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キリスト教の宗派について
宗教のカテゴリーがよくわからないのでこちらに質問させていただきました。 私は「神」自体を信じてはいませんが、宗教に興味を持ちました。信仰としてでなく、あくまでも宗教学として。イエス様も実在の人物と思っていません。 現在キリスト教関連の本を読んでいますが、カトリックとプロテスタント違いはおおよそ理解しました。ただ、このふたつに分かれた(分類するともっと多く分かれるのでしょうが)理由はなんなのでしょうか。「社会契約論」とか「ローマ教皇」がからんでいるというようなのも読んだ気がします。 このふたつの宗派は敵対もしくは迫害しあっているのでしょうか。お互いを否定しているのでしょうか。 また、こういった事のいくつかを教会へ行って、神父さんもしくは牧師さんに話を聞かせてもらうのは失礼な事でしょうか。 また、教会は外見上カトリック・プロテスタントの見分けはつくものでしょうか。 質問が多くなったのでまとめます。 1.カ派・プ派の分かれた理由 2.そのふたつの敵対度 3.教会で話を聞かせてもらっていいものか 4.教会の見分け方 信仰している方、神父さん、牧師さん、修道士さん、宗教学を学んでいる方、一般の方など御自身の立場も教えていただけると嬉しいです。
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プロテスタントのクリスチャンです。 1-宗教改革について一言で説明する事は難しいですが、ローマ教会の腐敗が一番の要因です。Wikiの宗教改革の解説はあまりに簡単すぎるので、次のページを紹介します。 http://www.yukinoshita.or.jp/original/history16.htm http://www.yukinoshita.or.jp/original/history17.htm http://www.yukinoshita.or.jp/original/history18.htm 2-日本ではカトリックとプロテスタントはかなり仲良くやっていますが、国によってはいまだに激しい敵対関係にあるところもあります。しかしカトリック側の基本姿勢は「プロテスタントは分かたれた兄弟」であって敵対する相手ではないとあります。 3-全く問題がないと思います。ただ牧師も神父も忙しいですから、電話で面会のアポイントを取るのがいいと思います。 4-日本に関していえば、建物の外観でカトリック・プロテスタントを区別するのは難しいと思います。看板で見分けるのがベストですね。
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- hiyoko16
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カトリック神学を学んでいます(信者ではありません) 質問者様の疑問外になってしまいますが、史実としてイエスは実在した人物です。 ただ聖書に描かれているような奇跡物語や、イエスを「キリスト」と信じるかは、信仰問題になってきます。 何故なら、聖書の編纂・書き留め作業をした人物は既に直接的にイエスを知る者たちではなく、 伝承や、自分たちの共同体の必要に応じて記述し、またそれらは信仰の書として書かれたものだからです。 マタイ福音書やルカ福音書の作者はマルコ福音書を参考に書かれたと言う説も有力ですし。 何だかちょっとオイオイ、といった感じですよね(笑) 1や2については既に詳しく回答されている方が多くいらっしゃるようなので、割愛させて頂きます。 自分がまだその辺りのことが勉強不足な所為もありますが…。申し訳ありません。 3.教会は信者以外の人にも広く開かれた場所です。 教会の方たちは訪れた人を皆歓迎してくださると思います。 親身になって話を聞いてくださるし、包み隠さずお話も聞けるのではないでしょうか。 日曜礼拝などに赴いたりすると、一緒にお昼を食べよう♪のようなノリのことも多いです。 4.カトリックの場合は「○○カトリック教会」と大抵の場合書いてあるかと。 そうでないところはプロテスタントか、それ以外(新興宗教)と思ったほうが妥当です。 (ずるいのは、よく○○キリスト教会と書いてあるところが多いことでしょうか…) 外見に関してはNo3さんが仰っている通りかと。 中に入れば判りますが、キリストやマリア像、聖画があるのはカトリックです。 また、ミサに於いてカトリックは十字をきったりもしますね。 教会に行かれる場合、新興宗教には十分に注意なさってくださいね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 聖書などの神がかり的な話を聞くと「ホントかよっ」ってなっちゃうんですよね。神話や童話の世界に感じてしまって。 今までは書籍関連ばかりで学んできたので、今後は実際に教会へ行って話を聞いてみます。もちろん新興宗教も気をつけます。
- tyr134
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私も、キリスト教についてはまだまだ勉強中です。 質問者さまと同じように、一つの学問としてですね。 同じような人がいて、嬉しいですね。 、と無駄話はこの辺にして、私なりに回答をしてみようかと思います。 1.これは、ローマ教皇庁と世俗権力の争いに宗教的な教理の問題が複雑に絡んで分かれていきました。 純粋に宗教上の理由で活動した人もいるかもしれませんが、実際は世俗権力の争いですね。 ローマ教皇庁の腐敗は、教皇の世俗権への介入をけん制するための口実に過ぎません。 その口実にルターやカルバンといった人々が、宗教的な教理の問題への解答を構築していきました。そして、(特にドイツの)諸侯が自分の権益の保持や拡大のために利用したのが始まりです。 宗教上の理由など、二の次であるのを示す一つの証拠として、カトリック側であるはずのフランスが、プロテスタント諸侯を援助してるのが上げられるでしょう。 まとめると、世俗権力者が自分の権益をローマ教皇から守るために「新しい聖書解釈」を利用したことにより、新教勢力も組織化され、結果としてカトリック教会とは決別した、ということでしょう。 2.1の理由から、権益争いである以上、激しく対立していました。そして、それはユグノー戦争や米国の独立戦争などいくつかの戦争により証明されるでしょう。 ここで誤解してはならないのは、まず先に権益争いがあり、その一つの理由や手段として「教理争い」が加わったということです。 現代の動きとしては、ローマ教皇庁はプロテスタントも一つの宗教であるという解釈に立っています。しかし、これはプロテスタントのみでなく、東方正教会も同じキリスト教だという論理と同じです。(東方正教会との合併は古来からの悲願であるが、いまだ実現されず) しかしその裏には、「カトリックこそキリスト教の正統派でありイエスの教えに忠実である組織だ」という思想があると思います。 ゆえに、プロテスタント・正教会はあくまでもローマ教皇庁より立場は下であるとする考えは根強いと思います。 その反面、カトリックとプロテスタントは聖書の各国語訳を共同で進めたりと協力関係にある場合も多々あります。 今後、どのように動くかはやはり世俗権力との絡みがあるでしょうね。 3.これは大丈夫だと思います。私もまだ教会で話を聞いたことはありませんが、大学に来ていた神父さんにいくつかお話を聞いたことがあります。そのとき、「気軽に来てもイイよ」といわれました。 これは、カトリック・プロテスタントに限らず、ほとんどの教会は信者でない人にも開かれていると思います。 ただ、キリスト教系の新興宗教は注意したほうがいいですね。 4.これは絶対ではないのですが、建物の造りで見分けることもできると思います。 ゴージャスでロマンティックなつくりの教会はカトリック教会の場合が多く、プロテスタント教会の建物は比較的質素な場合や、現代風の超モダンな造りが多いそうです。 あとは、聖母マリア像などが置いてあるのはカトリックがおおいでしょうか。 ただ、余り過信せずに各教会で配られている広報誌や教団名からのネット検索などで確認したほうが確実だと思います。もちろん、神父さん・牧師さんに直接聞くのもありだと思います。 参考URLに全国のキリスト教の教会が検索できるサイトを載せておきますね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 大変深く勉強されているんですね。参考にさせていただきます。
- ch4r
- ベストアンサー率4% (1/23)
宗教改革で検索をかければ、ネット上でもヒットするのでは? 1.そもそもの原因はキリスト教会の腐敗です。簡単に言うなら免罪符を買えば救われる、などとして宗教を通じて金儲けに走ったカトリックを、間違っているとして生まれたのがプロテスタント。ルターとカルバンは……まあ、今はいっか。 2.今はそれほど敵対していないのでは? 3.大丈夫だと思います。 4.副音とつくのはプロテスタントでしたっけ。牧師さんはプロテスタント、神父さんはカトリック。あと、どっちかが偶像崇拝を禁止していたような……? 個人的に、日本にはプロテスタントの方が多いような気がします。
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 参考URL、大変参考になりました。 近所にいくつか教会がありますが、どこに行ったらいいか迷ってます。 宗派など問わずにお話を聞いてみようかと思っています。