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コロンバイン高校銃乱射事件に詳しい方

コロンバイン高校銃乱射事件を取り扱った「エレファント」という映画を観た事がある方で、コロンバイン高校銃乱射事件についてよくご存知の方に質問です。 「エレファント」を観た当時は、作品としての完成度が高く素晴らしかったので気付かなかったのですが、実態を追求していくと↓http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%B3%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%8A%83%E4%B9%B1%E5%B0%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6のように 映画で描かた犯人と実物には大分ギャップがあるように感じられてきました。 「エレファント」の中では、犯人は、日本のいじめられたりするような種の学生に通ずるような、ある意味繊細な生徒という感じがあるけれども、「ボーリングフォーコロンバイン」などで取り上げられている、彼らの行動に関する情報から推測するに、もっとアメリカンティーネージャー的に、(たとえ17歳でも、十分に)恐ろしく暴力的なイメージの犯人が浮かんでいます。(映画中でも彼らは暴力的であり暴力的な事件な訳ですが) 監督は、犯人役に、暴力性を想起させるような俳優を選んでません、まだ可愛らしい少年という感じです。 正直「エレファント」を観た後は私は犯人へ同情を感じました、彼らは明らかにいじめられ、叫び声をあげられない若者として描かれており、作品を見た人は若干の同情を持つ構造になっているのではないかと思います。 もちろん彼らがいじめられる者であれ、暴力的であれ、同情の余地を残すのは作品として重要なことかと思いますが、作品中、なぜあえてあのような、ある意味では彼らの繊細な部分を「強調」して 描かれていたのでしょうか?? wikipedia等や他の私が今まで聞いた限りの情報では、暗く、鬱憤とした若者ではあるけれども、「エレファント」の中の彼らとは大分ギャップがあり、彼らの暴力的な部分についても、全体としての人格の描かれ方も、ちょっと彼らに同情的すぎるように感じました。 よくこういった映画は論争を起こしますが、エレファントに関する限り、そのようなことを聞いておりません、不思議です、なぜでしょうか?私の作品の見方が偏っているのでしょうか? コロンバイン高校銃乱射の事件の犯人に詳しい方、真相について、この作品の監督の意図について、何か教えていただけませんでしょうか。

noname#52347
noname#52347
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回答No.1

監督の意図はしりませんが、 「エレファント」は、コロンバイン高校銃乱射の事件を テーマにしているといっても、あくまでもフィクションです。 実話とはかけ離れているのは当然です。 要するに、すべてが違うのです。 映画とは、そもそも、監督の架空のイメージを具現化するものであって 事実に従う必要もないのです。 メッセージ性についても、映画には絶対必要だ的な古い人もいますが、 そういうものもあってないようなものです。品性方正である必要もありません。 芸術という観点からは、あらゆる自由が認めらえれるわけで、 ネガティブなものである場合もあるのです。 もちろんこの映画だそうだというわけではありませんが、 結局、映画から何を感じるかは観客の感性次第であって、 十人十色の反応なんですから、映画は時に突き放して 完全調和しないストーリーを突きつけることもあるわけで、 そういう手法は要するに観客に強い印象を与えんがためです。 見る側に不満を抱かせたり、もやもやした感じを残すというのも 映画では使い古されたよくある手法です。 この映画に関する論争ということですが、公開からあまりに時間がたってますよね?  公開当時は賛否両論がありましたよ。というか、 そういう反応が監督の狙いみたいな映画でしょう、明らかに。 カンヌでパルムドールとってますが、 メジャーの配給じゃないのと、アート系の作品はあまりアメリカ人は 見ないんで、もう、こういう映画が気に入らないひとは最初から見ないし、 見る人は限られているタイプの映画ですな。

noname#52347
質問者

お礼

回答有難うございます。  >芸術という観点からは、あらゆる自由が認めらえれるわけで、 ネガティブなものである場合もあるのです >あくまでもフィクションです。 実話とはかけ離れているのは当然です ええまぁこういうことは分かっていたつまりなんですが、舞台設定から人物から事件まで何もかも似たような感じにしておいて あえて変えている「細かい」部分(犯人の「自殺」の仕方とか「乱射の仕方」とかも微妙に違っており、これも大変不思議でした。)は何を意味しているんだろうと考えたんです。何かもやもやした感じを残すためというのは分かりますが 私が言及した点についてどういったもやもやを残す効果があったのだろうかと。「映画中犯人は繊細な少年に思われた。」というもやもやは私の偏った私見かもしれないないですからね。 >公開当時は賛否両論がありましたよ ええ、ですが「残酷すぎる」とか「救いがない」とか「メッセージがない」とか、私が考えているような論争ではありませんでした。 ただ他のガスヴァンサントの作品でも、自殺したカートコバーンの事件に限りなく近いテーマを扱いながら、あえて名前はカートではなく、細部にわたって実際の事件と違う風な設定にしたりと、別のフィクションに仕立て上げる用法を使っていたから、監督の十八番なのかもしれません。ただコロンバインは1ロッカーの死とは世間の中での事件としての重要さが違うから監督は何を考えたのかなぁと。 しかし事件とは別のフィクションであり、すべてはメタファーによって考えさせるためといわれれば納得です。 子供が殺された親は憤慨しなかったのかと思ったわけですが、 >アート系の作品はあまりアメリカ人は 見ないんで オドロキですが被害者の親も観なかったのかも分かりませんね。 しかしアメリカ人は不思議ですね。

その他の回答 (1)

  • phj
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回答No.2

エレファントは見ていませんが、ボーリングフォーコロンバインは見ました。そして海外生活経験のある者です。 まず質問者様がボーリングフォーコロンバインを見て「暴力的」と感じるのは、アメリカの文化をご存知ないからでしょう。 アメリカでは、「マッチョ」であることが男性の基準です。ちょうど日本がすべて「かわいい」で判断されるのと同じように、アメリカでは(特に男性は)マッチョでヒーロー的であるほうがかっこいいとされます。 ですので質問者様はご自分の「かわいい」という日本的基準から、暴力的な若者に見えたのだと思います。 ボーリングフォーコロンバインは賛否両論ありますが、ドキュメンタリーですから、アメリカの基準で見ればごく普通の若者だったのだと思いますし、私にはそう見えました。 同時にこのことはエレファントで、犯人像をナイーブな少年として描いたことに通じると思います。 エレファンとの監督は、犯人の内面に迫りたかったのではないのでしょうか。 そのために外面も繊細で幼い俳優を起用することによって、アメリカでは「マッチョ」的な価値観から、普段見せることのできない若者の繊細さを、観客に分かりやすく伝えようと意図したのだと思います。 観客は(アメリカ国内のみ)は、こんな繊細な若者では生きにくい社会であると自分の経験も元に理解し、映画の感情表現にスムーズに入ることが出来るのだと思います。 ですから、アメリカではコロンバイン事件の真相に迫りたいというアプローチとして成功しているのだと思います。 アメリカ人がいかにマッチョに価値を置いているかを考えるのにいい映画があります。「バックトゥーザフューチャー」です。 主人公のマーティは、マッチョとは無縁の若者ですが、それでも「チキン」と呼ばれることにはすごく抵抗します。その性格が元で将来災難にあったり、父親も同じ性格のためマーティ自身、生まれることが危なくなるのを何とか変える、というのがストーリーの流れです。 対して日本のドラえもんは同じように将来を危惧して、未来からやってきますが、のび太は何時までたっても、しゃんとした男の子にならず、泣き虫のままです。日本ではマッチョであることに価値観が置かれていないのです。 マッチョ 男性がもつという「強靱さ、逞しさ、勇敢さ、好戦性」といった性質を基礎とした思想や信条、行動を指すことが多い。(wikiより)

noname#52347
質問者

お礼

回答有難うございます。 >「かわいい」という日本的基準から、暴力的な若者に見えたのだと思います ええ、私からしてみればボーリングフォー...の中の実際の彼らはアメリカのティーネージャーの暴力的なイメージです。 >アメリカの基準で見ればごく普通の若者だったのだと思いますし そうですね、ちょっと風変わりで暗く鬱憤としてはいるが普通なのでしょうね、ああいう退屈そうな街にこういう若者がいるのは納得でできます。 >アメリカでは「マッチョ」的な価値観から、普段見せることのできない若者の繊細さを、観客に分かりやすく伝えようと意図したのだと思います。 ああ、なんだか少し納得してきました。アメリカでは、あえてこんな風に繊細なイメーージで描かないと、マッチョで暴力的な若者!という当然のイメージしか浮かんでこないということでしょうか。 暴力的な部分はアメリカのような恐い国では日常茶飯事だから、そこはあえて映画で取り扱わなくても、事件の表面に現れているからカットとうことですかね。そこにこの映画の価値があるんでしょうかね。 私のように事件についても高校生が乱射したという事実くらいしかしらず そしてエレファントのような映画だけをみると、映画の繊細な中身を鵜呑みにしてしまいます、しかしアメリカ人の中では暴力性なぞというのものは当たり前なのだから鵜呑みにしようがなく 観客にもやもやを残す高度な作品なのかもしれませんね。 あらためて自分は平和な国の日本人なんだなという実感です。現実の事件よりも、映画中の繊細な犯人や、事件の内部の感情表現の方が断然共感できます。 でもやっぱり被害者の親から苦情がでないのは不思議です。 エリーゼのためにがオマージュにささげられたりして犯人に対してセンチメンタルな感じがありすぎるような感じがしました。

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