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金はなぜ少ないのか?

金に値打ちがあるのは、少ないからという理由もあると思うのですが、 金はなぜ地球上にあまり存在しないのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • Mr_Holland
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回答No.2

 #1です。  補足を拝見しました。 >>宇宙全体で見ても金元素が僅かだからでしょう。 >との事ですが、金よりも水銀や鉛の方が原子番号が高いですが、 >これらの元素も、金と白金と同様、あまり存在しないのでしょうか?  宇宙の元素存在度を見ると、原子番号が金に近い辺りでは次のようになっています。   金(79)<チタン(81)<水銀(80)<白金(78)<鉛(82)   (カッコ内の数字は原子番号。)  この理由は次のように考えられています。 1)鉄より原子番号の大きい元素は超新星爆発時に生成され、存在度は原子番号が大きくなるにつれて指数関数的に減少する。 ⇒原子番号が大きくなるほど存在度が低下。 2)ただし、金(79)、白金(78)辺りからは中性子星同士の衝突によっても生じると考えられており、ここで存在度が大きくなる理由と見られている。 http://www.astroarts.co.jp/news/2001/04/09gold_formation/index-j.shtml 3)原子核の安定性の関係から、原子番号が奇数のものより偶数のもの方が存在度は大きい(オド・ハーキンスの法則)。⇒金の原子番号は奇数なので、両脇の水銀や白金よりも存在度が小さい。 4)鉛より大きな原子核は非常に不安定で核分裂を起こしやすく、最も近い安定した核をもつ鉛に変化する。 ⇒周囲の元素より鉛の存在度が大きくなる。  これらについて概説したサイトがありましたので紹介します。 http://staff.aist.go.jp/a.ohta/japanese/study/REE_ex_es1.htm  さらにお調べになりたいときは、「元素存在度」「宇宙」などのキーワードで検索されると良いでしょう。

yakitori101
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。 詳しい説明でよくわかりました。

その他の回答 (2)

  • toboke
  • ベストアンサー率47% (41/87)
回答No.3

宇宙で(原子炉の中でもそうですが)元素ができるときに、不安定な原子核が壊変して安定なものに落ち着く傾向があります。 質量数197の原子ができたとすれば、多分β壊変を繰り返して金になるでしょう。 一般に偶数の原子番号(陽子数)、偶数の中性子数の原子核の方が安定なので、下のurlの表のような存在割合になっているものと思います。 鉛などは、もっと重い元素が崩壊して鉛まで落ちてくるので、特に存在割合が大きくなっています。 ただ金は安定で化合物を作りにくく岩石の中に薄く溶け込むということが少ないので、存在割合の割には取り出しやすいのだろうと思います。

参考URL:
http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/Min_G1.html
yakitori101
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。 了解いたしました。

  • Mr_Holland
  • ベストアンサー率56% (890/1576)
回答No.1

 宇宙全体で見ても金元素が僅かだからでしょう。  金元素は恒星内の核融合ではほとんどできず、稀にしか起きない中性子星同士の衝突によってしかできないためだと思われます。 http://www.astroarts.co.jp/news/2001/04/09gold_formation/index-j.shtml

yakitori101
質問者

補足

早速のご回答ありがとうございます。 >宇宙全体で見ても金元素が僅かだからでしょう。 との事ですが、金よりも水銀や鉛の方が原子番号が高いですが、 これらの元素も、金と白金と同様、あまり存在しないのでしょうか?

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