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X線回折を使用したときに・・・・あっ

curvingmasの回答

回答No.3

上から小さい蓋を開けてサンプルを入れていますので、この装置は横型の粉末X線回折装置だと思います。 X線の回折とはいっても可視光と同じ様に考えられます、すなわち線元から直接出てくるダイレクトビーム(光の場合の直接光)と、サンプルからの2次散乱線(光の場合の反射光)のみが問題になります。 今回の場合シャッターが開いている状態で、サンプルホルダーに手を入れたりしていなければ、ダイレクトビームの被曝の心配は無いでしょう(これは被害が甚大なトラブルです)。 次に散乱線ですが、散乱線も光と同じように直線でしか進みませんので、今回のカバーの隙間から散乱元であるサンプルが直接見えていたのか、その隙間の前にどれくらいの時間居たのか、使用負荷はどのくいらなのか、が問題になります。 横型ゴニオメータの場合、No2さんの話の通り、通常蓋を外しても外側にカバーがあって、サンプルが直接見えないことが多いです、この場合心配はぐんと減ると思います。 隙間の間からサンプルが直接目視出来ていたようですと、量は少ないとはいえ被曝していた可能性はあります。 被曝していたときの被害ですが、資料によると皮膚の場合1~3週間の潜伏期をへて、軽度の場合脱毛、中度で充血 紅斑 脱毛、重度でびらん 水泡 紅斑となっていて、一般的にやけどのような症状が出るようです。 心配でしたら、今からでも医者に相談されるとよろしいかと思います。 ここからは全くの個人意見で、責任は一切取れませんが、気休めになればと思い書かせて頂きます(もし無責任と感じるようでしたらお詫びいたします)。 20年以上前に使用されていた古いタイプのXRDの場合、装置の調整時には扉の中に手や身体を入れて、X線を出したまま機械の調整するのは普通に行われている事でした。 その場合にサンプルの回りにカバーが無く、調整者が明らかに少量とはいえX線を浴びてしまう事もありました、しかしX線は少しでも浴びたら被害が出るものではなく、法律で年間許容量が定められていて、X線作業者は許容量以内の被曝は容認されています(ただし定期的な健康診断が必要)。 散乱線は強度が非常に弱く被曝しても短時間の場合、この年間許容量以内に収まっているようです。 今回の場合1~3週間後に皮膚炎のような症状が出ていなければ、とりあえず心配はしなくてよろしいのではと、個人的には考えます。 しかし少しでも心配であれば、安心するためにも医師に相談されてはいかがでしょうか。

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