社会保障費の問題と「金融教育」について

このQ&Aのポイント
  • 年金の管理の問題や社会保障費の財源の問題と、それに関して消費税のことがことさら言われますが、国がこれらを全体的に管理するのはそろそろ限界なのではないか?という気がします。
  • 最近株取引や外国為替による資産運用が流行っていて、それらに関する本も大量に出版されていて、勉強熱心な方やある程度のお金持ちの人たちは、それぞれ個人で資産運用を進めているようです。
  • 政府はむしろ、こういう、「金融教育」に力を入れるべきではないでしょうか? みずほ銀行とか、東京の一部の民間団体か何かが、子供向けの金融教育を始めているようですが、一部では、国全体の発展という観点から見ると効果が小さすぎると思います。
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社会保障費の問題と「金融教育」について

年金の管理の問題や社会保障費の財源の問題と、それに関して消費税のことがことさら言われますが、国がこれらを全体的に管理するのはそろそろ限界なのではないか?という気がします。 最近株取引や外国為替による資産運用が流行っていて、それらに関する本も大量に出版されていて、勉強熱心な方やある程度のお金持ちの人たちは、それぞれ個人で資産運用を進めているようです。 そこで政府はむしろ、こういう、「金融教育」に力を入れるべきではないでしょうか? みずほ銀行とか、東京の一部の民間団体か何かが、子供向けの金融教育を始めているようですが、一部では、国全体の発展という観点から見ると効果が小さすぎると思います。 勉強好きな人たちが本を読んで自分で勉強するといっても、大体みんな大人になってから勉強しているのでスタートが遅いし、一部の人しか勉強しないのではやはり国全体の利益につながりにくいと思います。 政治家の税金の無駄遣いじゃありませんが、今の学校の教育内容には無駄が多いと思います。これは批判もあると思いますが、普通科高校で言えば古文、地理などはほとんど必要ないんじゃないかと思います。興味がある人だけ大学で勉強してもらえばいいんじゃないでしょうか?地理は歴史と絡めながら教えることもできると思います。そこでこれらの科目の代わりに、「経済・金融」という科目を作る。 大学でも、理系の人だろうが文学部の人だろうが全員、1、2年の教養課程で「経済・金融」の講義を履修する。できれば簿記やファイナンシャル・プランナー、ついでに宅建などの、ビジネスの基礎になるような資格の取得を、どれか1つでもいいから義務化する。ちなみに私は教養課程で源氏物語についてや地方の歴史について勉強させられましたが、個人的にはほぼ無駄だったと思っています。 このように教育を変えることができれば、国のお金の問題、社会保障費の問題も解決しやすくなるだろうし、お金に強い学生がたくさん企業に就職すれば経済の発展も期待できると思いますが、いかがでしょうか?

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質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

 質問者さんの仰る事は理解できるのですが、私の場合は、高校・大学の授業科目において無駄な項目があるというよりは、本来経済や社会、政治を理解するためのに有用なはずなのに、その意味を教えていない、単に「受験に有利だから」、「好成績なら就職活動に有利だから」という理由で誤魔化してきたのが大きな問題なのかなと思います。  例えば、地理や歴史といった科目と金融教育の関係などはその典型例ですね。地理を各国の地理的、経済的要件とそれらの変化といった文脈で理解すれば、現在の原油高や新興国市場の成長と言ったものをもう少しはっきりと理解でき、自らも先物取引に参加する、現在では賭博に近いやりとりになってしまっている新興国市場への投資をより賢明なかたちで実行できるようになるかと思います。歴史はいわずもながですね、複雑な金融工学を勉強せずとも、歴史を勉強すれば市場経済の持つメリットと問題を容易に理解できます(もっとも、日本の歴史教育は政治史中心になってしまっているので、市場と産業の発展と言う経済史から論じる「新しい歴史教育」があってもいいとは思いますが)。  極端な話、古典なんかも金融教育とは深いつながりがあると思います。古典の意義を現代的に説明するなら、国語文法をより深く理解して、論理的な言語理解力向上に役立てることなのかなと思いますが、もう一つのメリットとして世界で最初に先物市場を確立した日本の豊富な経済文献を読むことにも役立ちます。  まあ、「日本永大蔵」を読めるから古典教育は有益だ、というのは乱暴な論理ですが、基礎的な学問は意外にあちこちで繋がっているので、直接的な金融教育だけではなく、こういったことも強調することが重要なのでは、というような話です。そうしないと、金融教育と言っても金融商品の商品名の暗記とか、テストや点数づけに便利な暗記教育になってしまうような気がするので。  なお、上記の問題を踏まえた上で重要視すべき科目は、高校では数学の確率・統計の拡充を中心として、政治経済で取り扱う量を若干ふやすぐらいでいいんじゃないかなと思います(まあ、簿記などは商業課程でやっているので、上手く高校カリキュラムに取り込めそうですが)。  あと、私自身は金融リテラシーを体得できるようなカリキュラム作りは賛成ですが、社会保障費の問題に寄与できるほど効果を生むとは考えていません。最近の経済学部や、経営系の国内の大学院はかなりいいカリキュラムを提供していますが、学生の習得ぶりはいまいちなので、これを大学全体に広げてもなあ(上記のように古典も金融経済に関連させて教えるほどの構造改革があれば話は別ですが)、という印象をもっているからです。  長くなりましたが、まずはここまでに。

kgat0769
質問者

お礼

なるほど~!!大変勉強になり、今までと違った視点から再考させていただくことができました!政治史だけでなく、経済史の勉強もあったら、確かに歴史がより面白く、視野を広げてくれるものになりそうですね!ありがとうございました!

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