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「収束」を定義すれば、位相も定義できる?

kabaokabaの回答

  • kabaokaba
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回答No.1

>ある空間X上の点列(a_n)に対して「収束(極限)」の概念を定義したとしたとします。 これをどう定義します?そこが最重要です. 収束というのは「近づく」ということですが 「近い」というのは位相で定義されます. 近いという概念があって始めて「近づく」が考えられますよね. したがって, 収束の定義と位相の定義は同値というか 同じレベルのものではないと思います. >もし、必要なら、Xはベクトル空間としても構いません ベクトル空間というのは極めて強固な構造をもつ空間で 有限次元の場合は,多少語弊はありますが 位相空間的にみれば全部同じです. #ノルムがあったりすると,有限次元の場合は #どんなノルムも同じ位相を作るはずです ベクトル空間とした段階で位相が決まってしまう感じです. >ヒルベルト空間の線型演算子には、「弱収束」や「強収束」と言った概念がありますよね。これらの意味の収束を与える位相は存在するのか、という事です。 ヒルベルト空間といった場合には 必ず「ノルム」が存在し,そのノルムから導入される距離で 完備であり,位相はその距離によるものです. また,弱位相・強位相などはその位相から導入されるものであり 弱収束・強収束はそれぞれ弱位相・強位相から定義されます. バナッハ空間でも同様でしょう.

eatern27
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 >これをどう定義します?そこが最重要です. う~ん、何て言ったらいいのかが分からないのですが、 演算子列{A_n}がAに(弱)収束する事を 任意のψ,φについて、<ψ|A_n|φ>→<ψ|A|φ> (n→∞) (←これは、Cにおける普通の意味の収束です) となる事、のように定義される事があります。この定義では、演算子の全体における「開集合」をあらわに使わずに「収束」が定義されていますよね。こういう状況を考えて欲しいです. もともとは、ある本を読んでいて思った疑問なんです。 あるR^d上の(ある条件を満たす)関数の集合(Xとします)に、ある方法で「収束」を定義し、Xにこの意味での収束を定義したものをYと読んでいます。脚注やその後の記述を見る限り、どうもこのYを位相空間と見ているようなのです。 仰るように、とにかく収束を定義したという事は、「近い」という概念を定義したという事ですので、その意味では何らかの位相があるのだろうという事は想像できます。しかし、位相空間と呼ぶには、「開集合」が必要ですよね。具体的に「どういう集合が開集合なのか」(または、そういう開集合を「収束」からどうやって見出すのか)という事がちっとも分からないのです。

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