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アメリカの貿易赤字について

アメリカの貿易赤字がここ10年で急増しているのはなぜですか?中国の人民元切り上げで解決するのでしょうか?

  • 経済
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みんなの回答

  • eikowings
  • ベストアンサー率39% (125/314)
回答No.7

基本的に貿易収支の赤字や国際収支の赤字を為替調整のみで乗り切ろうとしても無駄です。過去の歴史において、アメリカでは、必ずといって良いほど、アメリカ人の政治家によって悪用されるのが、為替調整論と市場開放要求です。しかし、アメリカの場合、輸入が明らかに多いのです。90年代から、景気が拡大し続けています。輸入量が増えるのは当たり前です。これを止めるには、総需要抑制政策(財政、金融)です。しかし、アメリカ経済を信用している投資家は世界中にいて、現にアメリカ人に金融してあげても良いと思っている銀行、投資ファンド、機関投資家等がたくさん居ります。従って、アメリカ人は、お金に困る事がない。そうなると、貿易収支改善のために、総需要抑制政策を打つ意味がないという事になります。一方、政治家は、一票が欲しいですから、人気取りのために、保護政策をマスコミなどを使って主張します。為替を調整して、アメリカのものを買えと、人気取りのために、棍棒を振り上げるのですが、経済学的には、先ほども申し上げたように、マクロ政策がもっとも有効な貿易不均衡問題を解決する方法なんです。 トピックから外れましたが、貿易収支悪化原因は、景気の拡大から、不均衡が拡大したというのが答えだと思います。もし日本も、景気が拡大すると、所得が増えますので、その分輸入品の拡大が増え、貿易収支は、悪化すると思いますよ。しかし、一時的な貿易収支の悪化は、日本にとって全く問題ありません。

  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.6

ここは議論の場所じゃないので、#5に対する反論は書かないことnします(^_^;)

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.5

> 各国の経済が発展し、貿易量は増えると、それに比例してドルの赤字が増えているという事実に経済学者は誰も言及しないのが不思議なのです。 既に 1980 年代までに言及され、研究され、否定されています。 各国の貿易量とアメリカの貿易赤字はリンクしていません。例えば日本とメキシコの貿易が増えたとしても、アメリカの貿易赤字には全く関係ありません。 > 世界基軸通貨であるドルは世界貿易にとって決済のための手段として欠くべからざるもので、それが不足すると世界規模のデフレが起きるのは一国の通貨の発行量が減るとそれはデフレに繋がるのと全く同じなのです。 とありますが、前段は正しいのですが、後段は誤りです。 貿易赤字が明日止まったとしても、アメリカ以外の国の間の貿易にはほとんど影響ありません。例えば日本とメキシコで貿易する場合、一旦ドルにしてそれからメキシコペソに替えるのですが、この時ドルは動きません。ただ、担保として各国中央銀行が「外貨準備」を持っている必要があります。 逆に言えば、外貨準備の積み増しが必要ない現在のような状況では、アメリカが貿易赤字であろうと黒字であろうと、アメリカ以外の、例えば日本とオーストラリアの貿易には全く影響しません。 > アメリカが双子の赤字でジャブジャブドルを垂れ流しているというのはアメリカの無策のせいである 別段、アメリカの無策という気はありません。 しかし、100万円稼いで150万円使えば、足りない50万円は借りるか持っているものを売るしかないわけです。貿易赤字はこの「足りない50万円」であり、その原因は「稼いだ以上に使ったから」に他ありません。 国民経済計算の式を見てください。 Y = C + I + G + X - M 稼いだ額 Y よりも多く C + I + G と支出すれば、貿易は赤字になります。ここには他国と他国の間の貿易は全く入る余地もないのは明かです。 要するに、貿易赤字は基本的に「国内問題」なのです。

  • asgrnr
  • ベストアンサー率17% (37/217)
回答No.4

「ここ10年での急増」ということへの回答は、単にアメリカ経済が好調だからということではないでしょう。 貿易赤字がなんたるかは他の人に説明を委ねるとして、貿易赤字とは逆説的には財の流入であって、それを消化できる体力がアメリカにはあるということだと考えます。 もしアメリカでの消費マインドが低下するようなことがあれば赤字額も減少するのではないでしょうか。

  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.3

 アメリカの赤字は今に始まったわけではなく、ニクソンショックの頃以来ずっとなのです。1980年頃以来、日本が抜け出し、それから台湾、韓国、シンガポールがこれに続き、今は中国、ロシア、ブラジル、インド、ブラジルがこれに続こうとしています。各国の経済が発展し、貿易量は増えると、それに比例してドルの赤字が増えているという事実に経済学者は誰も言及しないのが不思議なのです。  経済というのはいわば自然現象で、必要ではないことは起きないのです。では何故必要かというと、世界基軸通貨であるドルは世界貿易にとって決済のための手段として欠くべからざるもので、それが不足すると世界規模のデフレが起きるのは一国の通貨の発行量が減るとそれはデフレに繋がるのと全く同じなのです。  アメリカが双子の赤字でジャブジャブドルを垂れ流しているというのはアメリカの無策のせいであると経済学者はいいたいのでしょうが、もしそれがまずいのなら、世界経済はそれを絶対に放置しません。つまり、抑制力が必ず働きます。それが働かないのは世界がドルを必要としているからなのです。もし米国がそれをやめて『健全』な状態を取戻すことにしたら世界恐慌が起きるのは間違いありません。その代りを円かユーロが果さない限りはです。  独りアメリカにいい思いをさせておくのがいまいましいとなれば、みんなが合意して世界通貨を創設し、国連の特別引き出し権のような格好で国力に応じ、それを配分することで解決するかも知れませんが、通貨は金本位ではないので信用の裏打ちが必要です。だから当分世界通貨は難しいでしょう。  したがって米国が世界経済の伸び分くらいの率で赤字を増やしてくれていれば四方丸く収まるでしょう。  人民元の切り上げは結局中国を利するだけのことで何の解決にもなりません。それでアメリカの対外赤字が減ることは世界の購買力を削ぐことになり景気後退の引金になりかねませんね。日本のドルレートが360円から110円になったことでどんなに日本が潤っているか計り知れないものがあるのを見ても明らかです。それで日本の対米黒字が減ったでしょうか? ノーでしたね。

ochimusya-spirit
質問者

お礼

ありがとうございます。 大変参考になりました

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.2

アメリカの貿易赤字は、いわゆる双子の赤字が原因です。 国民経済計算の恒等式 Y = C + S + T Y = C + I + G + X - M から、 S - I = (G - T) + (X - M) が成り立ちます。アメリカの場合、貯蓄率は非常に低いレベルなので、貯蓄投資バランス S-I は0又は負の水準です。 G-T は政府支出から税収を引いているので財政赤字額です。また X-M は輸出から輸入を引いているので貿易黒字額になります。したがって、投資期が成り立つためには、財政赤字額が増えれば貿易赤字も増えなければ成りません。 この構造は、もうすこし式をいじって S + (M-X) = I + (G - T) のほうが分かりやすいですね。 つまり、右辺の国内の投資および政府の財政赤字を埋めるのに、国民の貯蓄で足りない分は貿易赤字(≒海外からの借入)で賄っている、という構図です。 要するに、中国の人民元のレートの問題は、確かに問題ではあるものの、大規模な貿易赤字を説明できるほどの問題ではなく、アメリカの貿易赤字はあくまでアメリカ国内の問題であるということです。 この10数年ほどはアメリカは基本的に好景気で投資が活発であり、また、クリントン大統領治下を除いては財政拡大路線(財政赤字)でしたので、このような構図から貿易赤字が続いているのです。

  • nrb
  • ベストアンサー率31% (2227/7020)
回答No.1

中国の対米赤字が・・・増加してるからですよ ちなみに 今年は 今年の対米貿易黒字は1000億ドルを超えですよ 月に1兆円もの巨額です 6月の中国は 中国税関総署が10日発表した6月の貿易収支(速報)によると、6月の貿易黒字は前年同月比49.0%増の145億ドルで、単月では過去最高となった。上期(1~6月)の黒字は614億ドルと前年同期比54.9%増。

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