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にぎり寿司が普及したのはいつでしょうか?

生の魚を握るという、現代のにぎり寿司が、日本全国に普及したのはいつ頃でしょうか? にぎり寿司自体が誕生したのは江戸の末期で、しかもその頃のネタはほとんど加工した物だったことはわかっています。そのころはあくまで江戸のローカルフードだったようです。

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  • azuki24
  • ベストアンサー率49% (907/1826)
回答No.3

篠田統 著 『すしの本』 (柴田書店、昭和41年)の冒頭、東京の握りずしが全国を席捲してしまった状況を嘆き、その原因について以下のように記しています。 ----------------------------  第一の原因は、終戦直後の七七政令である。業者用には握り五箇と巻き五切れとをもって「すし」と定義し、それ以外のものはいっさい製造、販売を禁止した。一方、家庭には勝手気ままにすしを作れるほどの米は配給してくれない。この東京風中心の官僚統制のおかげで、今日の中年層は子供の頃から東京ずしのみに親しまされ、ほかのすしの味には馴染がなくなってしまった。 ---------------------------- すし博士とも称される篠田博士(故人)は、生理学・植物学・民俗学・食物史など多方面にわたる業績で知られる研究者です。 もうひとつ、 日比野光敏 著 『すしの歴史を訪ねる』 (岩波新書641、1999年)の最終章「握りずしの時代」で、握りずしが全国制覇してしまった原因を考察しています。以下その要旨。 ---------------------------- ・明治新政府が東京の文化をもって「国民文化」にしようとしたことは、東京の握りずしが他の郷土ずしより一歩抜きん出る素地にもなった。 ・関東大震災で罹災したすし職人が、これを機に故郷へ戻るなどして、握りずしの技術が各地に伝えられた。 ・太平洋戦争で戦災を避け、あるいは焼け出されて東京を離れた多くの人たちが、東京の情報を各地に伝えたことも一役買った。 ・戦後、昭和22年の「飲食営業緊急措置令」により、喫茶店以外の料理飲食業者が休業を余儀なくされた。このとき、東京のすし商の組合が警視庁当局とかけあって、客が持ってくる米一合と握りずし十カンを交換するという苦肉の策を認めさせた。すしの代金ではなく加工賃を受取るという形式にして、飲食業者ではなく委託加工業者として営業を続けることができた。この妙案に全国のすし商組合が倣ったことで、握りずしの全国制覇が決定的となった。 ---------------------------- この話は、著者の公式サイトにも掲載されています。 平成のすし談話室 T's "SUSHI" BAR     http://www.mirai.ne.jp/~hbnt/ →資料室→すしの歴史・概説編 「握りずしの全国制覇」     http://www.mirai.ne.jp/~hbnt/hismain.html#7 最初の本の“終戦直後の七七政令”と、後の“昭和22年の「飲食営業緊急措置令」”とが同じものか、その詳細な内容を知りたくて、以前ちょっと調べたのですが不明なままになっています。

その他の回答 (2)

  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.2

 握り寿司が発明されたのは江戸末期ですが、それが全国に普及したのは何と戦後のようです。下記がその情報源で、信憑性はどうかと思うのですが、戦争中の物資不足に悩んだ東京の握り寿司屋が委託注文を地方に出したのがきっかけということが書かれています。あり得る話だと思います。  寿司が鮨ではないのは字が示すとおり、握り寿司は鮨ではなく、西洋で言えばサンドウィッチと同じ、ファストフードなんですね。

参考URL:
http://www.sushiten.com/WebX?50@@.1dcf4f54#wake9
  • icemankazz
  • ベストアンサー率59% (1822/3077)
回答No.1

どうもこんにちは! Wikipediaによれば、氷が手に入りやすくなった明治30年代(1897~)頃から、それまで酢〆にしたり醤油漬けにしたり、あるいは火を通したりしていた素材も、生のまま扱うことがしだいに多くなっていった、とあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%89%8D%E5%AF%BF%E5%8F%B8#.E6.98.8E.E6.B2.BB.E5.BE.8C.E6.9C.9F-.E6.98.AD.E5.92.8C.E5.88.9D.E6.9C.9F.E3.81.AE.E6.B1.9F.E6.88.B8.E5.89.8D.E3.81.9A.E3.81.97 ご参考まで

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