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損益計算書での法人税の記載額について

損益計算書末尾での法人税等の記載額について教えて下さい。 少し長くなりますが、具体的な例を挙げて説明してみます。 簡略化のため、次の条件を設定します。 ------------------------------------------------- ・会計上の利益=課税所得 ・法人税のみ考える(都道府県税等はなし) ・法人税率=50% ■第一期(事業開始年度) P/L税引前当期利益=500 法人税=250 ■第二期(事業開始2年目) P/L税引前当期利益=600 法人税=350 --------------------------------------------------- 上記のような状況で、各期のP/L末尾の記載は次の(1)(2)のうち、どちらが正しいのでしょうか? (1)のケース ^^^^^^^^^^^^ ・第一期 P/L 税引前当期利益 500 法人税     250 当期純利益   250 当期未処分利益 250 B/S負債の部に「未払法人税」250計上 ・第二期 期中に第一期の法人税を納付、未払法人税a/c残高はゼロになる。 P/L 税引前当期利益 600 法人税     300 当期純利益   300 前期繰越利益  250 税引前当期利益 550 B/S負債の部に「未払法人税」300計上 このケースでは、P/L末尾に計上される法人税には当期に発生した税額を記載する。すなわち、決算手続でP/L税引前利益を計算し、次に税額を計算、再度P/Lに戻って確定した税額を末尾に計上して決算が完了する。 ■結論 P/L法人税に計上する金額は当期に「発生した」税額である。 (2)のケース ^^^^^^^^^^^^ ・第一期 P/L 税引前当期利益 500 当期純利益   500 当期未処分利益 500 B/Sには法人税関連の勘定は計上されない。 ・第二期 P/L 税引前当期利益 600 法人税等 250 当期純利益 350 前期繰越利益 500 当期未処分利益 850 こちらの場合、P/L末尾にて計上する法人税は、当期に支払った法人税=前期分の金額を記載する。 つまり、税引前当期利益が確定した時点でP/Lは完成しており、第二期分の法人税は第三期のP/L末尾で法人税として記載される。 ■結論 P/L法人税に計上する金額は当期に「支払った」税額(=前年度分)である。 自分のイメージとしては(1)の方が正しいように思えるのですが、税理士試験の勉強をしている知人に尋ねてみたら(2)の方法を教えてもらいました。 決して疑っているわけではないのですが、何となく納得がいかないので他の方のご意見もお伺いしたく質問させて頂きます。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • yossy555
  • ベストアンサー率49% (415/832)
回答No.1

税務上、法人税・住民税は損金不算入で税額の計算には影響ないので、どちらも正しいです。 ただし、期間損益の観点からすると(1)の方がスッキリするとは思います。

mire0303
質問者

補足

yossy555様 早速の回答ありがとうございます。 1) 税務上は両者とも正しいということが分かりました。 後で両ケースについて別表4と5を書いて確認してみようと思います。 2) 期間損益の観点からは「(1)の方がスッキリする」とのことですが、企業会計においても(1の方が望ましいが)両者とも正しい、ということなのでしょうか? この場合、法人税の取り扱い方法によって利益額が変わってくることになると思うのです。 少々意味合いが異なりますが、減価償却を定額にするか定率にするか、どちらを採用するかで「費用額が異なる→利益も異なる」が、どちらも正しいのと同じようなイメージでしょうか? (複数認められている会計処理のひとつ?)

その他の回答 (1)

  • karz01
  • ベストアンサー率33% (38/114)
回答No.2

税務上は1でも2でも同じことですが 会計を考えると1が正しいです。 今年の利益から生じた法人等を今年の財務諸表に反映できるからです。 税務上では、会計処理にかかわらず税法の取扱いは変わらないからです。 課税の公平と言うやつですね。 2の場合の方が税務よりの財務諸表で1より調整が少ないです。

mire0303
質問者

お礼

karz01さん、ありがとうございます。 よく分かりました。 会計の理屈では1ということですが、当社は株式を公開しているわけでもなく会計監査も強制されておりませんので、税務上の処理がより簡便な2で処理したいと思います。

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