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バブルで儲けたのは誰ですか

atsuotaの回答

  • atsuota
  • ベストアンサー率33% (53/157)
回答No.8

sokuratesuさんの補足について (最初の質問はバブルの話だったのに、私の脱線のせいで現在の国家財政全般の話になってしまいましたね…) > 日本の借金について述べられて言います。私はここにも誤魔化しがあるのではな > いかと勘ぐっています。まったく素人の直感ですが。 > 1 貿易収支の黒字が計上されているのですが、これはどうなっているのでし >   ょう。 貿易収支というのは、国全体での話ですが、実際に貿易をしている主体(のほとんど)は、政府ではなく民間企業です。 したがって、貿易黒字、赤字というのは、結局国内の個々の民間企業の貿易収支の総和(と対して違わない)なわけです。 国家財政とは直接的には無関係です。 (仮にあったとしても、それは予算歳入の「その他」に含まれているはずで、ごくわずかです。H13年度では、税収が全体の61.4%、公債が34.3%、その他全てで4.3%程度です。) > 2 赤字というお金はどこにいっているのでしょう。個人の預金の中ですか。 「赤字」と言われているのは、 1.税収のみでは国家予算の支出をまかないきれていない(これが本来の意味の赤字) 2.将来国が返済しなければならない公債(主に国債)の元金および利息(これは本来「借金」と呼ぶべきですが、「赤字」とも言われます) の2点があります。 sokuratesuさんは恐らく2のことを言われていると思うのですが、そうなると、当然国の「赤字」に対応するお金は、公債を買った個人、または民間企業の中にいっています。 広い意味では「個人の預金の中」で間違いではありません。 > 3 戦争中にあった日本の財産はどこに消えたのでしょう。戦争と言う名目で >   国民の財産を国に集中しました。戦争が終わるとすべてが消えていまし >   た。 私は軍事史は全く専門外なので、以下はあくまで想像ですが、そんなに間違ってはいないはずです。 集中された国民の財産は、主として軍隊の維持費や備品代金、武器の製造代金などに費やされました。 戦争が終結した後、日本軍は満身創痍、当然余ったお金などありはしません。 では、「お金」そのものに着目すると、それはどこへ行ったのか? 答えは武器製造を行っていた企業(三菱とか)や、食料を軍に提供していた企業などですね。 > 3 戦争終了後にインフレが起こって、紙幣が市場に多く出回り、紙幣の価値 >   が下がりました。この紙幣はどこから沸いてきたのですか。(この質問 >   は、「市場に紙幣が増えるのはどうして」ということで経済の領域で質問 >   していますがまだ納得の行く回答を得ていません。 物が何もないところから沸いて出ることはありません。(物理の素粒子の話しであれば別ですが:-P) 市場に大量の紙幣が出回ったのは、大蔵省(現財務省)造幣局が大量に貨幣を鋳造したからです。 戦後は物不足で物に対して供給側がつけた値段が跳ね上がりました。 したがって、いやいやでも国民一人一人が金を払わねばなりません。 皆が金融機関に金を借りにいきます。 金融機関は中央銀行(日銀)から金を借りにいきます。 そこで中央銀行は…どこから借りたらよいのでしょうか? 仕方ないので貨幣を鋳造します。それも大量に。 中央銀行は新しく鋳造された貨幣を金融機関の要望に応えて渡します。 金融機関は新しく鋳造された貨幣を国民の要望に応えて渡します。 こうして貨幣が大量に出回ります。 そうなると供給側ももっと高い値段をつけるようになり… という具合にインフレが起こったと考えられます。 > 4 国が赤字だから皆さんは我慢をしなさい。これは、家は貧乏だからテレビ >   ゲームは買ってあげられないのという子育てに似ています。 まず、「皆さんは我慢をしなさい」とは何を指して言われているのでしょうか? 増税ですか? そうだとして、どこが子育てと似ているのか、私には分かりません。 そもそも似ているのが何か問題なのでしょうか? 私は家が貧乏ならば、それが理由でゲームを買ってあげられないのは当然だと思います。 国の「赤字」の原因はどうあれ、国をツブさないためには、増税も止むを得ないと私は思います。 > 私の結論は、支出だけの会計簿を見せられて、赤字だよといて、収入の部は、ま > ったく別の所に別の人の懐に入っているのではないかと勘ぐらざるおえないので > す。国が赤字を出せば誰かが儲かるはずなのですが。 会計簿についてですが、財務省のホームページで国家予算(歳入、歳出とも)をみることができますよ。(参考URL) 国の収入は大きくわけると税収と公債(国債)で、これを使って支出である公共事業、公債の返済、地方への援助に振り分けます。 先にも書きましたが、最近よく耳にする「赤字」には2つの意味があります。 1番目の、「税収では支出をまかないきれない」の意味では、国が赤字になっている原因は簡単に言うと 1.支出に見合った税収でない 2.支出が多い しかありません。1は国民全体が言わば消極的な意味で得をしています。(見合うだけの税をとられたと思えば、実際にはそれより税が少ないのですから)また、2はさらに3つにわけると、 1.公債(主に国債)の返済 2.公共事業 3.地方への援助 ですから、それぞれ 1.公債(主に国債)を買った個人や企業 2.公共事業に関係した各種業者(企業) が儲かったことになります。 結局、程度の差こそあれ、国が赤字になって儲けているのは国民だ、ということになるのです。

参考URL:
http://www.mof.go.jp/
sokuratesu
質問者

補足

誠意を持ってお答えしていただき有難うございます。 論点が広がりすぎたので、お困りかと思います。私もatsuotaさんのように教えられたし考えてきました。しかし、よく考えると矛盾が多く出ます。焦点を絞って次のことだけ、質問します。 >市場に大量の紙幣が出回ったのは、大蔵省(現財務省)造幣局が大量に貨幣を鋳造したからです。・・・金融機関は新しく鋳造された貨幣を国民の要望に応えて渡します。こうして貨幣が大量に出回ります。そうなると供給側ももっと高い値段をつけるようになり… という具合にインフレが起こったと考えられます。 庶民がお金を金融機関に借りたから、お金が出回ったのですか?庶民は高金利で借り返済しましたよね。出回ったお金は利子をつけられ返済されれば、市場からお金が消えるのではないですか。借りても返さない人がいたから紙幣が増え、お金の価値が下がったと考えられないでしょうか。 ここでも、返さない人がいるのは誰なのですか。 後ひとつ、「戦争で負けたから国民から集めた財産はなかった。」そうでしょうか。金とか戦争に関係の無いものが集められ保管されていました。その金は戦争のために企業に渡されたのですか。外国からの物資を集めるために使われて外国に散らばったとも考えているのでしょうか。逆に日本が外国の財産を収奪したため増えたと考えられます。 戦争も誰かの私腹を増やした事件としか映らないのは異常でしょうかね。

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