私見です。客観的な証拠も出せないし、万人受けする論でもないので「参考意見」として回答しますが、自分自身は間違ってない意見だと思っています。
これは多くの男性も女性も双方が蒙に陥っている(固定観念に固まっている)せいではないでしょうか。
つまり「セックスは軽々にするべきではない」とか「愛情の無いセックスはふしだらだ」とかの蒙です。
それはちょうど、昔は「食い物の好き嫌い言うな」とか「こんな贅沢なものを食うな」「食物摂取は快楽のためでなく、栄養摂取のためにされるべきだ」というような、封建的抑圧が存在していたのと類似していると思います。
私は本来セックスというものは、両者の合意さえあればそれが単純に快楽のためであろうと、愛情なんて無かろうと自由に行われるべき基本的人権だと考えています。
しかし、食については自由に快楽の為の美食という文化が認められるようになったにも関わらず、相変わらず性についてはその文化が認められていません。
(もちろん、美食が自由であっても、食中毒や食べ過ぎに注意しなければいけないのと同様に、避妊や感染症についても注意が必要なのは別論です。)
このように、セックスに対し自由な気風がまだ出来上がっていない、現代社会においては、それに派生する多くの「迷信」がいまだ存在しているのです。
つまり、男性が愛情なしでもセックスを求める習性のあることから、さらに一歩進んで、男性が女性に対しセックスをしたいと求めること自体が、下手をすると愛情のあることと相反することなのではないかという勘違いをしてしまうのです。
女性においては、さらにその意識は強まります。
女性も本来は、愛情無しでも性欲を持つのが生物学的に自然だと思います。
しかし、卵子が一個しか排出されない特性や、妊娠が一回に一人の相手からしか受け入れられないという特性から、女性は「特定の相手」を限定吟味する本能を持ちます。
それが「愛情無しではセックスしたくない」という感情を生むのです。
それゆえ、女性は男性の不特定多数を対象とする性衝動に、愛情(つまり単純に性欲に留まらず、保護欲や共棲欲など)を持っているかまでを測定しようとします。
このことから、世の中では「身体だけが目的」な男性は拒否するべきという観念が生まれます。
そして次には「身体だけが目的」であるかどうかを慎重に吟味するという行動が生まれます。
そうすると、ここで大いなる勘違いが生まれるのです。
つまり、「身体を求める」=「愛情が無い」、「身体を求めない」=「愛情が深い」という勘違いです。
男性は愛情が深いと、当然、より強く相手の心まで欲しくなります。
すると、身体を求めることで身体『だけ』が目的なのではないかと、誤解されることがより恐ろしくなるわけです。
そして、身体を求めないことで「身体『だけ』が目的」ではないことを、必死にアピールすることとなり、さらには「本気で好きであればあるほど身体を求めること」に臆病になってしまうわけです。
もしも、男性・女性双方に「人間が異性をセックスの対象として求めることは当然だ」という意識が強まったなら、このような誤解も躊躇もなくなるでしょう。
男性は本来、愛情の有無と性欲は「無関係」です。
愛情無しでも性欲は持てますが、逆に愛情を持っていても性欲を持つのです。
つまり「性欲がある=愛情がある」ではないですが、「愛情がある」はほぼイコール「性欲も感じる」になります(長年の交際後は別論)。
他の回答者の方も言っていましたが、好きだからセックスできないという人は、たいていは経験が乏しいとか、臆病が最大の原因だと思います。
もしくは、好きな人には軽々にセックスしてはいけないと、強く信じ込んでいる人でしょう。
私はすでに40代なので真剣に交際した恋人は、過去に8人になります。
その全員が恋人として交際を始めてから2週間以内にセックスを済ませています。
早い相手は、会った初日にセックスしました。
しかし、早く手を出すからと言って、それが遊びだとか本気でないということは一切ありませんでした。
全員が「交際したい」対象でした。
正直性体験は豊富な方だと思います。
いわゆる素人でも50~60人、風俗まで含めると数百人になります。
これは元々、セックスというものが愛情とは別に出来る性格・考え方を持っているからです。
しかし、まじめに交際した相手でも、決してすぐに手を出さないわけではありません。
このサイトでよく「すぐに手を出す男は身体目的に決まってる」と断言する人が多いですが、正直あまり経験の無い「純真まっすぐ君」の発言だなと冷笑してます
お礼
回答ありがとうございます。 これまでの回答者様の意見を見ると、やっぱり、基本的に 好きなら早く関係を持ちたい、けど、すぐに求めるのはあまりスマートではない だから、少し時間をかけて、誠意を見せて相手の信頼を勝ち得てから… と言う事でしょうか? ありがとうございました。