- 締切済み
Pb、Hg、Agの熱湯における溶解
塩化鉛、塩化水銀、塩化銀の熱湯における溶解についてですが、塩化鉛は熱湯に溶けますが、他の2つは熱湯には溶けず、凝集します。 溶ける、溶けないかはイオン化傾向が原因なのですか? 詳しく教えてください。
- 化学
- 回答数3
- ありがとう数6
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- abyss-sym
- ベストアンサー率40% (77/190)
一般に電気陰性度の差が大きいほどイオン結合性が強く、差が小さいほど共有結合性が強いです。 電気陰性度は、塩素3.0 銀1.9 水銀1.9 鉛1.8 です。 わずかながら、塩化鉛の方が電気陰性度の差が大きくイオン結合性が強い。 結合の強さは、イオン結合<共有結合 ですから若干塩化鉛の方が結合が弱い。 それだけが原因かはわかりませんが、ある程度は関係していると思いますよ。
イオン化傾向は関係ありません。 溶けるかどうかというのは、固体の状態と溶けた状態のどちらがどの程度安定であるかということによって決まると考えてよいでしょう。 その安定性というのは、イオンのサイズや価数、電子配置などが関係しているでしょうが、そういったことに関する情報を、溶解度を判定出来るレベルまで収集し、かつ判定するだけの知識を得るのは極めて困難だと思います。 したがって、現実問題としては覚えるしかありません。
- AYSM
- ベストアンサー率37% (47/125)
イオン化傾向は、 K・Ca・Na・Mg・Al・Zn・Fe・Ni・Sn・Pb・(H2)・Cu・Hg・Ag・Pt・Au です。このうち、どの物質がどんな水の状態にとけるか、何の溶液に溶けるかは決まっています。 ☆水との反応 [冷水と反応する] K・Ca・Na [熱水と反応する] K・Ca・Na・Mg [高温水蒸気と反応する] K・Ca・Na・Mg・Al・Zn・Fe このため、鉛(Zn)は高温水蒸気と反応するので、塩化鉛は熱湯に溶けます。ただ、熱湯≒熱水なので本当は溶けないので「ほかの2つよりは溶けやすい」と言ったほうが良いと思います。銀(Ag)と水銀(Hg)は水とは反応しないので、塩化水銀も塩化銀も熱湯とは反応しません。 また、一応次の一覧も載せておきます。 ☆酸との反応 [塩酸・希硫酸に溶ける(H2発生)] K・Ca・Na・Mg・Al・Zn・Fe・Ni・Sn・(Pb・(H2)) ※Pbは塩酸や希硫酸中では溶けにくい塩で表面が覆われてしまうので、あまり反応しない。 [硝酸・熱濃硫酸に溶ける] K・Ca・Na・Mg・Al・Zn・Fe・Ni・Sn・Pb・(H2)・Cu・Hg・Ag ※Al,Fe,Niは濃硝酸中では、表面に酸化物の皮膜ができるため、溶けない。(これを不動態という。) [王水(濃硝酸:濃塩酸=1:3の体積比で混合した液)に溶ける] K・Ca・Na・Mg・Al・Zn・Fe・Ni・Sn・Pb・(H2)・Cu・Hg・Ag・Pt・Au (イオン化傾向の物質全て)
関連するQ&A
- 定性分析実験について
陽イオン第1族の定性分析実験をしました。塩酸によって沈澱した塩化鉛を熱湯で溶かして、塩化銀、塩化水銀と分離させたのですが、ろ液に含まれる鉛を確認するために、酢酸アンモニウムとクロム酸カリウムを加えました。でもなぜ、酢酸アンモニウムを加えたのでしょうか。クロム酸鉛が酢酸に不溶だから、クロム酸鉛をちゃんと沈澱させるために使用したということなのでしょうか。
- 締切済み
- 化学
- 鉛イオンの分属について
陽イオンの分属作をするときに 陽イオン 分属試薬 (1)水銀、鉛、銀 希塩酸 (2)カドミウム、水銀、鉛、スズ、銅・・・・ 硫化水素 ・ ・ ・ などの陽イオンのグループに分けられるが、鉛は(1)と(2)に含まれる。 この理由を溶解度積から考えると、どうなるでしょうか。 少しでも分かる方、是非とも教えて下さい!
- 締切済み
- 化学
- 塩の水に対する溶解度は何で決まるんでしょうか?
たとえば、 (1)硝酸銀は水に溶けますが、塩化銀は水にほとんど溶けない。 (2)硫酸ナトリウムは水に溶けますが、硫酸カルシウムは水にほとんど溶けない。 (3)塩化バリウム水に溶けますが、流酸バリウムは水にほとんど溶けない。 このような溶解度の違いは何が原因なんでしょう? そのイオンとこのイオンの組み合わせは溶けやすいとか、溶けにくいとか決まりがあるのですか? 何か法則のようなものがあるとは思いますが、よく解りません。 化学が得意な方、宜しくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 化学
- 塩化銀と塩化ナトリウムの溶解度
銀イオンもナトリウムイオンも共に1価の陽イオンであり、イオン半径も比較的近い(と思う)ですが、 塩化銀と塩化ナトリウムの水に対する溶解性の違いはなぜ生ずるのでしょうか。 大学は卒業しています。宿題ではありません。
- 締切済み
- 化学
- 塩化ナトリウムの溶解熱
塩化ナトリウムの溶解熱についての質問です。 塩化ナトリウムの水への溶解熱は-3.88kJ/molの吸熱反応だとかいてあったのですが、イオンの水和によって生じた結合の結合エネルギーに相当する分だけ発熱すると思うのですが、溶解熱が吸熱になるのはなぜですか
- ベストアンサー
- 化学