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ヘアーヌードはいつからOKになりましたか?
駅の売店で売られている週刊誌や雑誌をめくると、陰毛を写したヌード写真が堂々と掲載されています。 これって一体いつから法的にOKになったのでしょうか? 記憶では昔のこの手の写真で陰毛を露出させた場合、その出版社は 「公然猥褻」 関係の法律で 「御用」 になり、日本では結構厳しかったはずです (欧米では早くからポルノ写真が解禁になったようですが ・・)。 今ではネット上でいくらでも猥褻写真を入手できる時代になりましたが、インターネットが今ほど普及するかなり前からヘアーヌードが日本で解禁になったと記憶しています。 一体いつから、どのような経緯でOKになったのでしょうか?
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詳しい説明はNO1のかたのURLに載っていますが、これはほぼその通りだと思います。一気にヘアヌード写真集がたくさんでましたよね。その前後にはもう事実上の解禁でした。 法的には実はヘアが写っていたら違法だとかいいとかいう根拠はないんです。というのも刑法上も「わいせつな物」を売ったりしてはいけないという罪はありますが、何がわいせつかという基準はもちろん刑法には載っていません。つまりここからここはよくて、ここはだめだよという明確な基準はないんです。わいせつの基準は最高裁判所が示した「(1)しゅう恥心を害し、(2)性的興奮を過度に刺激し、(3)善良な性道徳を害するものである」というのがあるのみです。 これだってヘアが見えたらそう思う人もいるでしょうし、ヘアが見えなくてもそう感じる人がいるでしょう。 今までは警察が「わいせつ」だと思うものを取り締まり、それを検察が起訴して、裁判になるという流れがありました。いくら警察が取り締まっても検察が起訴しなければ無駄になりますから、警察も自分達だけの判断ではなかなか取り締まれませんよね。 その警察、検察のおおよその基準が、昔は「ヘア」が見えているかどうかでした。いわゆる警察、検察が「ヘアくらいはいいだろう」ということに結果的になったので、今ではヘアはわいせつではないということになっているだけです。 私個人の見解はたんなるヌード写真ならモロ見えでもいいのではないかと思います。というのも人間に最初から誰にでもついているものですし、それがどうしてわいせつなのかよくわかりません。 わいせつなのは身体ではなく、その身体を使ってする行為がわいせつなのだと思いますけどね。
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- ultraCS
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トリビアルな話としては、メジャー誌でのヘア掲載は週刊新潮による女性ストリーカー(最近はないですが、いきなり路上を素っ裸で入り回るというもの)の写真掲載だったと思います(途中から回収がかかったかは不詳)。1980年か1981年でした。 このころのビニール本でもヘアの出ているのは裏本だけでしたから、かなり話題になりました。 映画だと、第一回東京国際映画祭(1985)だったか併催の東京ファンタスティック映画祭での「1984」です。これは、特例での許可で、一般公開時にはぼかしがはいっていました。
お礼
有難うございました。 そう言えばストリーカーって昔はやりましたね。 週間新潮の場合はヘアーヌードというより、女性ストリーカー現るという事件現場の写真という位置づけだったんでしょうね。
- eroero1919
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懐かしいですね、ウォーターフルーツ。当時をよく覚えてますよ。 元々当時映画などで「なんでもかんでもモザイクをかけるのはどうなのよ」という声があがっていたと思います。同じ1991年に映画の「美しき諍い女」で初めて映画でもモザイクが外されたかと思います。確かウォーターフルーツが先だったと思いますが、ちょっとウロ覚えです。 ただ、出版社も「どこまでOKだろう?」みたいなところがあって最初はおっかなびっくりだったですね。ウロ覚えですが、荒木経惟さんの写真が発売停止処分を受けたりしたかと思います。 ターニングポイントになったのは週刊現代だったかと思います。週刊現代が週刊誌で初めてグラビアにヘアヌードを載せました。これは当時相当リスキーな決断でした。というのも、当時ヘアヌードは「芸術的作品」にのみOKというのが警察の見解だろうと皆な思っていたんですね。週刊誌のグラビアというとポルノとはいいませんが、とても芸術作品ではありません。しかも講談社にとっても、もし発売停止処分でも喰らおうものなら大損害です。当時の編集長は相当悩んだそうです。 そして恐る恐る出してみたところ、なんと警察はそのままスルー。しかも、その週の週刊現代は各地で完売が続出する出版以来の大人気になったのです。それまでヘアヌードを見たかったけれど写真集を持ってレジに並ぶのが恥ずかしかったおじさんたちが殺到したのです。以来、週刊現代のヘアヌードグラビアは最近まで週刊現代の売り上げを伸ばし続けたのです。 そして週刊現代の大成功を見て他の週刊誌も次々とヘアヌードをグラビアにのせ、そしてそれはなし崩し的にポルノ本にまで及んだのです。 さて、私は96年にウィンドウズ95搭載のパソコンを購入したのですが、当時のメモリーが8MB、CPUは75MHzですよ。もちろんインターネットなんて接続していません。なにしろ、当時は携帯電話も月1万円じゃ持てなかったですから、インターネットなんて誰もやっていなかったですよ。まして、画像なんてデータが重過ぎてとてもダウンロードなんて無理です。当時は画像1枚ダウンロードするのに20分かかったなんて時代です。 だから、インターネットが日本で紹介された頃から「もし日本のユーザーがアメリカのホームページでモロ画像を見るのなら警察は規制のしようがない」といわれていましたが、現実はそのとおりになりましたね。警察は今もネット犯罪を本質的には理解していないと思います。 ネットが普及したことによって、今はエロ本が壊滅的な売れ行きなんだそうです。性器の、いや、正規の出版ルートである限りモロ写真はのせられません。かたやネットなら外国でサイトを立ち上げればなんでもアリです。無修正のウラ本はもう商売にならないそうです。
お礼
丁寧なお答え、有難うございました。 そう言えば週間ポストより現代の方がよくヘアーヌードを取り上げているように感じました。 毎週掲載が出版社の方針になったんですね。 今ではPCさえ操作できれば小学生でもどぎついエロ写真をダウンロードできるし、個人で見る分には何の法規制もされない時代になりましたが、一体これの行き着く先はどんな社会なんでしょうね。
- qaz_qwerty_me
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結果論ですが・・・ インターネットの普及を予想して解禁したのではと思っています。 解禁前はモザイク解除ができるプログラムの作成者が警察に逮捕されていましたが、結果的にはインターネット上には何でもありの状態になっています。 結局は、見せしめ的に逮捕して抑制できるなら抑制するのでしょうが、無理な場合はなし崩し的に解禁という事になったような気がします。 ただ、解禁と言っていないので警察官に猥褻写真を見せると捕まるような気がしますが・・・^ ^;
お礼
有難うございました。 ヘアーヌードの解禁はどうも篠山紀信氏の作品がきっかけとなったようですが、発表は1991年との事でした。 というと今から15年前の出来事なのですが、警察当局はその当時に既に今のネット社会の現状を予想していたのでしょうか ・・ その辺がすごく興味があります。
- noname_5963
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%82%A2%E3%83%8C%E3%83%BC%E3%83%89 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E5%8F%AF%E5%8D%97%E5%AD%90
お礼
有難うございました。 篠山紀信氏の作品がきっかけとなって、その後はなし崩し的に解禁になったようですが、警察当局はなぜ放置するようになったのでしょうね? それまでの取締り方針をなぜ変えたのか、不思議に感じています。
お礼
詳しいご解説、有難うございました。 警察、検察の基準が時代の流れで昔とは違ってきた、これがへアーヌードがOKになった本当の理由のようですね。 それと、ここは意見を述べる場ではないのですが、私はヘアーヌード反対派の一人です。 というのが、たしかにアメリカでも 「神が創造した人間の体のヌードががはぜ猥褻か」 という宗教的観念から解禁すべしという主張があったように聞いているのですが、東洋には昔からそのような思想はなく、やはり下腹部は 「恥ずかしい箇所、隠すべき箇所」 という位置付けになっているように思います (発想が古い?)。 出版社側としても読者の性的興奮を刺激し販売部数を上げようという考えからグラビアに載せているのだと思います。 駅で買った週刊誌はもう家には持って帰る事が出来なくなりました。 といって、ネット上での現状を考えるとこの辺は本当に難しい判断になるように思います。 私見、申し訳ありません。