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too~to文の書き換え

Parismadamの回答

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  • Parismadam
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回答No.6

こんにちは。 1.ご質問: <It's too cold for swimmingでも可能ですか?> (1)可能です。 (2)この場合swimmingは「水泳」という名詞、または「泳ぐこと」という動名詞になります。 (3)このforは「目的」を表す前置詞で、too~for+名詞「…には~すぎる」の用法は存在します。 例: This dog is too old for a hunt. 「この犬は狩猟には年をとりすぎている」 (4)目的のforを使うと、ポイントはtoo cold「寒すぎる」という「程度」に置かれ、「泳げない」という「結果」には置かれません。つまり、寒すぎるけど、「泳げない」とまでは言いきっていないのです。 2.何故too~to構文がso~that構文へ書き換えられるのか: (1)それは、so~that構文に「結果を表す用法(とても~なので…)」と「程度を表す用法(…するほど~)」があるからです。 (2)一方このto不定詞は、「目的(~のために…する)」と訳した方がいい場合と、「結果(…なので~できない)」と訳した方がいい場合があるからです。 (3)to不定詞をどちらの用法でとらえるかで、so~thatのとらえ方も違ってきます。 1)to不定詞を「目的」の用法とした場合: It's too cold to swim.(目的のto) 「泳ぐのには、寒すぎる」 →It's so cold that we can't swim.(程度のso~that) 「泳ぐことができないほど、寒い」 このso~thatは「程度」の用法になります。ポイントは「寒すぎる」という程度に置かれます。 2)to不定詞を「結果」の用法とした場合: It's too cold to swim.(結果のto) 「寒すぎて泳げない」 →It's so cold that we can't swim.(結果のso~that) 「とても寒いので、泳げない」 このso~thatは「結果」の用法になります。ポイントは「泳げない」という結果に置かれます。 (3)結論を言えば、too~to構文のto不定詞を、「目的」とみても、「結果」とみても、so~thatの書き換えだと、どちらの用法でも融通が利き、「目的」のtoなら「程度」のso~that、「結果」のtoなら「結果」のso~thatというふうに、自由に意味をとれるのです。それで、書き換え問題には、うってつけとなっているのです。 (4)forには「結果」に重点は置かれないので、too~to構文のtoに「結果」の意味がある時は、forへの書き換えは(不可能ではありませんが)、不適切になってしまうのです。わかりやすい例を言えば、 You came too late to catch the train. 「あまりにも遅れてきたので、電車に乗れなかった」 *このto不定詞は「結果」の用法として、「あまりにも~なので…した」と訳した方が、わかりやすい文になります。その場合、 You came too late for catching the train. 「電車に乗るには、あまりにも遅く着きすぎた」 とtoo~forを用いるよりも、 You came so late that you couldn't catch the train. 「あまりにも遅れてきたので、電車に乗れなかった」 と、so~thatの結果の用法で表した方が適切な書き換えとなるのです。 3.too~to構文からso~that構文への書き換えを学ぶ理由: この書き換えを中学で最初に学習する時、以下の点に気をつけるよう教わります。 (1)that節内の主語のたてかた (2)動詞の主語との一致、時制の一致に注意すること などです。 (3)例:I was too tired to work more. →I was so tired that I couldn't work more. (4)つまり、この書き換えは不定詞から接続詞への書き換え、といった基本を学ぶのです。 この基本の習得の印象が強いために、too~to構文→so~that構文の図式が定着しがちですが、学校文法は「それ以外の書き換えができない」とは教えていません。中学の段階で、学ぶべき最低限の文法項目を教えているだけです。これは、どの国の第2外国語学習も同様で、各学年ごとに最低限の学習内容をマスターしていく、というスタンスをとっているのです。 英語の学習は、「話すための英語」「翻訳するための英語」「通訳のための英語」「言語学を学習するための英語」「文法をさらに学習するための英語」「英文学を学習するための英語」などなど、目的によって学習方法は異なります。学校文法は、その選択肢が可能なように、最低限の道しるべをしているのです。ちなみに「使える英語」とは「話すための英語」が主眼になり、「通じる」ことを主体にしているので、従来の文法を無視して正しい英語になっていない、という欠点もあります。 「英語学習」は各自のそれぞれの目的に応じて、自由に学習方法を探ればよいものです。「使える英語」を目指したい人は、その方向を探ればいいでしょう。ただ、その方向のみが一番正しいとする洗脳的指標は、個人の自由選択の道を阻み、各自の個別の才能と可能性を閉ざしてしまう「真理教」のごとき閉鎖性を持っているのです。 以上長々と失礼しましたが、ご参考までに。

merunyan
質問者

お礼

回答ありがとうございます。つまりIt's too cold to swim.(結果のto)「寒すぎて泳げない」ではなくIt's too cold to swim.(目的のto)「泳ぐのには、寒すぎる」という訳としてみれば変換は可能ということですね。丁寧に解説いただきありがとうございました。

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