- ベストアンサー
a^n+b^nの因数分解の仕方
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 皆さんの方法で良いのですが、少し違うかんじのものを示しますね。 本質的にはすべて同じ計算なので、説明の仕方が違うだけなんですよね。 nは奇数です。 a^n + b^n = a^n + a^{n-1} b - a^{n-1} b - a^{n-2} b^2 + a^{n-2} b^2 ・・・ + a^2 b^{n-2} - a^2 b^{n-2} - a b^{n-1} + a b^{n-1} + b^n これはいったい何者かというと、右辺で、 第2項+第3項=0、 第4項+第5項=0、 ・・・・・ 第(2n-2)項+第(2n-1)項=0 を挟んでいるだけです。 今度は組合せをかえて、 第1項+第2項 = a^{n-1} (a+b) 第3項+第4項 = - a^{n-2} (a+b) b ・・・・・ 第(2n-1)項+第2n項 = (a+b) b^{n-1} と見ると、どの組も(a+b)でくくれます。 従って、 a^n + b^n = (a+b) (a^{n-1} - a^{n-2} b + - … + b^{n-1}) が得られます。
その他の回答 (6)
- aquarius_hiro
- ベストアンサー率53% (194/360)
A No.6です。 もう一つ別の見方を説明しますね。 a と b が何かの単位を持っていると考えるとわかりやすいです。 例えば、m(メートル)としましょうか。 a^n + b^n = (a+b) (・・・) と書いたときに、両辺の単位が等しく m^n となるためには、 (・・・) は、m^{n-1} の単位でないといけませんね。 従って、(・・・) は、k=0,1,2, …, n-1 として、 C_k a^{n-1-k} b^k の形の項の和になります。C_k は定数の係数です。 (因数分解できることがわかっているので、負のべきはありません。) すなわち、 a^n + b^n = (a+b) (C_0 a^{n-1} + C_1 a^{n-2} b + … + C_{n-2} a b^{n-2} + C_{n-1} b^{n-1}) と書けます。 両辺の a^{n-k} b^k の係数を比較すると、 a^{n-0} b^0 の係数: 1 = C_0 a^{n-1} b^1 の係数: 0 = C_0 + C_1 a^{n-2} b^2 の係数: 0 = C_1 + C_2 ・・・・・ a^1 b^{n-1} の係数: 0 = C_{n-2} + C_{n-1} a^0 b^{n-0} の係数: 1 = C_{n-1} 故に、1 = C_0 = - C_1 = C_2 = ・・・= - C_{n-2} = C_{n-1} = 1 故に、 a^n + b^n = (a+b) (a^{n-1} - a^{n-2}b + a^{n-3} b^2 - … + b^{n-1}) が得られます。
お礼
こちらの回答も脱帽です・・・^^; どうもありがとうございました。
1+r+r^2+r^3+・・・+r^(n-1)=(1-r^n)/(1-r) において、 r=-(b/a)とすると nが奇数の時、 1-(b/a)+(b/a)^2-(b/a)^3+・・・・+(b/a)^(n-1)={1+(b/a)^n}/{1+(b/a)} これから {a^(n-1)-b・a^(n-2)+b^2・a^(n-3)-・・・・+b^(n-1)}・(a+b)=a^n+b^n つまり、nが奇数の時 a^n+b^n=(a+b)・{a^(n-1)-b・a^(n-2)+b^2・a^(n-3)-・・・・+b^(n-1)} と因数分解できる。
お礼
長い間、お礼ができずにすみませんでした。 この度は本当にどうもありがとうございました。
- info22
- ベストアンサー率55% (2225/4034)
まず (A)n=偶数の場合は a^2=A,b^2=Bとおけば A^m+B^m (m=n/2)となりますね。 mが奇数なら (A+B)=(a^2+b^2)が因数になります。 mが偶数なら(A)の手順を繰り返します。 奇数になれば因数分解します。 kが奇数の時 a^k+b^k=(a+b)(Σ[i=1,k] a^(k-i)(-b)^(i-1)) たとえば n=2m,m=odd(奇数)の場合 a^n+b^n=A^m+B^m=(A+B)(Σ[i=1,m] A^(m-i)(-B)^(m-1)) =(a^2+b^2)(Σ[i=1,m] (-1)^(m-1)a^2(m-i)b^2(m-1)) となります。 n=4m,m=oddの場合 a^n+b^n=(a^4+b^4)(Σ[i=1,m] (-1)^(m-1)a^4(m-i)b^4(m-1)) … 参考までに a^3+b^3=(a+b)(a2-ab+b^2) a^5+b^5=(a+b)(a^4-ab^3+a^2b^2-a3b+b^4) a^7+b^7=(a+b)(a^6-ab^5+a^2b^4-a^3b^3+a^4b^2-a^5b^1+b^6) a^9+b^9=(a+b)(a^2-ab+b^2)(a^6-a^3b^3+b^3) … a^27+b^27=(a+b)(a^2-ab+b^2)(a^6-a^3b^3+b^6)(a^18-a^9b^9)+b^18) … a^4+b^4=(a^2+b^2+√2ab)(a^2+b^2-√2ab) a^6+b^6=(a^2+b^2)(a^4-a^2b^2+b^4) a^8+b^8=(a^4+b^4+√2a^2b^2)(a^4+b^4-√2a^2b^2) a^10+b^10=(a^2+b^2)(a^8-a^6b^2+a^4b^4-a^2b^6+b^8) … a^30+b^30=(a^2+b^2)(a^4-a^2b^2+b^4)(a^8-a^2b^6+a^4b^4-a^2b^4+b^6)(a^16+a^14b^2-a^10b^6-a^8b^8-a^6b^10+a^2b^14+b^16) … 手計算では計算が面倒ですね。特に因数分解ができるか、どうかを最後まで(素因数分解できるまで)調べるのはnの次数が大きくなると、手計算だけでなく、数式ソフトを使っても大変で、時間も掛かります。
お礼
回答どうもありがとうございます。 nが偶数の時でもnによっては因数分解できたんですね。 私は何の根拠もなく、n=2、4ができないから 因数分解は奇数のみ可能だと思い込んでました。 >a^9+b^9=(a+b)(a^2-ab+b^2)(a^6-a^3b^3+b^3) これも驚きです。 nが増えれば、3項以上の因数に分解できるのですね。 予想してなかったです。 とても勉強になります。 どうもありがとうございます。
>nが奇数の時の話です。 m が自然数の場合の公式、 c^m - d^m = (c-d)*[c^(m-1) + {c^(m-2)}*d + {c^(m-3)}*d^2 + ....... + c*{d^(m-2)} + d^(m-1)] を使う手があります。 c=a, d=-b とおき、m=n(奇数)ならば...... 。
お礼
回答どうもありがとうございます。 『c^m - d^m = (c-d)*[c^(m-1) + {c^(m-2)}*d + {c^(m-3)}*d^2 + ....... + c*{d^(m-2)} + d^(m-1)』 とりあえずこの式を覚えておいて、後からd=-bに置き換えるのですね。 『c^m - d^m = (c-d)*[c^(m-1) + {c^(m-2)}*d + {c^(m-3)}*d^2 + ....... + c*{d^(m-2)} + d^(m-1)』は2番目の因数に符号変化がないので憶えやすく、直接導くより間違いが減りそうですね。 思い付かなかったです。 どうもありがとうございます。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
帰納法的に考えるってのはどうでしょ? 例えば n = 1: a^n + b^n = (a+b)・1 n = 3: a^n + b^n = a(a^2 - b^2) + b^2(a^1 + b^1) = (a+b)[a(a-b)] + b^2[(a+b)・1] = (a+b) (a^2 - ab + b^2) n = 5: a^n + b^n = a^3 (a^2 - b^2) + b^2(a^3 + b^3) = (a+b)[a^3(a-b)] + b^2[(a+b)(a^2 - ab + b^2)] = (a+b) (a^4 - a^3b + a^2 b^2 - ab^3 + b^4). 一般的に a^n + b^n = a^(n-2) (a^2 - b^2) + b^2 (a^(n-2) + b^(n-2)) ですね.
お礼
回答どうもありがとうございます。 なるほど。帰納法的にですね。 参考になりました。 どうもありがとうございます。
- N64
- ベストアンサー率25% (160/622)
(a+b)は因数には、必ずしもならないのではないでしょうか? n=2 とした場合、a^2+b^2 の因数ではないではないかと、思いますが。 私の間違いなら、ごめんなさい。
補足
>a^n+b^nをaの式と見た時に因数定理で『nが奇数の時』は >(a+b)が因数になることは分かったのですが、 nが奇数の時の話です。 また何か気付いたことがありましたら書き込んでください。 それでは引き続きよろしくお願いします。
関連するQ&A
- 高次方程式における因数分解 組立除法について
高次方程式を因数分解する場合、特殊なパターンをのぞき、 因数定理で解を探しますよね? ところが、webサイトをいくつか見ていると「組立除法で因数分解」という記述を何度か見かけました。 私の知ってる組み立て除法は、主に高次方程式を一次式で割るときの割り算の簡略化です。 「組立除法で因数分解」とはどのようなことなのでしょうか?
- ベストアンサー
- 数学・算数
- F_n=(a+b+c)^(2n+1)-{a^(2n+1)+b^(2n+1)+c^(2n+1)} の因数分解
F_n=(a+b+c)^(2n+1)-{a^(2n+1)+b^(2n+1)+c^(2n+1)} (n=1,2,3,4,5) を因数分解せよ、という問題なのですが、どすればよいのでしょうか? なお、答えは、 F_1=3(b+c)(c+a)(a+b) F_2=5(b+c)(c+a)(a+b)(Σa^2+Σab) F_3=7(b+c)(c+a)(a+b)(Σa^4+2Σa^3 b+3Σa^2 b^2+5Σa^2 bc) F_4=3(b+c)(c+a)(a+b)(3Σa^6+9Σa^5 b+19Σa^4 b^2+35Σa^4 bc+23Σa^3 b^3+63Σa^3 b^2 c) F_5=11(b+c)(c+a)(a+b)(Σa^8+4Σa^7 b+11Σa^6 b^2+21Σa^6 bc+9Σa^5 b^3+54Σa^5 b^2 c+23Σa^4 b^4+84Σa^4 b^3 c+123Σa^4 b^2 c^2+159Σa^3 b^3 c^2) のようなのですが、(b+c)(c+a)(a+b)を因数に持つことは分かりますが、残りの因数はどうやってもとめるのでしょうか? 一文字を変数と見て、地道に割り算するしかないのでしょうか? 効率的な計算方法はありますでしょうか?
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 81a^4-72a^2b^2+16b^4の因数分解
81a^4-72a^2b^2+16b^4の因数分解で答えは (3a-2b)^2(3a+2b)^2 となるのですが,どうしてこの形になるのか,なんとなくは分かるのですがいまいち理解できません.この因数分解の解説をなるべく省略せずにお願いします.
- ベストアンサー
- 数学・算数
- a⁴-b⁴を因数分解すると(a-b)(a+b)(a
a⁴-b⁴を因数分解すると(a-b)(a+b)(a²+b²)だそうですが、 これはどんな手順によって因数分解するのですか? 1、この与式a⁴-b⁴の因数分解の手順を教えてください 2、a⁴+b⁴は因数分解できないそうですが、その理屈を教えてください。 2の理屈はもしスグに理解出来なくても 回答して下さったことをメモして理解を頑張ります。 {私は学生ではありません}
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 高次方程式の因数分解について
こんにちは、高校生です。 「高校数学」ではなく「数学」についての質問ということでよろしくおねがいします。 高次方程式の因数分解は因数定理を用いて行うことを習いました。 ですが、因数定理を用いても因数分解できない式がありました。 そこで、この疑問を分かりやすく数学的に考えて見ました。 全体集合U 因数定理を用いる解法で因数分解できる式の集合A(A ⊆ U) 因数定理を用いる以外の解法で因数分解できる式の集合B(B ⊆ U) !(A ∪ B) 〔 (1) 〕∅ A ∩ B 〔 (2) 〕∅ ※ !(X) … 集合Xの補集合 (1),(2)はそれぞれ=,≠のどちらが入るのでしょうか。 よろしければ解説と共に回答をよろしくお願いします。
- 締切済み
- 数学・算数
- {a+b+c}^3-{a^3+b^3+c^3}
{a+b+c}^(2n+1)-{a^(2n+1)+b^(2n+1)+c^(2n+1)} (ただし、n=1,2,3,4,5) を因数分解するにはどうしたらよいのでしょうか。
- 締切済み
- 数学・算数
お礼
長い間お礼ができずにどうもすみませんでした。 改めて見ましてもとてもすごい回答ですね^^ これを思いつくのはすごいです。^^; どうもありがとうございました。