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農業におけるLLP・LLCの活用方法

LLP、LLCどちらが農業に向いているのでしょうか? LLCのみ農地の取得ができるのにHPを見ると、LLPに農業を使えるという事例の方が多いような気がします。 どうしてでしょうか? LLPの課税がパススルーだからですか? 法人格がないのは、デメリットではないのでしょうか? また、LLPは異業種が共同して事業を行うのに向いているという記述もよく目にします。この理由もわかりません。 勉強不足ですみません。助言をいただければうれしいです。 どうぞよろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

>LLP化した農家は、農協に頼らず、自分たちで販路を開拓するものだと思っていましたが、結局、農協との取り引きが基本なのでしょうか? >従来と変わらず、農協と仕入れ・販売の取引をするのであれば、LLP化するメリットって何でしょうか? 殆どないんじゃないでしょうか。 農業の現場では農業生産法人は結構設立されてますが、LLP、LLCは殆ど見たことがありません。 法人化してもやはり取引の基本は農協です。 法人化する規模の農家の場合、独自の販路開拓のみで全量を販売することは結構難しいので、結局農協経由の市場出荷に頼らざるを得ない面があります。もちろんWeb通販、小売、流通との契約生産など販路を確保するのは当然ではありますが、生産物の性格上安定的な生産というのは難しく、出荷量がフレキシブルに変更でき、全量販売される農協経由の市場出荷という魅力には負けてしまう生産者が殆どです。当然市場出荷というのは価格リスクがあります。大手流通業者との契約栽培も広く行われていますが、これも農協が仲介を行っている場合が多いのです。 理想を言えば全量を独自の販路で販売するのが望ましいのですが、実際には難しいと思われます。 また、農協への出荷圧力というものも存在します。 既存農家の法人化を考えるのであればLLP、LLCだけでなく農事組合法人なども考慮する必要があります。農事組合は税制上の優遇措置もありますから....いずれも構成員や出資者の問題があるので単一農家の法人化であれば株式会社が一般的かと思います。 >LLP:課税面を重視するならLLP。 一律課税となると税務処理などの問題もあるので構成員課税のLLPでしょうね。 >LLC:将来、株式会社化する気があるならLLCを選ぶ。 現状でも株式会社化は可能です(株式譲渡制限必要、事業要件に注意)ので初めから株式会社もありなような気がします。 国は集落営農を推し進めようとしているので法人化は時代の流れであり、優遇措置も法人向けのほうが優遇される時代になるでしょう。 条件によりベストな選択肢は異なるので条件をよく見極めて設立法人を選択する必要があると思います。 個人的には複数農家で法人化するなら農事組合法人が現状ではベストだと思います。

myissue
質問者

お礼

毎回、丁寧なご回答どうもありがとうございます。 資料だけですと、現状が見えなくなってしまいがちでしたので現状と照らし合わせてのご意見、大変参考になりました。 出資比率による利益分配、内部自治による運営、手続きが簡単という表面的な観点から単純にLLP/LLCが良いと思っていましたが、税制面の優遇措置などは考えていませんでした。 農事組合法人の知識がないのでもう少し勉強しなおそうと思います。 度重なる質問に答えていただき、本当にありがとうございました。 またご質問させていただくこともあるかと思いますが、またご意見を聞かせていただければ幸いです。

その他の回答 (2)

回答No.2

簡単に言うと農業の新規参入という視点では見ていないんですよ。 みんな、既存農家のLLC,LLP化という面でしか見ていないからです。 新規参入されるのであればLLCでないと難しいと思います。 ただ、法人格があって農地の取得可能であっても実際に取得するのは 非常に難しいと思われます。

myissue
質問者

お礼

ありがとうございます。参入障壁、農地の問題など考えていませんでした。 重ねて質問で申し訳ないのですが、 既存農家にとって、LLC、LLPのどちらが良いというのは、どのように判断するべきなのでしょうか。 LLP:課税面を重視するならLLP。 LLC:将来、株式会社化する気があるならLLCを選ぶ。 という特徴を踏まえて、自分たちのケースに当てはめて考えるしかないのでしょうか。 何度も質問してしまい、申し訳ありません。 私見でけっこうですのでお答えいただければ幸いです。

回答No.1

一概にどちらがよいかというのは難しいと思います。 基本的に日本の農業の新規参入障壁というのは意外と高いです。 その要因は殆どが農地の取得という問題になってしまいますが... 今現在農業をやってる人は殆どが農地を持っています。 ですのでLLPが法人格が無く農地の取得ができなくとも殆どの場合問題がありません。 >法人格がないのは、デメリットではないのでしょうか? 農業という業種では法人格がないデメリットについては現状では 殆どないですね。 仕入れから販売と殆どが農協とのやり取りになります。 (当然自分で仕入れ先や販路開拓を行っている農家も当然ありますが..) 農協は農家との今までの取引があるから法人格の有無など気にしません。 融資にしても農協以外の金融機関は農家に融資するということはまずありません。 (きちんとした担保があれば別ですが....) 販路開拓には法人格があったほうが信用がありそうですが、金銭的には受け取る側になるのでそれほど法人格の有無が重視されるとは思いません。 政府は農家のLLPやLLC化を推進したいと思っているようですが、個人的には無理だと思います。共同化や作業請負なんて殆どが地域農協が農事法人を作って提供してますから、農家自体がLLPやLLCを設立するメリットなんて殆ど無いと思います。 私がわかるのはこの程度です。

参考URL:
http://www.maff.go.jp/ninaite/menu3/llp_seido.pdf
myissue
質問者

お礼

ありがとうございます。新規参入という観点は全く考えていませんでした。また、法人格の有無に関するお答えも助かりました。 再び、質問となってしまい恐縮ですが、私見で構いませんのでご意見を聞かせていただければ幸いです。 >仕入れから販売と殆どが農協とのやり取りになります。 LLP化した農家は、農協に頼らず、自分たちで販路を開拓するものだと思っていましたが、結局、農協との取り引きが基本なのでしょうか? 従来と変わらず、農協と仕入れ・販売の取引をするのであれば、LLP化するメリットって何でしょうか? お手数をおかけして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。

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