• ベストアンサー

米国基準の評価

米国基準の評価について (1)現在価値(present value) (2)現在の市場価値(current market value) (3)将来のキャッシュフローの現在割引価値 (present value of future cash flows) の意味の違いがよくわかりません。特に(1)と(3)は同じ意味のように 書かれているので混乱しています。ご存知の方がいましたら教えて ください。

  • gtty
  • お礼率72% (258/355)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • lotus321
  • ベストアンサー率70% (14/20)
回答No.3

No.2で答えた者です。 財務会計の講義だと,(1)は,他にも簿価ベースの自己資本の額などが考えられますが(これだと,現在価値という意味からは遠くなるかも)...。 (1)を清算価値という意味での,(3)をCFを金利で割り引いた現在価値,として答えさせてもよいですか?  それだと,(1)は資産面から評価した価値,(2)は収益面から評価した価値という,2つのまったく異なる面から見た評価ということで直接関係がありません。わかりやすく言えば,りんごの木をどう価値評価するということです。(1)は,りんごの木をばらばらにして木材としてお金に換えた価値で,(3)は,将来得られるりんごの価値をそれぞれ現在に引き戻した価値の総計の価値,ということです。 通常,収益の上がるまともな事業,企業ならば,(3)の方が大きくなります(そうでないと,(1)のお金を投じてビジネスを起こさない)。 株などで言えば,収益性が下がり(3)の価値が大きく下がっても,その事業の価値は最低限(1)の価値はあります(りんごの実がならなくなっても最低限木材で売れる)。その程度のつながりしかありません。まったく違う側面から見ているので。 むしろ,(2)と(3)は,関係があります。それらは,それぞれMVAとEVAというものに関係しており,概念がやや連結されています。ただ,これを説明するには,ポートフォリオ理論などからやらねばならないので,講義だと20時間以上はかかり,この小さいコーナーで説明するのは無理だと思います(私,大学で教えています)。

gtty
質問者

お礼

とても具体的な回答ありがとうございます。 僕は税理士試験の簿記と財務諸表を合格していたので授業 を少し甘くみていました。本当に反省しています。 大学で教えておられるとのことなので教えていただきたいの ですが、ポートフォリオ理論関する新書のようなわかり易い本 がありましたら教えて下さい。宜しくお願いします。

その他の回答 (3)

  • lotus321
  • ベストアンサー率70% (14/20)
回答No.4

引き続きNo.2です(No.3でもあります)。 その前に,言い忘れていたことは,EVAやMVAと関係があると書きましたが,あくまでも,財務会計の方のアプローチからでは,という意味です。その分野でやや関係があるといった程度です。この辺の事業価値,企業価値の測定は,ファナンス(証券論的)との学際的な部分ですし,いろんな考えを知っておいた方がよいかと思います。 ご質問の「ポートフォリオ理論が書かれた新書版くらいのもの」は,おそらく読み物(半年経つと忘れて良いもの)としては良いと思いますが,身に付かないと思います。ですから,推薦できるものはありません。授業で使われているプリントなどで半年か1年の間みっちりやった方が良いと思います(そうでないと頭がもやもやになる?)。ポートフォリオ理論は,統計学(少なくとも2資産の分散効果がわかる共分散のあたり程度)からやって,エクセルなどで自分で数字をいじり,計算できるようにならないと,真に理解できないと思います。 あえて,短い時間で勉強したいなら,木島先生の「金融数学・確率統計」や,ぶ厚いですが証券アナリスト協会が出している「証券投資論」あたりはどうですか。後者は,他のファイナンスのアイデアが一通り網羅されてます(高いですがたまにブックオフなどで格安で売ってます=おそらく証券アナリストを諦めた人が売っている)。 でも,税理士を2科目取ってらっしゃるなら,税理士免許取ってからで良いのではないですか? 結構ボリュームありますよ。学生ですでに税理士科目2科目取っているのなら,優秀です。きっと良い大学なのでしょう。うちの学生は,4年生になってやっと1科目とれるかどうかです(3分の2の学生は失敗)。 (1)に関しては,先生にもう一度確認した方が良いですね。これだけだと,情報不足で,清算価値を言っているのかどうかわかりません。

gtty
質問者

お礼

回答ありがとうございます。とても難しいみたいですが頑張ってみます。早速、ブックオフかジュンク堂で探してみます。2回も回答していただいて本当にありがとうございます。

  • lotus321
  • ベストアンサー率70% (14/20)
回答No.2

会社や事業の価値の話なら,(2)の現在の市場価値とは,一般的に捉えれば,市場(証券取引所またはその類似組織[PTSなど])におけるその時点での取引価格(株価)をベースにした価値という意味だと思います。すなわち,時価総額のことで,株価に発行済株式数を掛ければ算出されます。 会社や事業の価値の話ではなく,物品の価値程度の小さいもので言えば,市場での取引価値のことで,客観性のあるものです。 いずれにしても,(1)や(3)に比べれば,主観の入る余地がありません。 (1)と(3)は,先の方が詳しく丁寧にご指摘されているように,通常は同じ意味です。しかし,(1)には,キャッシュフローという言葉はありませんから,キャッシュフロー以外で現在価値を示すものというと,非常に広い意味で捉えることも可能かもしれません。これは,財務会計の話ですか? 経済性分析などの話ですか? あるいは,M&Aなどのときの企業価値を測る話ですか? それによって見方は変わります。(2)と(3)と並び称される間隔で(1)を設定するのなら,清算価値(総資産を全部売却して負債を全部返した後残るような価値)のようなものかもしれません。 時価総額の考え方の参考: みかん箱に入っているみかんの総価値(箱は除く)は,みかん1個の価格×みかんの総個数で計算される。

gtty
質問者

お礼

回答ありごとうございます。 説明不足ですみません。この課題は財務会計の授業で出されたものです。 財務会計の場合だと(1)(3)の関係はどのようになるのでしょうか? すみませんがお暇な時にまた回答お願いします。

  • aokisika
  • ベストアンサー率57% (1042/1811)
回答No.1

誰かがあなたに100万円あげます。と言ったとします。 もちろん欲しいですよね。するとその人は 今日100万円あげるのと、1年後に102万円あげるのとどちらがいいですか? と聞きました。 どっちがいいですか? 多い方がいいですか?早いほうがいいですか? もし100万円を今日もらって、5%の利息のつく債券を買ったとします。 すると1年後には105万円になっています。だったらこちらの方が得ですね。 5%の利息がつくとしたら、今いくらもっていれば1年後に102万円になりますか? 102万÷1.05=971428.5円 です。 今97万円あれば1年後には102万円になりますから、1年後に102万円もらうということは、今日97万円もらう、というのと同じことになります。 この97万円を102万円の現在価値と呼びます。 また、この時の計算方法は、5%で割引いた、と言います。 投資の採算性などを評価する場合には、今日100万円投資したときに、1年後に102万円しかキャッシュフローが得られなかったら、102万円を5%で割引いた現在価値は97万円しかないので、 100万円の投資で97万円得られた、つまり3万円損した、と考えるわけです。 現在価値というのは、割引くという計算をして求めるので、(1)と(3)は同じ意味なのです。 (2)の「現在の価値」は、文字通り現在の価値です。1年後の101万円は現在はもっていませんから、「現在の価値」というのは存在しません。

gtty
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 とても具体的な説明ですっきりしました。ありがとうございます。 (1)(3)が同じ意味だったのですね。ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 貸倒引当金の設定

    「キャッシュフロー見積法」について 割引現在価値を使用するようですが、 「キャッシュフロー」と「割引現在価値」との つながりが分からないので教えてください。

  • キャッシュフローについて

    本を読んでいて分からない点があったので質問させてください。 プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(花形製品、問題児、負け犬、金のなる木に分類)の図の縦軸横軸に市場成長性、相対的マーケットシェアの項目がありました。 質問はその2つについてなのですが・・・ 1:市場成長性が高いと投資キャッシュフローが大きい(逆に市場成長性が低いと投資キャッシュフローが小さい)理由 2:相対的マーケットシェアが高いと営業キャッシュフローが大きい(逆に相対的マーケットシェアが低いと営業キャッシュフローが小さい)理由 以上2点について理由をそれぞれ教えてください。 簡単な具体例ももし出来たらでいいのでお願いします(具体例は余裕のある方のみで構いません)。

  • キャッシュフローの割引率について

    正味現在価値法では、一般的に資本コスト率を割引率として使っていますが、資本コスト率を使って現在価値が求められる理由がよくわかりません。 確かに、資本コストを上回るネットキャッシュフローを生み出さなければ、投資の意味はありません。そのうえで、資本コストという考え方が重要になってくるのは理解できるのですが、その資本コスト率でキャッシュフローを割り引くことで収益性がなぜ、判断できるのか、いまいち理由がよくわかりません。 また、割引現在価値は、将来のキャッシュフローを現在の価値に戻すことなので、それを前提で考えたら、インフレ(デフレ)率等を使ったほうが実態に合っているのような気がするのですが、なぜ、資本コスト率で割引くのでしょうか。(資本コスト率で割り引いてしまうと、もはや現在価値では無いと思うのですが)

  • インフレ時の正味現在価値

    よろしくお願いします。 インフレ-ション時に正味現在価値を決定する際、将来のCash flowの増加とDiscount rateが増加するように調整されるそうですが、Discount rateの増加は納得できますが、Cash flowの増加はどうしてでしょうか。 When determining net present value in an inflationary environment, adjustments should be made to increase the estimated cash inflows and increase the discount rate. The reason is In an inflationary environment, nominal future cash flows should increase to reflect the decrease in the value of unit of measure. Also, the investor should increase the discount rate to reflect the increased inflation premium arising from the additional uncertainty. Lenders will require a higher interest rate in an inflationary environment. 例を出します 1.7000円で2年間実効レ-トが8%とします。 7000X0.86=6020 7000X0.93=6510     計=12530 2.インフレ時で実効レ-トが10%に上昇したとします。 7000X0.83=5810 7000X0.91=6370        計=12180 とCash flowは減少すると思うのですが、私の勘違いでしょうか

  • 【企業価値評価】NOPLATを使う理由

    【企業価値評価】NOPLATを使う理由 企業価値評価の一般的な手法として、 「NOPLAT+減価償却-投資 = 営業フリーキャッシュフロー」 で算出したで営業FCFを現在価値に割り引く方法が ありますが、 なぜ、実際のフリーキャッシュフロー(キャッシュフロー計算書 上の、営業CFマイナス投資CF)で計算しないのでしょうか? 資金調達の一貫性を保つ(負債の影響をなくす)という趣旨ならば、 キャッシュフロー計算書をもとにしたFCFに、支払利息を足し 戻せば済む話だと思うのですが。 アドバイスよろしくお願いします。

  • 時価評価につきまして。DCF法将来キャッシュフロ-

    お世話になっております。 下記の{}内の文章が理解できません。 {貸付金や借入金には市場価値がないため、対象となる金融資産、金融負債から発生する将来キャッシュフローを割引いて現在価値をDCF法を用いる} とあるのですが、 現金10/借入金10 なら時価は借入時から10のままではないのでしょうか? また、{敷金、保証金の時価もDCF法による}とあるのですが、 こちらも 差入保証金10/現金10 で支払時の価格が時価ではないのでしょうか? DCF法をここで使う意味がわからないです。 どういった場合の説明と考えればよろしいでしょうか? たぶんかなり的外れな質問なのでしょうが、全くわかりませんのでご指導願います。

  • 減損会計のキャッシュフローについて

    減損会計について勉強しています。 減損会計に、割引前将来キャッシュフローという言葉がよく出てくるのですが、 この割引前という意味はどういう事なのでしょうか? 何を割り引く前なの?というところで、引っかかって前に進みません。 ちなみに、キャッシュフローの知識はありません。 よろしくお願いします。

  • 減損の認識

    減損会計について 割引前将来キャッシュ・フロー(※)と 固定資産の帳簿価額とを比較し、 減損損失を認識する。 質問 ※なぜ「割引後・・」ではないのですか? 「割引後・・」ならば、現在価値なので 固定資産の帳簿価格と比較しやすいのでは?

  • 将来キャッシュフロー等を現在価値に見積もる場合に、

    将来キャッシュフロー等を現在価値に見積もる場合に、割引率として利子率で割引のはどうしてなのですか? 例えば自分のポケットマネーで100万円あり、これをつかって将来3年間、毎年50万円キャッシュが入ってくる場合も、現在価値に直す場合、利子率を使って割引くのですか? 利子はどこで発生するのですか? 変な質問かもしれませんが、回答のほどよろしくお願いします。

  • エクセルの割引計算の手順

    キャッシュ・フローを使って企業価値を算定したいです。 将来のキャッシュ・フローの予測は難しいので、過去5年間のフリー・キャッシュ・フローを将来のものと見立てて割引計算しようと考えています(これには反論もあるかと思いますが…)。 例:単位100万円 1年後(2004) 252,952 2年後(2005) 212,281 3年後(2006) 220,715 4年後(2007) 177,369 5年後(2008) 95,852 こんな感じです。これはセイコーエプソンの過去5年間のフリー・キャッシュ・フローです。 エクセルの関数で簡単に算出できると聞いたのですが、実際にどうやるのかわかりません。 そこらへんをkwsk教えてほしいです(企業価値の算出手法の賛否についてもご意見頂ければと思います)。

専門家に質問してみよう