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パワートランジスターはそれ自体の発熱でなぜ壊れないの?
himara-husの回答
- himara-hus
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#1です。 半導体が熱に弱いと言うのは、金属(導体)、絶縁体、半田、抵抗・コンデンサ・コイル等の部品に比べて弱いと言っているだけで、生物などと比べて弱いと言っているわけでは有りません。 トランジスタは半導体と言われるように金属と絶縁体の間の特殊な性質を持っています。 抵抗が発熱することはご存知ですね。 I=V/R 、 P=IXV の電力で発熱します。 トランジスタも同じです。 P=IXV Iはトランジスタに流れる電流、Vはトランジスタのコレクタエミッタ間電圧になります。 厳密に言うと、上記電力から出力した電力を除くものが、トランジスタで消費される電力(コレクタ損失という)で、熱に変ります。 例えば、トランジスタをスイッチング回路として使う場合は、ONの時はVがゼロに近く(約0.2V)、OFFの時はIがゼロですから、電力は小さくなります。 アンプはA級(バイアス)アンプだと出力に比べて効率が悪く、C級アンプは効率が良くなります。その為大電力アンプにはC級アンプやプッシュプルアンプが使われます。 半導体は、電子機器の部品の中ではやはり自ら熱を出しかつ熱に弱い部品ですから、熱設計が非常に重要なものとなっています。(つまり、壊れないように設計されているということです) LSIのようにスイチング回路ばかりの集まりでも、やはり集積度が上がると熱の発生が無視できずに放熱フィンをつけたりFANをつけたりして対策をしています。身近な例だとパソコンのFAN。 また、大電力アンプは、大きな放熱フィンやFANで熱対策をしています。
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