださって ありがとうございます。 自分でも過去問を解いて傾向を探るつもりですが、 アクチュアリー試験を教えられていた方の 分析があると心強いです。 たいへん参考になります。 モデリングに関しては、web上に公開されていたもので、キーワードで検索すれば、容易に見つかると思います。 ただ回答者さんが書かれた >モデリングについては、最後の線形計画を除く4分野 (回帰分析、時系列解析、確率過程、シミュレーション) から1題ずつ出題されているようです。 ということしか載っていません。 もっと詳しい情報の掲載を期待していたようでしたら すみません。。 モデリングに関しては過去二年分のみなので、 やはり細かい傾向は分析できないですよね。
- actuary1
- ベストアンサー率100% (8/8)
No.1の者です。 損保数理ですが、私の周囲を見ていると、逆に損保数理を(あるいは損保数理だけ)残しているという人が多いです。(これは損保数理の問題が難しくなっていることにもよりますが。) 損保数理に(それは2次試験で問われるレベルと言う意味で)深い業界の知識は必要ないのは確かですが、損保の基本的な考え方は必要です。 とりあえず過去問題集を買われたということなので、それを(最新の1年分を除いて)どのような問題が出ているかを見てみてください。 (ただしモデリングが出たのは3年前からなのでご注意を) ちなみに、私は、アクチュアリー会正会員です。 (プロフィールは回答者のリンクをクリックすると表示されます。)
お礼
度々アドバイスしてくださって、 ありがとうございます。 試験対策についてお聞きしたいのですが、 確率、統計に関して特に出題されやすい 、されにくい分野などはあるのでしょうか (モデリングに関してはアクチュアリー正会員さんの 試験対策に載せられていました)。 対策として出題される問題数の多い、 確率・統計の分野から取り組もうと思っています。 その後、確率・統計のあまり出題されない範囲はあとまわしにして、 モデリングにうつりたいと思っています。 アクチュアリー会HPに載せられている 「試験科目・内容および教科書・参考書」の細目と照らし合わせて、 過去問題集の最近の二年分を見てみたのですが (平成8年~16年分はとりよせ中)、 偏って出題されているようには見えません でした(ただ、確率・統計を大学時代にかじっただけなので、 きちんと分類できているか定かではありませんが…)。 正会員でいらっしゃるので、 受験されたのが最近ではないと思いますので、 ご存じの範囲(過去の傾向など)で構いませんので、 教えてくださるとありがたいです。 何度もずうずうしくすみません。
お礼
丁寧に答えてくださってありがとうございます。 そうですか。 損保数理は業務知識がそれ程いらないと聞いていたので、 受験可能かと思っていましたが、 対策時期が遅すぎたようですね。 もっと早い段階で、受験を考えておくべきでした。 過去問題集や教科書は取り寄せましたので、 今から対策をたてたいと思います。 回答者さんは正会員さんなのでしょうか。 アドバイスとても参考になりました。 ありがとうございます。