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身上を「しんしょう」と読むのは...
身上をしんしょうと読むのは中国のどこの地方の読みの傾向でしょうか?(呉音とか、ありますよね?)
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一応の回答は、No.3の方のおっしゃるとおりです。しかし、それらの発音は中国人の発音と同じであったかというと、そうではありません。中国では一字が一音節でしたが、日本人が発音を真似て取り入れた時、それは多くの場合、2音節になっていました。特に「入声」と呼ばれる漢字の発音は「一、質、切、別」などが「イチとイツ、シチとシツ、セツとセチ、ベツとベチ」など二様の取り込み方がありました。 話が質問からそれましたが、「身上」を「シンジョウ」という呉音で受け入れた時は、「みのうえ」と訓が当てられたように、その人の身に関する事柄を表すことが普通で、(別の用法もあります、また「シン」は呉音も漢音も同じです)結婚の時に「身上書」といって、その人の本籍地や家族等々を書いたものを渡しますね。 ところが、漢音で「シンショウ」と言うときは、財産を表す時に用いたもので、本来中国にはなかった意味用法のようです。
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- luune21
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ジョウは呉音で ショウは漢音です。 呉音が古く最初に伝わった読みです。仏教とともに輸入されたので特に仏教関係に多い語ですね。揚子江流域の南方のことばで、やわらかいひびきに特徴があります。 漢音は遣隋使や遣唐使によって入ってきた読みです。きっと長安の都付近のことばでしょう。呉音にくらべやや硬い音です。
- jayoosan
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台湾語(台湾の現在の国語である北京語を基にしたものではなく、福建あたりから昔はいってきた言葉)で sin siong と発音するケースがあるようです。 中国ですと、福建省あたりかもしれません。 あの地域の読みは、日本と共通するものが多いです。
- mataoyu
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以下は、あくまで、わたし個人の推論です。 「上」の字を「しょう」と読む中国の発音はなかったのではないでしょうか。 「身上」は「しんじょう」とも「しんしょう」とも読むことは、ご存じでしょうが、かつては、仮名で書くときは、濁点は用いられなかったことがほとんどでした。 で、「しんじょう」とは違う意味で用いられるときに、誰かが「身上」と書くところを「しんしょう」と仮名で書いて、それをそのまま「しんしょう」と読むと区別できることが分かり、今に至っているのではないでしょうか。