酵素化学の速度論についての質問です
- 酵素化学の速度論についての質問です。特に、kcat(回転数)とユニットの概念が分かりません。
- 比活性787(ユニット/mgタンパク質)とタンパク質の分子量28kDaを用いてkcatを求める問題についても疑問があります。
- 定義を調べると、kcatは1秒間に酵素1mmolにより変換される基質のmmol数を表し、ユニットは毎分1μmolの基質を変化させることができる酵素の量を表します。しかし、計算結果と照らし合わせても疑問が残ります。
- ベストアンサー
酵素化学での速度論についての質問です
kcat(回転数)とユニットの概念が分かりません!! 比活性787(ユニット/mgタンパク質)とタンパク質の分子量28kDaを用いてkcatを求めるという問題なのですが、答えを見ると (787単位/mg÷28mg/μmol)÷60sec=0.47/sec となっていました。 定義を調べると、 kcat・・1秒間に酵素1mmolにより変換される基質のmmol数 ユニット・・毎分1μmolの基質を変化させることができる酵素の量 とありました。これをふまえて考えようとしたのですが、、、 まず、28kDa=28mg/μmolなのは分かります。ということは787単位/mg÷28mg/μmolの意味は、タンパク質1分子あたりに787単位/mgの酵素が毎分1μmolの基質を変化させることができる、という意味ですよね?それを毎秒に変換している、ということは、最終的に酵素の量を求めていることになるのではないですか?問題ではkcat、つまり基質の量を問うているのに。そもそもここでいうタンパク質1分子は酵素1分子と考えてよいのでしょうか?定義が間違っているのでしょうか?解答よろしくお願いいたします。
- nunny
- お礼率51% (28/54)
- 化学
- 回答数1
- ありがとう数1
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
本当は生物カテへのアップが適切ですが、分る範囲で答えます。 調べてみると、比活性(μmolmin-1mg-1)です。 (例えば↓pp57-59 http://www.obihiro.ac.jp/~library/research/Vol22(4).pdf) >ということは787単位/mg÷28mg/μmolの意味は、タンパク質1分子あたりに787単位/mgの酵素が毎分1μmolの基質を変化させることができる、という意味ですよね? 違います。 kcat(回転数)は秒当たりの酵素の「処理」する「基質量」です。ここでの「単位」は基質量です。 だから787単位/mg÷28mg/μmolの意味はタンパク(酵素)1mg当たり毎分の基質の処理量になります。
関連するQ&A
- kcatを求める問題について教えて下さい
ある酵素化学の本に載っている問題を解いていたところ、 ある酵素の比活性と、分子量を用いてkcatをもとめるよ、というものがありました。解答によると、 500ユニット/mg÷50mg/μmol=10生成物μmol/min/酵素μmol でした。私が考えたやり方では、比活性、つまりたんぱく質1mgあたり500ユニットの酵素活性をもつのだから、1μmol(50mg)のたんぱく質の酵素活性は500×50にしました。解答の式では、どうしても両辺の単位が一致しないのですが・・・ 回答、どうかよろしくお願いいたします。
- 締切済み
- 化学
- 酵素 分子活性Kcatの算出方法
酵素学を初めてやろうとするものです。 何とかVmaxとKmは計算しましたが、kcatをどう算出すれば良いかがよく分りません。教科書で見たkcatの定義は(=Vmax/[E])と書かれており、ある単位時間に対して、タンパク質一分子当りどの程度の基質を生成物に変えられるかであることは分ってますが、Vmaxにはタンパク質の質量項があり、これを単純にタンパク質の分子量で割れば良いのかがよく判りません。ちなみに、Vmax = 60 umol/min/mg, Km = 5 mM, 分子量は15000 Da, 1 mL の中に 0.5 ugのタンパク質を用いています。 酵素学を専攻としてる方は教えて下さい。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 生物学
- 酵素と酵素反応に関して
どうしてもこれらの問題が分かりません(>_<);; 以下の記述に誤りがあります。 1.動物細胞由来の酵素には、反応の至適pHが酸性のものはない。 2.基質分子と酵素たん白質との結合は、主にイオン結合である。 3.酵素反応の最適pHは、酵素たん白質の分子量により決まる。 4.反応液中の塩濃度は、酵素反応の最適温度には影響をあたえない。 どこがどういう理由で誤っているのか教えてください! どれを調べても載ってませんでした。;;
- 締切済み
- 生物学
- 酵素全活性の表し方
20mLの培地で培養した菌が 糖質分解酵素を出しています。 上清1mLと基質1mLを混ぜ、 反応体積2mLとして加水分解させました。 1分間に1μmolの還元糖を生成する酵素活性を 1Uとして定義すると、 1U=(還元糖増加量g/L÷単糖分子量mol×反応体積L) ÷(反応時間min)×10^9 ということになると思うのですが、 『全活性』というものを考えた場合 この酵素活性に培地量の20mLを掛けねばならない と言われました。 培養した全体量としての酵素量を 定義するものだと思うのですが、 これだと量を増やせば良いだけ ということになってしまいますが、 一般的にやられている算出方法なのでしょうか?
- ベストアンサー
- 生物学
- 化学の単位変換がこんがらがってきました
TFA3.2mmolは何mlでしょうか 分子量114.02g/mol 密度1.489g/L 以上から0.245mlとしましたがあってますでしょうか またn-BuLi 1.6M を1mmol使うとき (1)1.6M→1.6mol/Lより1mmolで0.625ml 密度が0.765g/cm3であるため1mmolで478mg (2)分子量は64.06g/molであるため1.6mol/Lでは102.5g/L よって1mlでは102.05mgであり0.625ml(1mmol)では66mg (1)≠(2) こんがらがってきました、助けてください
- ベストアンサー
- 化学
- kDaという単位について質問です。
kDaが特有の単位で、単純にgと換算してはいけないのは質問の履歴からわかったのですが、化学の参考書を読んでいて疑問を感じたので質問させていただきます。 その参考書の解答では、 37kDaを37000mg/μLと表現していたのですが、 37kDa=37000g/mol =37000mg/mmolではないのでしょうか? ちなみにkDaを厳密にはgと換算してはいけないということは把握したうえでの質問です。 質問がわかりにくくてすみませんが、回答よろしくお願いします。
- 締切済み
- 化学
- 速度パラメーター算出について
酵素の速度パラメーターを求めたいのですが、v(μmol/min/mg:v1とする)からv(/sec:v2とする)に単位を変えるとき、計算過程においてv1を分子量で割りますよね。 ここで質問なんですが、このときの分子量は糖鎖修飾されている状態の分子量を用いればいいのでしょうか?それとも糖鎖除去された状態の分子量を用いればいいのでしょうか? お答えお待ちしていますm(__)m
- 締切済み
- 化学
- cDNAについて
あるタンパク質分解酵素を精製し、ポリアクリルアミドゲル電気泳動すると、60kDaのバンドが検出されました。このタンパク質にN末端と内部の部分アミノ酸配列を決定し、これに対応する合成オリゴヌクレオチドプローブを用いて、cDNAライブラリーから、コロニーハイブリダイゼーション法により、全長のcDNAを単離しました。このcDNAは45kDaのタンパク質をコードしていました。 そこで、このcDNAが目的とするタンパク質分解酵素のcDNAであることは、どのような事実から示されるか。 また、このcDNAが確かに分子量60kDaのタンパク質のcDNAであるとすると、電気泳動で測定された60kDaとcDNAから予想される45kDaとの差異はどのような理由で説明されるでしょうか。 最後に、このタンパク質の生体内基質を同定するためには、どのような実験をすればよいか。 いろいろ考えたのですが、わからなかったので、よろしくお願い致します。
- 締切済み
- 生物学
お礼
ありがとうございました!! 根本から定義を間違って解釈していたのですね!!本当にありがとうございました。