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円高について教えてください。

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  • omeger
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回答No.3

波及する時間の問題で、Jカーブ効果というのもあり、 円高で価格が変化しても契約上などの理由で取引数量が変わるのには時間がかかるため、 短期的にドルで見た輸出額が増え、輸入の方は増えないため、 貿易収支の黒字が増加するという現象があります。 でも時間が経つと貿易収支の黒字は減少します。 一般に見れば、円高の年でも、円ではなくドルを基準に見れば、 日本の輸出は減ってはおらず、増加しているともいえるようです。 むしろドルで見た日本の輸出が減少している年は、 いずれも対ドルで円安の年に該当するかもしれません。 円高の分、同じ「円」を輸出した際の「ドル」は大きくなっています。 円が急に高くなっている時期は多くの場合、 独マルクなども高くなりドルのレート自体が下落した時期という背景もあります。 といっても、日本経済にとっての輸出の重要性を測るなら、 名目ドルではなくて輸出の対GDP比率が指標であり、この数値は円高によって、 輸入原材料価格の下降と、輸出先で価格競争力がなくなることで、 減少することになります。 *は日本の輸出(財・サービス輸出、名目ドル表示)が減少した年 1970年 1ドル=360.0円 輸出219.7億ドル 輸出÷GDP10.8% 1971年 1ドル=350.7円 輸出269.0億ドル 輸出÷GDP11.7% 1972年 1ドル=303.2円 輸出321.9億ドル 輸出÷GDP10.6% 1973年 1ドル=271.7円 輸出414.7億ドル 輸出÷GDP10.1% 1974年 1ドル=292.1円 輸出623.8億ドル 輸出÷GDP13.6% 1975年 1ドル=296.8円 輸出638.2億ドル 輸出÷GDP12.8% 1976年 1ドル=296.6円 輸出759.9億ドル 輸出÷GDP13.6% 1977年 1ドル=268.5円 輸出903.4億ドル 輸出÷GDP13.1% 1978年 1ドル=210.4円 輸出1077.8億ドル 輸出÷GDP11.1% 1979年 1ドル=219.1円 輸出1167.0億ドル 輸出÷GDP11.6% 1980年 1ドル=226.7円 輸出1447.3億ドル 輸出÷GDP13.7% 1981年 1ドル=220.5円 輸出1716.1億ドル 輸出÷GDP14.7% 1982年 1ドル=249.1円 輸出1573.4億ドル * 輸出÷GDP14.5% 1983年 1ドル=237.5円 輸出1647.3億ドル 輸出÷GDP13.9% 1984年 1ドル=237.5円 輸出1890.4億ドル 輸出÷GDP15.0% 1985年 1ドル=238.5円 輸出1935.8億ドル 輸出÷GDP14.4% 1986年 1ドル=168.5円 輸出2258.4億ドル 輸出÷GDP11.3% 1987年 1ドル=144.6円 輸出2501.4億ドル 輸出÷GDP10.3% 1988年 1ドル=128.2円 輸出2920.8億ドル 輸出÷GDP9.9% 1989年 1ドル=138.0円 輸出3064.0億ドル 輸出÷GDP10.4% 1990年 1ドル=144.8円 輸出3167.5億ドル 輸出÷GDP10.5% 1991年 1ドル=134.7円 輸出3464.4億ドル 輸出÷GDP10.0% 1992年 1ドル=126.7円 輸出3733.7億ドル 輸出÷GDP9.9% 1993年 1ドル=111.2円 輸出3966.7億ドル 輸出÷GDP9.2% 1994年 1ドル=102.2円 輸出4331.3億ドル 輸出÷GDP9.1% 1995年 1ドル= 94.1円 輸出4808.7億ドル 輸出÷GDP9.2% 1996年 1ドル=108.8円 輸出4556.1億ドル * 輸出÷GDP9.9% 1997年 1ドル=121.0円 輸出4634.5億ドル 輸出÷GDP11.0% 1998年 1ドル=130.9円 輸出4205.4億ドル * 輸出÷GDP11.0% 1999年 1ドル=113.9円 輸出4489.9億ドル 輸出÷GDP10.3% 2000年 1ドル=107.8円 輸出5127.4億ドル 輸出÷GDP11.0% 2001年 1ドル=121.5円 輸出4325.5億ドル * 輸出÷GDP10.6% 2002年 1ドル=125.4円 輸出4452.5億ドル 輸出÷GDP11.4% 2003年 1ドル=115.9円 輸出5079.0億ドル 輸出÷GDP12.0% 2004年 1ドル=108.2円 輸出6126.7億ドル 輸出÷GDP13.4% 2005年 1ドル=110.2円 輸出6524.6億ドル 輸出÷GDP14.3%

aihhdiyt
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