糖尿病での通院について

質問

糖尿病のことで質問させて頂きたいのですが、例えば若いうちに
糖尿病と診断され通院したとして、本人が運動や食事などで努力して
血糖値を下げた場合薬を飲まなくて済むようになったりする物なのでしょか？

あと医者からインスリンの注射を進められても飲み薬を希望したりとか出来る物なのでしょうか？

またもし薬を飲まなくて済むようになっても糖尿病での通院歴があったら生命保険などの加入に影響はあるのでしょうか？

その他に治療は通院することによって影響や気をつけることなどありますでしょうか？回答よろしくお願いします。

回答No.3

horibeyasubei · ベストアンサー

(1)インスリンと薬
１型の糖尿病の場合は、すい臓からインスリンが出ていないので、インスリンを打たなくてはならなくなります。

２型の糖尿病の場合は、その人のインスリンの出方によって答えは変わってきます。ほとんどインスリンが出ていなければどうしても打たなくてはならなくなるでしょう。出ている場合は、原因を解明しながら薬や、インスリン注射を調節していくことになると思います。

インスリンがある程度出ているのに、血糖値があがる理由は、いろいろあると思いますが、平たく言えば「太りすぎていて効かない場合」や、「食べ過ぎによってインスリンの量が間に合わない」などの理由もあります。

こういう場合は、食事療法と運動療法でがんばって「痩せること」や、「運動すること」などで、体内で作られるインスリンが足りてきて最初注射でインスリンを補充していた人でも、注射を打たなくてよくなる事もあります。

薬にするかインスリンの注射にするかは、担当の医者の判断になってくると思いますが、患者の意見を取り入れてくれると思います。正当な理由がないのに、『絶対に薬でなくて、注射にしなくてはだめだ』という医者がいたのならば、別の医者に相談するべきです。

ただし、インスリン注射には偏見があります。注射をするというとびっくりしてしてしまう人や、大げさに思ってしまう人が多いようです。

薬が、肝臓に負担をかけるのに比べると、量さえあっていれば、インスリンはホルモンの一種なので体にとっては負担が少ないという利点があります。

また、薬は耐性がついて効かなくなる場合があるのにくらべて、インスリンは効かなくなることはありません。

ある薬剤師に聞いたことがありましたが、「医者で糖尿病になった人でも薬にするか、インスリンを選ぶかは、そういう利点を考えて５分５分くらいだ」ということでした。

患者の病状と、医者の治療方針によっては「最初は疲れているすい臓を休ませるためにインスリン注射をして、徐々に減らして薬にする。理想としては、運動療法と食事療法をがんばって薬も飲まなくなれば一番よい。」というやり方もあると思います。心臓にも障害がある場合や、年齢によって運動療法が制限される人もいます。

インスリンの場合は確実に血糖が下がります。薬の処方で高血糖を放っておいて合併症を引き起こす方が何倍も怖いです。

(2)生命保険
生命保険は会社によります。成人病の保険に入っているならば保険金さえおりるでしょう。何はともあれ、すでに入っている生命保険会社があれば、「告知義務」があって、糖尿病になったと言わなければならない場合があります。

説明が難しいですが、新規加入は、各社によって、差があるでしょうが基本的に「糖尿病に関する保険や、糖尿病由来による疾患の保険」には当分の間、入れないと思っていたほうがよいです。でも、審査はしてくれますので、病気の度合いによっては入れるところもあるでしょう。入れなかった場合は加入審査で大体５年くらいして再審査してその結果具合によれば入れることもあるようです。
がん保険やその他の入院保険などは、審査がおりて入れるものもかなりあると思います。
でも、保険に入れなくともあまり怖がったり、失望したりし過ぎないほうがよいと思います。

糖尿病自体で死ぬ人はほとんどいません。長年高血糖をほったらかしにしておいた合併症が一番怖いです。長年放っておくと目や腎臓の血管がやられて失明したり人工透析を余儀なくされたりする危険があります。

とにかく、いたずらに怖がらずに医者に正直に相談して、適切な治療をしてもらうことが大切です。治療さえ継続して、血糖値の管理がうまく出来ていれば、まずは安心です。

知らない間に高血糖なっていて、目がかすんで、失明寸前に眼科にいくと、糖尿病だったといわれたと言う不幸な方もいらっしゃるそうです。

お礼

とても詳しく教えて頂き大変参考になりました。
ありがとうございました。糖尿病の事がさっぱり分からなかったんですが参考にさせていただきます。