• ベストアンサー

アメリカの根拠は?

pumujikaの回答

  • pumujika
  • ベストアンサー率37% (3/8)
回答No.1

『紛争と難民 緒方貞子の回想』(集英社、2006)から引用します。「ユーゴスラヴィア社会主義連邦共和国の解体で、同国の主要民族であるセルビア系、クロアチア系、ムスリム人間の権力闘争が表面化したことが、そもそもの始まりである。」1991年にセルビア系のスロヴェニアが独立した。次にクロアチアが独立を宣言すると事態は激変しバルカンは泥沼となった。「この紛争の特徴は、三民族いずれもが、他民族を支配できないならば、自民族だけの共和国建設をめざし、他民族の住民を強制退去させたり、民族ごと根絶しようという目的をもっていたことである。まさに民族浄化の戦争であった。」「何世紀もの間、社会的に不公正な扱いを受けてきたという怨念、自己の民族が支配権を握りたいという野望、見境のない軍事力と暴力の行使、より強大な権力や政治的独立への執着など、紛争の原因は多岐にわたっていた。」とあります。宗教的にはベオグラードのあるセルビア地方はギリシャ正教、サラエヴォのボスニア地方はイスラム教(15世紀以来400年間トルコの支配下)、商都ザグレブのクロアチア地方はカトリック(オーストリア、ハンガリーの勢力下にありカトリックとラテン文字を受け入れる。)となっている。以上が主な背景だと思われます。続きをどなたか宜しくお願いします。

関連するQ&A

  • ボスニアヘルツェゴビナ紛争について

    ボスニア紛争についてざっくりまとめてみました。 1) 間違いや、肝心な部分で抜けがあったら指摘お願いします。 2) なぜアメリカは介入したのですか? 難民の流出を恐れたのでしょうか? 介入によるアメリカ側のメリットなどを教えてください。 ----- 概要 ----- 旧ユーゴスラビアからの独立をきっかけに起こった、 ボスニアヘルツェゴビナの民族紛争。 ----- 大まかな流れ ----- 1991年 旧ユーゴスラビアからクロアチア、スロベニアが独立。 ボスニアヘルツェゴビナも独立に向け動き出す。 ↓ しかし多民族国家だったボスニア国内では、 セルビア主導の旧ユーゴから独立したいムスリム人(44%)とクロアチア人(17%)、独立したくないセルビア人(33%)が対立。 ↓ セルビア人は自治区を作って対抗しようとしたが、政府には認められなかった。 ↓ 1992年 ボスニア政府はセルビア人の反発を無視して独立を宣言。 同年 ECがそれを承認。国連に加盟。 ↓ これを皮切りにセルビア人は軍事攻撃を開始。 同時にボスニア北部を「スルプスカ共和国」とし独立宣言した。(非承認) ↓ クロアチア人とムスリム人も応戦するものの結束力に欠けた。 セルビア人は旧ユーゴスラビアからの支援もあり優勢に。 ↓ セルビア人は全土の6割を制圧、首都サラエボを包囲。 1992年の終わりまでセルビア人優位は続いた。 ↓ クロアチア人とムスリム人の間でも対立は進み、1993年にクロアチア人は「ヘルツェグ=ボスナ・クロアチア人共和国」の樹立を宣言。 セルビア人と同盟を結ぶ。 ↓ 1994年アメリカの介入。 それによりクロアチア人とムスリム人が再び手を結んだ。 NATOからの空爆も始まりセルビア人勢力は徐々に弱体化。 4ヶ月の停戦が実現。 ↓ しかし停戦後再び激しい戦闘が起こった。 その際クロアチア軍を援護につけたクロアチア人勢が優勢に。 ↓ セルビア人が非戦闘地域を攻撃。 NATOからの大規模な空爆によって報復を受ける。 ↓ 完全に弱体化したセルビア人勢力は和平交渉への参加を決意。 1995/10/13終戦。 ↓ 死者約20万人難民200万人を出したこの戦争は、第二次世界大戦後のヨーロッパで最悪の戦争といわれている。

  • ボスニア紛争で、結局セルビア人もクロアチア人もムスリム人も独立できなか

    ボスニア紛争で、結局セルビア人もクロアチア人もムスリム人も独立できなかったのでしょうか? そして、原因として旧ユーゴスラビアがさまざまな民族が入り混り多様性を内包していたということは考えられますか?

  • 旧ユーゴスラビアとコソボについて

    旧ユーゴスラビアとコソボについてざっくりまとめてみました。 間違いや、肝心な部分で抜けがあったら指摘お願いします。 ----- 1900年初頭、セルビア王国はスラブ人を集めた国を作ろうとした。 (ゲルマン人に対抗するため?) しかしオーストリアハンガリー帝国がそれを阻んでいた。 ↓ 1914年 サラエボでセルビア青年がオーストリア皇太子を殺害。 そこから第一次世界大戦が勃発。 ↓ 1918年 第一次世界大戦集結。 その結果民族自決の動きが高まり、 現在のスロベニア、クロアチア、ボスニア、セルビア(とコソボ)、マケドニアが合わさってユーゴスラビアとなる。 ↓ しかし首都はセルビアのベオグラード。 基本的にセルビアを中心とした動きや、地域貧富の差で不満が爆発。 ↓ 1991年にスロベニアとクロアチア、1992年にボスニアヘルツェゴビナが独立。 1992年 ユーゴスラビアは国名をセルビアモンテネグロに変更。 ↓ 2006年 モンテネグロも独立。 セルビアは取り残された。 ↓ 2008年 今度はセルビア内の自治区だったコソボ(アルバニア人が9割りを占める地域)も独立を宣言。 それをきっかけにセルビア人によるアルバニア人迫害が始まり、内戦へ発展。約10年続く。 ↓ 長期化する内戦で飛び火や移民を危惧したNATO(特にイギリスとアメリカ)がコソボの独立を支援。 セルビアの軍事司令ビルを空爆。 ↓ しかし制圧できないどころかセルビアのコソボへの攻撃を激化させ、多数の死者を出す。 結局話し合いにて収束することとなった。 ↓ 現在世界100カ国ほどがコソボを国として承認。 しかしセルビアをはじめ、国内に独立の危険を孕んだ地域を持つロシア中国などは未だ存在を承認していない。

  • アメリカの9.11後の中東での軍事行動についてどのように考えますか

    大学で、民族・宗教問題という授業を履修しユダヤ教、イスラム教、キリスト教の考え方や今までに起きた個人的な宗教が及ぼした紛争や問題について学びました。 そこで、イスラム原理主義について知り、9.11について私は異なった見方をするようになりました。米国はイスラム教の聖地であるメッカに軍を駐留しました。また、イスラム教を支持する民族が独立を主張した際にロシアが反対し約8万人から10万人が殺害されました。更にキリスト教徒であるセルビアはアルバニア・イスラム教徒に対して「民族浄化」を行おうとして約28万人ものイスラム教徒を殺害しました。このようにグローバル化に伴う歴史変化でイスラム教徒の大量殺害がアメリカを背景に行われたそうです。 これらのことからキリスト教の軍隊、つまりアメリカとその同盟の軍隊によってイスラムが占領された、とオサマ・ビン・ラディンは発言したそうです。 このようなことを知ると、9.11後のアメリカの軍事行動はアメリカによって正当化されすぎではないか、と考えてしまいます。 皆さんはどう考えられますか。 見当違いなことを書いていたらごめんなさい。 意見を聞かせてください。

  • セルビアとクロアチア

    旧ユーゴスラビア連邦、スロベニア・ボスニアヘルツェゴビナ・クロアチア・セルビア・マケドニア・モンテネグロ・コソボの関係(歴史的経緯から現状まで)について、たとえば宗教が違う、民族が違うなどの違いで説明できることは多いと思うのですが(たとえばボイボディナは独立運動がそれほど盛んでもない感じなのに対しコソボは民族だけでなく宗教の問題もあった)、その中で、クロアチアとセルビアには非常に感情的な対立が見受けられると思うのですが、根本的にはどのような因果なのでしょうか。 クロアチアは第二次大戦中でセルビア人を弾圧した。なのにユーゴの建国においてはこの呉越が協力し連邦となった。流れからいえばセルビア中心の国家なのかと思いきや、まとめたのはチトー(クロアチア人)。 先のユーゴ解体の経緯においても、スロベニアの穏健な離脱に比べるとクロアチアはかなりラディカルに事を進めている(ついでに言うとボスニア辺りは、個人的に受ける印象は、なんだかそれほど積極的には見えない)。 これはどう解釈すればいいのでしょうか。 日本人からみると顔も一緒にすら見えます。ツチ族VSフツ族もそんな感じですが、とりあえずまずセルビアVSクロアチアから、知りたいので、ご存じの方もしいらっしゃいましたらお教え願います。

  • スレブレニツァの虐殺について

    スレブレニッツァの虐殺についてざっくりまとめてみました。 1) 間違いや、肝心な部分で抜けがあったら指摘お願いします。 2) 先日この件に関する博物館で、オランダ兵の自虐的な書き置きをみました。 「I kill you for nothing」?とかあったんですがなぜなのか理解できませんでした。 実際オランダ兵はムスリム人を殺したりはしていないですよね?? ----- 概要 ----- ボスニアヘルツェゴビナの民族紛争時に起こった、セルビア人によるムスリム人大虐殺。 ----- 大まかな流れ ----- 1992年 旧ユーゴスラビアからボスニアが独立宣言。 国内のムスリム人、クロアチア人、セルビア人で意見が対立。 内戦が勃発。 ↓ セルビア人勢力はあっという間に国内6割を制圧。 ムスリム人が多く住む東部の町スレブレニツァも例外ではなかった。 ↓ しかし1993年 スレブレニツァは国連により安全地帯と宣言され、国連保護軍の保護下に置かれることになった。 ↓ ムスリム人の指導者たちも国連保護軍の手で非武装化することに合意し、セルビア軍も撤退を約束。 ↓ 600人のオランダ軍が国連平和維持活動隊として治安維持に当たることに。 オランダとしては倫理的な観点の他に、旧ユーゴスラビアの将来を決める主要国に入りたいという思惑もあってのことだった。 ↓ しかし少人数のオランダ兵は捕虜などのリスクを恐れ、現地で何もできなかった。 ↓ 非武装化を約束したムスリム人も、オランダ兵が自分たちを守れるはずがないと、武器の放棄を拒否。 ↓ セルビア人軍は、オランダ兵がムスリム人の非武装化をなかなか進められない様子を見て、「それなら自分たちがやる」と言い出した。 ↓ 1995年 誰も支援をする人がいない状態のスレブレニツァは再度セルビア人軍に占拠された。 ↓ ムスリム人たちは男女に分けられ、 男性は老若男女問わず処刑された。 たったの48時間で約8000人が亡くなった。 スレブレニツァの住民は当時1万2千人とされている。 ↓ 近年、オランダ民事裁判所が300人分の虐殺に関しては傍観していたオランダ軍に責任があるという判決を下した。 遺体の捜索と調査は、現在も継続されている。

  • セルビア人の村が殲滅される映画

    先のユーゴ紛争では、セルビア人が悪でクロアチア人やムスリムが被害者のような扱いを受けましたが、実はユーゴが社会主義国として統一される以前から民族紛争はありました。積年の恨みがあったのです。 さて、WWII 中にクロアチア人の密告により、セルビア人のある村の住民が女子供、赤ん坊も含め、ナチスによって全員虐殺され、村が消し去られるという事件がありました。 それを扱った映画があります。タイトルを教えてください。DVD 化されていない映画もすべて観られるコネクションができたので、DVD 化されているかどうかはどうでもよいです。

  • 危険なシナリオ

    平昌オリンピックが始まります。 北朝鮮は選手団を韓国へ送って、軍事行動は起さない姿勢でいますが どうなのでしょう。 ここで、思い出してほしいのはサラエボオリンピックの後に何があった のか。そしてどんな悲劇が待っていたのかです。 ユーゴスラビア民族紛争でボスニア、クロアチア、セルビアの三つ巴の 争いの中、市民はどこへ逃げれば良いのか分からず銃声と罵声に怯える 日々を送ったのです。 オリンピックは平和の祭典と言われていますが、逆に軍事に利用された 歴史も持ちます。 ナチスドイツが国威発揚を掲げ、第二次世界大戦へのステップにしたのは 誰でも知っています。 危険ですね。アメリカはオリンピック後に何かあれば、必ず軍事攻撃の 引き金を引きます。また北朝鮮も同様にミサイルの発射の時期を模索 しています。 この危険なシナリオは、どう展開していくのか。日本も巻き込まれて破壊 と暴力に苦しめられるのか。 どう思いますか。

  • ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の映画について

    どうしても映画の名前が思い出せないので質問させていただきます。 記憶が曖昧で恐縮なのですが、 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を主題とした映画で、サラエボオリンピック(後?)から話が始まります。 最初は普通の生活で、楽しい感じで話が進んで行くのですが、だんだん普通の市民の生活が内戦によって壊れ、人々が次々と殺されていく、民族によってバラバラになっていってしまうという内容でした。 最後、エンディング・テーマ曲がenyaの「The Memory Of Tree」 でした。 それだけの曖昧な記憶ですが、分かる方がいらっしゃいましたら教えていただけると助かります。

  • イスラエルやアメリカはどこと戦っているんですか

    報道では断片的で経緯や背景がわからないので質問します。 1.イスラエルがパレスチナ自治区だの、ガザ地区だのを空爆しています。   (1)あれはどこと戦っているんですか。どこかのイスラム国家ですか、非国家組織ですか、非正規軍ですか。   (2)イスラエルが一方的に空爆しているかのような報道ですが、敵は空軍ないんですか、あるいは地対空ミサイルシステムはないんですか。イスラエル空軍機も撃墜されているんでしょうか、イスラエルも反撃で戦死者がでてないんでしょうか。  テロや空爆で犠牲となったイスラム側の悲しんでいるところが報道されていますが、イスラエル側の戦死者を悼んでいるような場面の報道はみたことありません。パレスチナからみれば侵略者でしょうけど、イスラエル側では祖国防衛の犠牲者です。   (3)アメリカやロシアにはユダヤ人がたくさんいるので、イスラエルはアメリカやロシアから武器、航空機を調達できると思います。しかし、敵もイスラムなんだから、産油国金持ちイスラム国家あたりから支援受けてないんですか。産油国は同じイスラムでも親アメリカですか。 2.アメリカがイラクでいろいろやってますが、こちらも質問内容は似てます。   (1)あれはどこと戦っているんですか。どこかのイスラム国家ですか、非国家組織ですか、非正規軍ですか。非正規軍なら捕虜になってもなんとか条約の扱いは受けられないから、虐待されても文句いえなんじゃないんですか。   (2)敵は空軍や、地対空防衛システムは持っていないんでしょうか。FA18が撃墜された報道はありません。   (3)敵はどこから支援受けているんでしょうか。   (4)アメリカ軍は世界の警察だからいいとして、付き合いで赴任の他国軍は、祖国防衛でもない紛争につれてこられてそれで戦死したらいたたまれません。アメリカ以外で戦死者が出ている国はどう思っているんでしょうか。国内で撤退論でてないんでしょうか。