• ベストアンサー

助動詞の過去形について教えて下さい。

NHKテレビ英会話講座より A-Mary will make a cake. メアリーはケーキを作るだろう(かもしれない) B-Mary would make a cake. メアリーならケーキを作るだろう。 (質問)上記はテキストをそのまま抜粋したものです。[would]についてお尋ねします。 B-は助動詞が過去形(WOULD)だから「・・作っただろう。」との和訳だと思っていましたが、過去の表現になっていません。 (1)Bを「・・作っただろう」と訳してはいけませんか? (1)AとBの表現の違いはどこにありますか? (2)「メアリーならケーキを作っただろう。」は英語ではどう表現しますか? (3)[COULD]を「できた」、[MIGHT]を「・・かも知れなかった」、 [SHOULD]を「・・すべきだった」なども過去の表現として使うには、問題がありますか? 助動詞の過去形について、何か参考になるアドバイスをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 以上

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.3

こんにちは。お久しぶりです。仮定法はなかなか大変そうですね。 ご質問1: <Bを「・・作っただろう」と訳してはいけませんか?> いけません。「~だろうに」となります。理由は以下の通りです。 (1)この文は仮定法過去になっています。Wouldはその帰結の婉曲用法になる助動詞の過去形なのです。 (2)では、この文のIf節はどこにあるのか?というと、Maryという主語が仮定の前提になっているのです。これをIf節であえて表せば、 If it were Mary, she would make a cake. 「もしメアリーなら、ケーキを作るだろうに」 (3)仮定法過去は現在の事実と反することを仮定する文です。この例文も、「メアリーならケーキを作るんだが(実際は、メアリーじゃないからケーキは作らない)」という事実が存在するのです。 (4)仮定法は、このように主語だけで仮定の条件節を含むことがあります。他にも副詞などだけで仮定を表すことがあります。 例: 自分より優秀な相手に向かって、 You could pass the exams. 「あなたならその試験に合格できるだろうに」 主語「あなたなら」に仮定の意味が含まれます。このcouldには「でも試験を受けるのはあなたじゃなく私なので合格は難しい」という、仮定とは違う事実が推察されるのです。 You could see it at night. 「夜だったらそれを見れるのに」 時を表す副詞主語at night「夜に」に仮定の意味が含まれます。このcouldには「でも今は夜じゃないから」という、仮定とは違う事実が推察されるのです。 ご質問2: <AとBの表現の違いはどこにありますか?> Aは単純未来のwillですから、その予定であることを示唆します。今から2時間後、または明日という未来の時制において、ケーキを作ることがありうることを予想しているのです。 Bは上記で述べたとおり、現実とは違う事実を内包しています。「メアリーならケーキを作るだろうに」(実際は、メアリーじゃないから/メアリーがいないから、ケーキを作らない)という事実を示唆しています。 ご質問3: <「メアリーならケーキを作っただろう。」は英語ではどう表現しますか?> (1)この日本語は仮定法過去完了の帰結の用法です。英語にすると Mary could have made a cake. となります。 (2)仮定法過去完了とは、過去の事実に反することを仮定して述べる文です。これをIf節にしてみると If it had been Mary, she could have made a cake. 「もしメアリーだったら、ケーキをつくっただろうに」 (でも実際は、メアリーじゃなかったから、ケーキを作らなかった)という過去の事実があります。 ご質問4: < [COULD]を「できた」、[MIGHT]を「・・かも知れなかった」、 [SHOULD]を「・・すべきだった」なども過去の表現として使うには、問題がありますか?> (1)couldはcanの過去形として「~できた」という用法があります。仮定法過去「~できただろうに」の用法もありますが、区別は文脈からとなります。 (2)mightには「かもしれなかった」という意味はありません。Mayの過去形ですが、時制の一致でmayに準じ従属節内で用いられる形です。 例: I said, “It may rain.”(直接話法) I said that it might rain.(間接話法) 下のmightは「かもしれなかった」と訳すのではなく、時制の一致に応じて形が過去形になっただけで、下の意味は「雨が降るかもしれないと言った」と訳します。 (3)mightを「かもしれなかった」と訳すのは、仮定法過去完了の帰結の婉曲用法になり、might have ppになります。ご質問文で表すと Mary might have made a cake. 「メアリーなら、ケーキを作るかもしれなかったのに(実際は作らなかった)」 仮定法の用法は、上記1、2で説明した通りです。 (4)shouldは「~すべきである」という意味の助動詞で、「すべきだった」という過去形ではありません。 (5)shouldもcouldやwouldと同じく仮定法過去の帰結の婉曲用法があり、「~するはずだろうに」と訳すこともあります。 (6)「~すべきだった(のに)」は仮定法過去完了の帰結の婉曲用法ですから、should have ppになります。ご質問文で表すと Mary should have made a cake. 「メアリーなら、ケーキを作ったはずなのに(実際は作らなかった)」 となります。 以上ご参考までに。

tommy0313
質問者

お礼

いつもご回答有難うございます。ご回答に感激しています。知りたいことほぼ全て網羅されています。コピーして身につくまで読み返します。[Goo」の企画と回答者の皆様に感謝、感謝です。今から本格的な夏が来ます。体に気をつけて益々のご活躍をお祈りいたします。まづは御礼まで。

その他の回答 (2)

  • yukkebon
  • ベストアンサー率40% (54/132)
回答No.2

前後の文脈を見ないと断定できませんが,Bの文はおそらく仮定法ではないかと思います。だとすると,2)「メアリーならケーキを作っただろう。」はMary would have made a cake.となると思われます。

tommy0313
質問者

お礼

ご回答有難うございました。NHKテレビで現在、テンスとアスペクトについて放送があっています。とても内容の充実した初心者向けの楽しい番組です。皆様に疑問点をお聞きしながら続けて行きます。今回よくわかりました。今後ともよろしく願い致します。まづは御礼間で。

回答No.1

(1) Bの文の would は、日本語からすると will の過去形として使われているのではなく、仮定法過去として使われています。 contextによっては Mary would make cakes. で「メアリーはよくケーキを作ったものだ」なんていう would の使い方もあります。 (2) メアリーならケーキを作っただろう。 Mary would have made a cake. (3) shouldを「すべきだった」の過去で使う場合には、(2)の回答と同様、助動詞の後に現在完了を付けて表します。could, might, shouldともに完了形が続く場合は「~だったのにしなかった」ことを意味します。 例) I should have gone to the bank before this holiday season started.(連休が始まる前に銀行に行っとくべきだったなぁ。) また、補足ですが、最近の口語では完了形がgoの動詞を取る場合、gone のwentが使われているのをよく耳にします。 例)-車で車道にでようとして待ちすぎたりしたとき- Shoot, I could have went. (なんだよ、今いけたのに)

tommy0313
質問者

お礼

ご回答有難うございました。NHKテレビで現在、テンスとアスペクトについて放送があっています。とても内容の充実した初心者向けの楽しい番組です。皆様に疑問点をお聞きしながら続けて行きます。今回よくわかりました。判りやすい説明と、楽しい例文に感謝いたします。今後ともよろしく願い致します。まづは御礼まで。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう