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電気設備基準 許容電流 遮断器容量について
電気設備基準では電線の許容電流と遮断器定格電流を決める際、「電動機等」の有無が条件に含まれています。 電動機等の突入電流を考慮した条件と思われますが、この「電動機等」にはトランスも含まれるでしょうか。 トランスが「電動機等」に含まれないと解釈すると、トランスの突入電流を考慮し遮断器定格電流をトランスの定格以上に決めた際、 電線の許容電流は遮断器定格電流以上にする事になるのでしょうか。 現状は負荷に電動機が無いため、各負荷の定格電流の合計を目安に電線を選択しています。(遮断器定格電流よりも電線の許容電流が小さい)
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追伸 サージカットトランスというものを扱ったことがありませんので先の回答は参考にとどめてください。 このトランスがどの程度の励磁突入電流が流れるとか、%Zとか さっぱり分かっていません。 端的に回答を書いたつもりです。 このほかに検討事項として電圧降下、将来設備増ほかがありますので念のため 私の書いた 「トランスの励磁電流ではトリップに至らないと思います。」 というのは >トランスの突入電流を考慮し遮断器定格電流をトランスの定格以上に決めた ここが誤りではないか という意味です。 参考URLの左側 「製品情報」次に、ほぼ中央の「カタログ、技術情報」次にアイコンで「ノーヒューズ遮断器」を選択 さらに技術資料集と進んで下さい。 サージカットトランス、ノーヒューズ遮断器製造者に相談されてはいかがですか?
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- sou_tarou
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ピントがずれてて申し訳ない。 >1.トランスの突入対策として、トランス1次側過電流遮断機のトリップ電流を、トランスの定格および電気使用器具の定格電流の合計より多くすることは可か否か。 電技170条に出てくるのは「電気使用機械器具の定格電流」、「幹線の電線の許容電流」「過電流遮断器の定格電流」です。 同4項に 低圧屋内幹線の電源側電路には、当該低圧屋内幹線を保護する過電流遮断器を施設すること。ただし、、、 同5項に 前項の過電流遮断器は、低圧屋内幹線の許容電流以下の定格電流のものであること。ただし、、、、 ということで低圧屋内幹線の許容電流以下の過電流遮断器はつけることができません。 リンク先にNFBのメーカーを付けておきます。 カタログなどがPDFになっています。 NFBの特性を見てください。 トランスの励磁電流ではトリップに至らないと思います。
- sou_tarou
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#1です。 お仕事ご苦労様です。 前提として 質問者さまの電気設備がわからないので質問内容から高圧から低圧への変圧器である。 さらに励磁突入を気にされているので変圧器の1次側のしゃ断器と勝手に決め付けて、さらに 法規も関係しているので少しだけくどく書きます。 >1.トランスの突入対策として、トランス1次側過電流遮断機のトリップ電流を、トランスの定格および電気使用器具の定格電流の合計より多くすることは可か否か。 該当せずになると思います。 >1項、可の場合、 > 「電線は、低圧屋内幹線の各部分ごとに、電気使用器具の定格電流の合計以上の許容電流のあるものであること。」 このきまりは 電技解釈 第5章 電気使用場所の施設 の第170条 1項 第2号ですよね。 「低圧屋内幹線の」とあるので低圧回路であること、「屋内」とあるので変圧器の設置されているような 電気室ではない、一般家庭や工場の普通に電気する個所の「幹線に」関わる決まりです。 一般の人が出入りするようなところです。 おそらく高圧と推定する変圧器の1次側には適用されません。 >であれば、トリップ電流より小さい連続許容電流の電線を使用し、コストを抑えることが電技に沿うか否か。(トランス二次側に電動負荷はありません。) 前置き 電技の37条、38条をご覧下さい。 まず、38条 高圧又は特別高圧電路中の過電流しゃ断器施設 ここに過電流しゃ断器のきまりがかかれています。 ヒューズなども含めて記載されています。 この条文に「定格電流の1.25倍、、、」 定格電流の1倍以上に耐えることになっています。定格値よりも電流を流して切れてはダメなのです。 この特性を活かして変圧器の励磁突入電流や起動電流でしゃ断動作をしないようになっているのです。 次ぎに 2倍流れたら2分以内に切れることとなっています。 ちなみにうちのは150% 1Sくらいだったと記憶しています。 また、わたしには受電設備の許容電流についてはきまりが見つけられませんでした。 どの項目が該当するのか分かりませんでした。 しゃ断能力についてはきまりがありますが、 おそらく、変電所またはそれに準ずる場所なので受電できなくても困るのは設備を持っている自所だけなのできまりがないのかなと思っています。 >トリップ電流より小さい連続許容電流の電線を使用し 変圧器の励磁電流は継続時間も短くまた 初期値は6~8倍ですが、1秒後には50%(3~4倍)に2秒後には30%(1.8~2.4倍)と減衰も早いですし、電線の太さを検討するとたいていの場合、負荷電流値で求められる太さより、事故時の短絡電流に耐える値から求められる太さのほうが大きくなります。(このあたりも質問者様のせつびがわからないので、経験上で推定で書いています。)なので、経験上それほど神経質にならずとも励磁突入電流程度は流せると考えています。
補足
大変詳しいご回答ありがとうございます。 >おそらく高圧と推定する変圧器の1次側には適用されません。 またもや質問が不明瞭ですみません。設備は低圧です。 トランスは1次2次ともにAC100V 3kVAのサージカットトランスです。 過電流遮断機はトランスの1次側に設置しています。 ご紹介いただいた、参考URLの瞬時許容電流算出式から、励磁突入電流程度では電線自身に問題がないことが分かりました。 度々お手数をおかけし申し訳ございませんが、 低圧の場合、先の1項は可でしょうか、否でしょうか。 よろしくお願いします。
- sou_tarou
- ベストアンサー率51% (196/381)
>この「電動機等」にはトランスも含まれるでしょうか。 含まれません。 電技解釈第170条によると、 低圧屋内幹線は、損傷を受けるおそれがない場所に施設すること。 電線は、低圧屋内幹線の各部分ごとに、電気使用器具の定格電流の合計以上の許容電流のあるものであること。ただし、その低圧屋内幹線に接続する負荷のうち電動機などの起動電流が大きい電気機械器具の定格電流の合計が他の電気使用機械器具の定格電流の合計より大きい場合は、他の電気使用機械器具の定格電流の合計に次の値を加えた値以上の許容電流のある電線を使用すること。 のこの部分ですよね。 参考URLを見てください。 変圧器の励磁突入電流、電動機の起動電流の継続時間の違いによりこのようなきまりになっていると思います。 >電線の許容電流は遮断器定格電流以上にする事になるのでしょうか。 この質問の意味がもう一つ分かりません。 安全側なので工事費がアップする以外に問題は無いように思います。 >各負荷の定格電流の合計を目安に電線を選択しています。 電線の太さは負荷の合計電流と事故時の短絡電流(短時間)を比較し大きい方に耐えるように選択する。 http://www.daihendds.com/a/a-200-2.htm http://dende777.fc2web.com/ziten/denndouki/denndouki.html
補足
ご返答ありがとうございます。 出張していましたので、お礼が遅くなりました、申し訳ございません。 >この質問の意味がもう一つ分かりません。 >安全側なので工事費がアップする以外に問題は無いように思います。 自分の聞きたかった事が、まとまっていませんでした。 申し訳ございません。聞きたかったことは以下のことです。 1.トランスの突入対策として、トランス1次側過電流遮断機のトリップ電流を、トランスの定格および電気使用器具の定格電流の合計より多くすることは可か否か。 1項、可の場合、 「電線は、低圧屋内幹線の各部分ごとに、電気使用器具の定格電流の合計以上の許容電流のあるものであること。」 であれば、トリップ電流より小さい連続許容電流の電線を使用し、コストを抑えることが電技に沿うか否か。(トランス二次側に電動負荷はありません。) 1項、否の場合 対策方法は? こちらは参考URLをご紹介頂きました。 URLあった変圧器保護リレー(比率差動リレー)は、低圧で30A程度のものがあるのでしょうか。 ご回答頂いた >電線の太さは負荷の合計電流と事故時の短絡電流(短時間)を比較し大きい方に耐えるように選択する。 から察すると、事故時の電流が連続許容電流以上のトリップ電流まで長時間流れることが考えられるので、トリップ電流より小さい連続許容電流の電線使用は「否」になりますか? よろしくお願いします。
お礼
トランスの励磁電流ではトリップに至らない、ノーヒューズ遮断器を選択するのが正解のようですね。 これから技術資料集を精読させて頂きます。 色々な参考資料をご提示いただきありがとうございました。