• ベストアンサー

自然な日本語に添削していただけませんか(菊)。

shigure08の回答

回答No.10

awayuki_ch さん、おひさしぶりです。偶然このサイトを見て驚きました。字数制限もあることなので、添削というより、私なりに書き換えてみました。 あれから数日が経ったというのに、あの日の情景はいまでもありありと目に浮かんでくる。 その日、私はバスで帰ることにした。それは、街の景色をこの目で見たかったからだ。バスに乗り込むと、ちょうど窓際の座席が空いていた。あっ、ラッキーと心の中で叫びながら急いでシートに身を沈めた。 窓から外の景色を見始めてしばらくすると、「あの~、すみません。席を替わってくださいませんか」という女の子の声が聞こえてきた。どうも私に向かって掛けられている声だと思い、後ろを振り返ってみた。そこには一人の女学生の照れくさそうな顔がこちらを向いていた。「友達と一緒に座りたいので替わっていただけますか」とその女学生は私の隣に座っている女の子を見ながら小さな声で言った。 通路側の席からでも窓の外の景色は見ることが出来るし、降りるときも降りやすいかと思い、「いいですよ」と私は頷きながら返事をした。 新しい席に着き、私は再び、窓の外を流れる都会の景色を眺め始めた。まだ肌寒い早春の夕方、街を彩り始めたネオンの光がキラリキラリと車内に流れ込んできた。ふと視線を車内に戻すと、私の隣の乗客の席の前に何か植物が掛けてあることに気付いた。そして、植物からはほのかな香りが漂ってきている。窓の外からの明かりを借りてその植物を見ると、それは淡い黄色に咲く菊の花だと判った。まさか、こんなところで菊に出会えるとは思ってもいなかった。 私の心はすっかりその菊に奪われてしまった。ひたすらその菊を眺めることしか出来なくなっていた。花びらの一枚一枚がほんの少し内側に曲がり、中央の蘂を大事なものを守るかのようにしっかりと包んでいる。 私はその淡い黄色の菊を目の前にして、その菊の全てが私の心の底に満ち溢れてくる感覚に身を任せて座っていた。青い空、緑の野原、きれいな水、澄んだ空気、土の匂い、そよぐ風、光溢れる太陽、そして朝露を浴びた葉の煌きまでが、そこにある菊が届けてくれているような気がした。窓外から差し込んできた明かりを浴びて、その菊の周りには淡い黄色の傘が出来ているような気がした。 もうすぐバスを降りなければならない。永遠に着かなければ良いのに!隣席の人の許しを得て美しい黄菊をカメラに収めた。カメラは自動的にフラッシュが焚かれ、モニターに映し出された菊の花は、目に迫ってくるほど輝かしい黄菊である。暗い中でよく見ることは出来なかったが、そこに私が見たのは、淡い黄菊ではなく、鮮やかな黄色に輝く美しい菊の花だった。まるで黄色い光の束のようだ。 その黄菊は私にひと言もしゃべらなかった。いや、そうではない。その一瞬に、全てのことを精一杯私にしゃべってくれたのかもしれない。無言のコミュニケーションを通して、そこにある小さな命がその命なりの「花心」を私に教えてくれたのだ。 その日、バスで帰ってよかった。女学生に会えてよかった。席を替わってあげてよかった。通路側の席に座ってよかった。隣席の人から写真を撮る許しを得られてよかった。黄菊に出会えてほんとによかった。それらの全てにありがとう。

awayuki_ch
質問者

お礼

 時雨さん、ご無沙汰しております。またお会いすることができ本当にとても嬉しいです。有り難う御座いましたm(_ _)m。  かなりの長文ですが、丁寧に書き直していただきありがとうございます。特に「あっ、ラッキーと心の中で叫びながら」、「街を彩り始めたネオンの光」、「私の心はすっかりその菊に奪われてしまった。ひたすらその菊を眺めることしか出来なくなっていた」、「中央の蘂を大事なものを守るかのように」、「朝露を浴びた葉の煌き」、「淡い黄菊」などの表現方法が好きです。  日々恵まれたたくさんの偶然性に心から感謝します。私は神様を信じませんが、言葉には言霊が宿っていることを信じます。心の中にあものを素直に出せる、いい言葉を使う人でいようと思います。でも、心がシャンとしていないとこのようなことはできません。これはいまになってよくわかりました。また日本語で作文が書けるようになり嬉しいです。これからもよろしくお願い致しますm(_ _)m。

awayuki_ch
質問者

補足

1. >【あれから】数日が経ったというのに、【あの日】の情景はいまでもありありと目に浮かんでくる。 >【その日】、私はバスで帰ることにした。 >【その日】、バスで帰ってよかった。 こそあど系の言葉が苦手です。上記【】で括った箇所でなぜそう(←ここの「そう」も正しい?)書かれたのか、説明していただけないでしょうか。 「こそあ」の言葉について次のような感じで教わりました。 「これ」 話し手に近いもの。 「それ」 話し手から遠いもの。 「あれ」 お互いに分かるもの。暗黙の了解があるもの。 次のような会話は日本人同士の中でありえるのでしょうか。勝手に作った会話なので、不自然な日本語の表現がありましたら、ご添削ください。 A:あれから、インターネットで絵葉書をたくさん作ったんだ。全部見た? B:うん、見た、見た。(BはAの言った「あれから」の意味がちゃんとわかる。つまり、お互いに暗黙の了解があるということ。) C:ごめん、Aさんの言った「あれから」って何?(CはAの言った「あれから」の意味がわからなかったので、Aに聞きたくなる。) 私の疑問に思ったところは、「あれから」の「あれ」は読者にはまだわからないのに、いきなり「あれから」で文を始めると、読者の心の中に(つまり、上記の会話の中のC役に当てはまる)、『「あれから」って何?』という疑問が生じるのではないでしょうか。 文章の最初のところの「あの日」についても同じような感覚です。読者はまだ「あの日」がわかりません。つまり、読者と作者の間で暗黙の了解がないということです。読者は「あの日」ってどの日のことなのかわからなくなるでしょう。 2. >「あの~、すみません。席を替わってくださいませんか」 >「友達と一緒に座りたいので替わっていただけますか」とその女学生は私の隣に座っている女の子を見ながら小さな声で言った。 「替わってくださいませんか」は「替わっていただけますか」より丁寧な表現になるのでしょうか。 3. 時雨さんは全文の中にどんな時に過去形を使われたのか、どんな時に現在形を使われたのか、だいたいの選択の基準を教えていただけないでしょうか。過去のことを振り返る時、臨場感が強くなった場合、現在形を使うという私の感覚はあっているのでしょうか。 質問が多すぎて申し訳ありません。急ぎませんので、お返事はいつでもかまいません。楽しい連休をお過ごしください。

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