• 締切済み

犯罪を犯して「大きいことをした」「注目を浴びた」と満足する心理

noname002の回答

  • noname002
  • ベストアンサー率36% (97/264)
回答No.4

すでに、おおよそのところは他の御回答で挙がっていると思います。 自尊心、自己顕示欲、それらに見合わない現実への劣等感。 佐世保の事件は、どうやら失恋したストーカーが起こしたもののようで、単に「デカイことを」したい「注目を浴び」たいという理由とは、ちょっとニュアンスが違うようですが、ここでは飽くまでも「デカイことを」したい「注目を浴び」たいといった理由で凶悪事件を起こす心理について考察してみます。但し私は心理学の専門書を読んだことすら殆んどない一般人ですので御参考程度に。。。 出発点としては、やはり現実のレベルに見合わない自尊心や自己顕示欲の強さがあると思われます。 普通は理想と現実に乖離があれば、できる限り、その間を埋めるべく妥当な方向性を見出し努力するというかたちをとるものですが、まず「妥当な方向性を見出す」ことからして、もうそもそも躓いてしまっているのですね。 努力するというのも、間違った方向で努力してもしょうがないわけで要するにズバリ言えば、それだけの知性、認識力すら危ういということです。ですから「人間関係や仕事の待遇が上手くいってない」という不満が募り易いのも当然でしょう。 (こうした不満が起きる原因としては、他にも、いろんなケースがありますが、ここでは割愛します) それでいて自分の欲求どおり行動に移してしまうエネルギーだけは豊富にある。 知性や認識力の低い人間がエネルギーだけは旺盛だと始末におえません。早い話、欲求の奴隷だからです。 つまりNo.3様御回答の最後 「自分のことを支配することは出来ていない」 これは実に意味深いおことばだと思います。 ここで、もう少し穿った見方をしてみます。 「デカイことを」したい「注目を浴び」たいという理由がイコール犯罪行為に結び付いてしまうというのは、実は社会的ルールというものに対し、むしろ重大視しているからでもあるでしょう。 その重大だと認識しているルールを犯すからこそ「デカイことをする」という表現に繋がるわけです。 つまり彼らの意識のなかで、犯罪行為というものに対するタブー感は基本的には、ある。そしてそれは、むしろ大変強い縛りの感覚でもある。それだけに、その禁忌を敢えて犯すことは「デカイこと」なのである。まして殺人は最大の犯罪です。 これが、いわゆる真っ当な感覚ならば、理想と現実のギャップが大きいほど、その差を乗り越えるべく妥当な努力をすることは、まさに「デカイこと」であり賞賛に値することなのですが、それを犯罪行為のほうに、すり替えて満足を得ようとするということは、本人の理想或いは自尊心或いは自己顕示欲が満たされるには、つまり現実に満足できるようになるには、通常、妥当とされる努力のかたちでは到底、満たされ得ないだろうという絶望感、また、そうした努力を自分は行い得ないだろうという無力感が底にある。 それでいて欲求の旺盛なエネルギーが、不満足な現実を諦念することを許さず且つ、真っ当な努力が行い得ない自己の無力を認めることもできず、犯罪行為という「デカイこと」に向かわせます。 なぜなら、彼らのなかの社会的ルールに対するタブー感は実は大変強い、従って「犯しがい」があるからです。 その「犯しがいのある」禁忌を破ることが、そのまま自己万能感へと振替えられるわけです。 つまり自分を支配することができる自分を手に入れたという錯覚です。 それだけ「真っ当な努力」をする能力が自分にはないのだという悲観が潜んでいる。と同時に「真っ当な努力」に邁進する労よりは、強いタブー感を乗り越えてでも犯罪行為を実行するほうを選択しているわけで、実に怠惰な選択とも言えます。 このタブー感というのも、より詳細に分析してみれば、実は、行為による悪影響に関する認識からというよりも、タブーであると定めている社会的視線そのものに対する恐れに過ぎないかもしれません。 であれば、なるほど「注目を浴び」たいという、「視線」に対する欲求の理由になるわけです。 つまりは人の視線というものに強過ぎる関心が向かっていて、本質に対する関心は薄い。 やはり、ここでも欲求の強さと反面の知性の低さが指摘できます。 悪しき行いをするにあたり、自覚があってやってしまう者と自覚なしにやってしまう者とでは、自覚のない者のほうが実は救い難い罪深い者であると言います。 ですが我々、日常の感覚では「悪気はなかったのだから許してあげなさい」ということが、よくあります。 要するに見込み違いをしたということだから、的確な予測能力に欠けているゆえということで、持って生まれた能力の高低によるところ大であるなら、なるほど、許してやるしかないかもしれない。 反面、承知のうえでやった場合は「確信犯」(本来は誤用らしいですが)と呼ばれ、自覚無しの者よりもタチが悪いとされる。 しかし後者のほうが無力感、絶望感は深いものがあると言えるでしょう。 それでいて犯罪を実行することの自他共の悪影響を顧みず、とにかく他人の「視線」のほうを希求し、そのために行動するのですから分裂的なまでの葛藤というか、これはもう末期的飢餓感としか言いようのないことだと思います。 犯罪行為を実行したことがバレてしまっては自分自身の不利益ですから、知能が高ければバレないための狡猾な手段をとるはずです。 ところが「注目を浴び」たいというのですから、バレてこそなんぼ、まさに自爆行為です。 こうした面をみても、知性の極端な低さゆえか、または「視線」が向けられない、つまり「存在が忘れられる」ことへの本能的恐怖感に怯えているか或いは、その両方が合わさっているのかもしれません。 一言でまとめれば、生存欲求エネルギーの激しさに知性的能力がつり合っていない、非常にバランスの悪さを感じます。 要するに、その点で「病的」なのですね。

関連するQ&A

  • 犯罪の低年齢化

    最近、特にここ数年で犯罪の低年齢化が急速に進んでいる気がいたします。中学生の犯罪は日常茶飯事。しまいには長崎の佐世保での女児殺人事件・・・。僕自身18歳でまだ未成年なのですが、同年代の小中高生が犯罪を犯してしまうことに不安や憤りを感じております。直接的な原因は個人によって異なると思いますが、何が彼らを犯罪行為へと駆り立てているのでしょうか?

  • 犯罪者の心理って…

    先日、友人と、犯罪者の、犯罪を犯す時点での精神状態に関して 議論になりました。 私は、現行の憲法にあるように、 心神耗弱の者は、この罪を減ず。 心神喪失の者は、この罪を罰せず。でしったっけ? これでいいと思う、というか、 やはりそのようでなければならないと思うのですが、 彼は、そのようなことだから、佯狂が出てくるんだ、 結果的に重い罪を犯した者は厳重に処罰すべきだ、というんです。 確かに、法で罰する意味とは、次に起こる犯罪の抑止力にあるのだし、 罰しないことによって佯狂の犯罪者が出てくるのでは意味がありません。 特に、私は先日、堤真一主演の「憲法第39条」を観たばかりなので、 佯狂に関しては結構考えさせられました。 でも、ちょっと乱暴すぎないでしょうか。 犯人が次の犯行にうつるのを防ぐ必要性はあると思うのですが、 正常な人と同等に扱い同等の罰をくだすというのまではちょっと…。 そして、彼はこうもいいます、殺人のような重大犯罪を犯す者は、 その瞬間は、そもそも正常な精神状態ではないだろう、 正常か異常かという議論自体が無意味なのではないかと。 そう言われて、私は何も言い返せなくなってしまったんですが、 実際、普段正常な人間が瞬間的に異常な心理に陥って犯罪を犯すのと、 普段から異常な人間が異常な心理で犯罪を犯すのとはどう違うのでしょう。 この二者の犯罪の差異を誰か説明して下さい。 また、正常と異常とを的確に判断するということは可能なのですか? 教えて下さい。

  • 犯罪心理学

    皆様も重々承知かと存じますが、近年あきらかに考えられない重大事件が多発しています。あえて例を挙げさせて頂くと、秋葉原無差別殺傷事件。同じく土浦での無差別殺傷事件。 隣人を拉致監禁強姦殺人事件。個人的に非常にショックを受けたのが、名古屋で発生した闇サイト殺人事件。 現代、『誰でもよかった』『むしゃくしゃした』で簡単に考えられない重大事件を起こす人間が非常に多く感じられます。 その名古屋の闇サイト殺人事件ですが、犯行の経緯や動機、または被害者もしくは被害者の関係者方々の気持ちを報道を知ると、伝えられないような恐怖感を覚えます。 被害者の方は『殺さないって言ったでしょ!?』『お願い!殺さないで!!』。。。とひたすら訴えたそうです。 言い方はよくないと批判されるかもしれませんが、ある意味『誰でもよかった』と、いう理由で人を殺す犯人の心理や考えというのは、どのような心境なのでしょうか? 狂ってる。。。と、言ってしまえばそれまでかもしれません。 具体的に犯罪心理学などを勉強されてる方。またはそれらに携わっておられる職業の方などおられましたらお教え頂ければ幸いです。

  • 一番いやな犯罪はどれか

     次の犯罪のなかで(犯罪とされていないものもあります)、あなたが一番いやだと思う犯罪はどれですか。  強盗、空き巣、スリ、詐欺、恐喝、殺人、痴漢、強姦、収賄、天下りの退職金丸儲け、人権団体の人権無視行為、社会保険庁職員の仕事ぶり・・・(他にもあると思いますがあればご記入ください)

  • 高学歴者の犯罪

    最近阪大生の殺人事件がありましたが、旧帝国大学など高学歴の学生やO.B.の犯罪が増えてきているように思います。京大生のレイプ、ホリエモン、村上ファンドなど。 個人的なイメージかもしれませんが、高学歴の人は絶対に犯罪を犯すことはないと思っている部分はあるのですが、最近は学生の質が落ちてきているのでしょうか。勉学の実力が充分あり、社会で大きな貢献を発揮するであろうと期待される人たちは、犯罪には無縁と思っていましたが、期待が過剰にかかっているのでしょうか。 その背景にあるものとは何でしょうか。

  • 犯罪者の子供など

    殺人を犯した人の子供などが、 幼いころから周りの人間に「犯罪者の子供」などと 言われ続けることで、 その子供が実際に犯罪に走るという話を聞いたことがあります。 そういった症状のことを、一般的には何と呼ぶのですか? たとえば、ストックホルム症候群などのような 正式な病名があるのでしょうか?

  • 犯罪心理学が使われている職業とは??

     こんばんは。初めて投稿します。私は、進路に悩む大学三年生です。大学では教育学部に所属し、心理学と教育学、そして多少、社会学を学んでいます。今、将来自分がどのような職につくのか、また今後の進路をどのようなものにするか考えている途中です。  最近犯罪心理学に興味があり、いろいろ情報を探しているのですが、どうもみつけることができません。知りたいことは、犯罪心理学は、どのような職業で使われているか、ということです。調べたところによると、公務員では警察とか法務省、課程裁判所調査官などが犯罪心理学を使う仕事として書かれていたのですが、具体的にどのような職で、なにをするのでしょう?どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、お答えください。お願いします。

  • 犯罪

    私の書き込みに不適切な文章がありました為、回答締め切りいたしました。。お詫び申し上げます。 不謹慎な発言したら、犯罪者と、同類になりますね。反省。 感情論で、述べて、冷静な判断が出来ていませんでした。 どうしても他人事には、思えなく、当事者ではありませんが、当事者意識がありました為です。 私達は、何れ、親になる身なれば、子供を育て、教育する、義務があります。学校や回りの責任ではありません。 親の躾と、本人の自覚が、必要不可欠ですね?? そういう意味で、市橋の両親の責任を追及した迄でございます。それと、容疑者で、加害者では、当時、なかったとか、私は刑法に詳しくないからわかりません。 だが、この場合、間違いなく、市橋が殺人犯人と、判断しても、差し支えないかと、存じ上げます。その加害者を、日本は、余りにも、精神鑑定とかで、擁護し過ぎだと、思います。では、あの世のリンゼイさんの人権は??プライベートは??死人に口無しとは、正にこの事でしょう。犯行当時、精神錯乱だろうが、正常だろうが、明らかにこの場合、情状の余地はないでしょ。こんな事が、許されてましたら、これからも犯罪者は、【頭がおかしかったんだ】と、言い訳しますわょ??刑務所に入るのに、何の抵抗もない輩は 平気で、犯罪に手を染めるようになります。釈放されても、また再犯しでかします。【殺人、強盗、性犯罪等】 もっと、犯罪者に厳しい処置を施す可きだと感じます。 亡くなった人は生き返りません。殺人犯人は曲がりなりにも生きれます。無期懲役は死ぬ迄、獄中生活で、社会復帰はさせないようにするのがいいと思います。 【明らかに凶悪犯罪に限り】どうですか??

  • みんな犯罪者なんです

    動物殺して肉を食べたりしてるでしょ? あれも犯罪ですよ。 動物を肉を食べる目的で殺すのを禁止する法律はないと言っても、命を奪ってる訳ですから、殺人と同じです。 人が育つのに動物の肉は必要不可欠というのは、人間が勝手に決めたことです。 みんな犯罪者なんです。地獄に落ちれば等しく罰を受けます。何が言いたいかと言うと、この事実に気づいてない愚か者が、罪を犯した人に強く当たるのはちょっとおかしいんじゃねぇのって話。

  • 部下をぼろくそに言う上司の心理

    上司が部下にあなたは○○殺人事件の犯罪者の顔に似ている、この殺人事件の犯罪者の顔にも似ているとか、あんたなんて足組んでしごとしているところを社長が見に来たらおもいっきり蹴られるわよとか、 こきおろす人がいました。その人の心理を教えてください。