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持分法について
持分法は一行連結と言われるように、結果的には連結した時と同じ効果をもつと言われていますが、そこがよく分かりません。 例えば、親会社から子会社に有形固定資産を売却した(ダウンストリーム)場合、連結上未実現損益を消去するので、仮に売却益がでていれば、全額消去されて連結上は利益はあがらないですよね。 しかし、親会社から関連会社に売却した場合、持分相当額しか消去されないので、例えば持分比率が30%ならば、30%分は消去して、残りの売却益×70%は連結上、損益として計上されることになりますよね。 であれば、完全な連結と持分法では利益にも差がでてしまい、同じ効果はもたないと思うのですが。 分かりにくくなってすみませんが、どうかよろしくお願いいたします。
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たしかに質問されている説例であれば「全部連結」と「持分法」適用時には、損益が変わってきます。 このような違いは、ダウンストリームにおける未実現利益の考え方が「全部連結」と「持分法」で異なることによって生じます。 すなわち、「全部連結」の場合、ダウンストリームでは取引による利益がすべて「未実現」であるのに対し、「持分法」では買い手側が子会社と異なり、関連会社に対して財務及び営業方針の決定に対し重要な影響を与えているものの、他の支配株主または主要株主が存在しうるか、あるいは共同支配を行っているため、未実現損益のうち第三者の持分部分については実現したものと考えられるためです(会計制度委員会報告第9号「持分法会計に関する実務指針」第39項より)。
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*あくまでも参考です。 >親会社から子会社へ固定資産を売却しました。残存価額より高く売れたら利益。少なく売れたら損。 >このことから子会社は損か利益の処理がされると思います。 >連結で考えると損益は無い。親会社・子会社の持分は変わります。 *他社へ売却の場合ははっきり損益が現れます。 *30%とか70%比率で分けて考えてしまうと考え方も変わってきますが、かえってややこしいと思います。 *元固定資産担当経験者でした。参考まで。
お礼
参考意見ありがとうございました。 たしかに持分比率を考慮するとかなりややこしいのですが、 このややこしい違いを理解したくてこのような質問をいたしました。 参考とはいえ、丁寧にご回答いただいてありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。専門家の方はやはりすごいですね。会計士の勉強をしている人でも、この違いをうまく説明できる人はいませんでした。丁寧に回答いただいてありがとうございました。本当に助かりました。