農業でLLP・LLCを利用する理由

このQ&Aのポイント
  • 農業でLLP・LLCを利用するメリットって何でしょうか?農業生産法人や農業法人と比較して何が良いのでしょうか?
  • LLCとLLPの違いはわかるのですが、こういうときはLLP、LLCという判断ができません。なぜですか?
  • 農業でLLPやLLCを活用することで、手続きが簡易化されるだけでなく、得意分野を持つ者同士の共同事業に適した形態となります。
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農業でLLP・LLCを利用する理由

農業でLLPを活用するメリットって何でしょうか? 今までの農事組合法人という組織形態をとる農業生産法人や農業法人と比較して何が良いのでしょうか?民法組合、株式会社との比較ならわかるのですが。 手続きが簡易くらいしか浮かびません。 また、LLCとLLPの違いはわかるのですが、こういうときはLLP、LLCという判断ができません。 たとえば、得意分野を持つものによる共同事業の実施はLLPが良いという記載があったのですが、(http://www.maff.go.jp/ninaite/menu3/llp_seido.pdf) なぜですか? 調べても自分の中でうまく理解しきれず困っております。 どなたかぜひ教えてください。

  • 農学
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tom-paris
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回答No.3

>農業にLLP/LLCどちらが適しているとお考えですか? 私自身、LLP,LLCの制度をすべて、把握していませんが、現段階での私見で述べさせてもらいます。 平成16年度からスタートした米政策改革ですが、今現在過渡期にあると思われます。 その中で、担い手としての人材育成の観点から、LLP,LLCの制度利用を計る方針が見えます。 単に、農業経営の面からみれば、LLPに比べ、LLCなど(法人経営)が、経営の意思決定、自己責任など持ち有利でしょう。 政府なども最終的に法人経営の移行を推進しております。 ただ、問題はいくつかあると思います。 私が思いつく点で、農業者年金があります。 LLCなどに、農地の譲渡、利用権設定をした段階で、対象者は農民でなくなります。その世帯は非農家となり、年金対象外になります。 そうした緩衝的意味合いから、LLPの存在価値があると思われる。 当面LLPを推進し、その後LLCなど(法人)の移行のシナリオが見えます。 また、課税対象者の増加をにらんでいる点もあります。 これも、致し方ないでしょう。 しかし、農業は、一般の経営に比べて、生産効率が低く(気象など)、資産の効率運用を上げるなど経費削減にも限度があります。 ようやく、農業法人のあり方に関心が向けられたばかりだと思われる。 その試金石として、LLP、LLCがある、そのような気がします。 そうした理由から、私には、どちらを推進すべきか、判断がつきません。

myissue
質問者

お礼

素早い返信どうもありがとうございます。 さまざまな観点からのご意見、とても勉強になります。 農業者年金は全く考えていませんでした。 今後どのように移行していくかも検討すべき項目ですね。 資料だけですと本当に表面的なことしか述べられないのですが、ご意見を伺う中で、考慮すべき課題が新たにわかりました。 もっと調べてみようと思います。 お忙しい中、度重なる質問にお答えくださり、ありがとうございます。 また、私の勉強不足のため、お手数をとらせてしまい申し訳ありませんでした。 このように認定農家の方から詳しいお話、ご意見を伺えることは、大変うれしいですし、本当に感謝しております。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • tom-paris
  • ベストアンサー率50% (5/10)
回答No.2

>民法組合(集落営農)、LLCでは認められないのでしょうか? 民法組合(集落営農)では、農業者、農業関係者のみの参加しか認められていないようです。 http://www.maff.go.jp/ninaite/p_haturatu.pdf LLCでは、農業関係者以外の参加は問題ありません。(一般の法人と同様) ただし、農地保有が認められる特定農業法人になるためには、事業内容に制限があるようです。(農地を農業外目的での取得防止) http://www.maff.go.jp/ninaite/menu3/houjinka.pdf >LLPは組合員名義で農地の取得ができませんが? LLPは、民法組合の特例の位置づけにあるように、税法上人格権がなく、資産の取得ができません。 http://www.maff.go.jp/ninaite/menu3/houjinka.pdf 集落単位の事業内容であるため、地権者の参画促進により民法組合(LLP)の農地取得に意味がないと思えます。 私自身認定農家として、集落営農に参画しております。 これまで、従来から問題点があると感じております。 都市部に近い集落ほど、農地交換により地権者が集落外の方が増えております。 そのため、地権者の合意が採り難く、集落営農の参画など農地の集約化が計り難くなりつつあります。 こうした点の改善処置が必要であると、感じてます。

myissue
質問者

お礼

毎回、丁寧なご回答本当にありがとうございます。勉強不足で恐縮です。 集約化の問題点など現場からのご意見、とても参考になります。 株式会社、民法組合のデメリットを解決しするために創設されたLP/LLCですが、 意思決定や集約化の問題点は組織形態による改善は難しいのかもしれませんね。。 tomo-parisさんが認定農家ということでお伺いたいのですが、 農業にLLP/LLCどちらが適しているとお考えですか? 私見でかまいません。また可能であれば理由も聞かせていただければと思います。 私としては、 法人課税になってしまったとしてもLLCの方が、法人格もあること、出資者と経営者が必ず一致していなくてもよいこと、株式会社化への移行が容易という面から、LLCの組織形態の方が利用しやすいのではないかと考えているのですが、 政府機関の出す資料を見ると、LLPを推進する傾向が強いような印象を受けます。

  • tom-paris
  • ベストアンサー率50% (5/10)
回答No.1

私は行政担当者でありませんので、的確な答えでないかも知れません。 http://www.maff.go.jp/ninaite/menu3.htm を参照してください。 >LLPのメリット? 民法組合(集落営農など)と比較し、有限責任の明確化、及び、農業者以外の参加が認められる点がメリットでしょう。 http://www.maff.go.jp/ninaite/menu3/houjinka.pdf(参照) >農業法人と比較? http://www.pref.toyama.jp/branches/1676/kaisyahou/051214merumaga3.pdf#search='llc%2C%E8%BE%B2%E6%A5%AD'(参照) により、比較して見て下さい。 >LLP,LLCの判断? 法人格を持つか、持たないかの違いだけです。 ただし、LLPの特定農業団体として、活動する場合は、最長5年の期限が切られますので、LLPで設立しても期限内に法人格をもつ必要があります。 特定農業団体として、活動を行わないのであれば、LLPとして活動を続けても問題はないと思います。 >LLPが良い? 農業者以外の参入が認められますので、加工、運搬、販売など、専門の業者などと、経営参画により初期投資などが少なくてすみます。 以上が私なりの解釈です。

参考URL:
http://www.maff.go.jp/ninaite/menu3.htm
myissue
質問者

お礼

ありがとうございます。 紹介していただいたURLなど、大変参考になりました。 すみません。重ねて質問になってしまい恐縮です。 LLPのメリットとして、 農業者以外の参加が認められる点がメリットとおしゃっていますが、 民法組合(集落営農)、LLCでは認められないのでしょうか? また、LLPは組合員名義で農地の取得ができませんが、 これは大きなデメリットにならないのでしょうか? お手数をおかけして申し訳ありません。 お答えいただければ幸いです。

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